『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
JR大阪環状線の弁天町駅に隣接して建つ交通科学博物館は1962(昭和37)年にオープン。以来、西日本を代表する博物館のひとつとして親しまれてきました。
特に目を引くのは、屋外にずらりと並んだ車両の面々。明治から昭和にかけて活躍した車両が美しい姿で残されています。
1階のレストランはかつてのブルートレイン20系客車の食堂車を利用したもので、土曜・休日には軽食の、平日には駅弁の販売が行なわれています。
2002(平成14)年に整備されたプラットホーム・プラザには鉄道記念物・準鉄道記念物をはじめ数々の貴重な車両が揃っています
1979年に最高速度517km/hを記録したML-500形リニアモーターカーがお出迎え
予讃線の特急停車駅、伊予西条駅。四国鉄道文化館は、その東隣りにある「鉄道歴史パーク in SAIJO」というエリア内の「十河信二記念館」、「観光交流センター」とともに当エリアを構成する施設のうちの1つ。
四国鉄道文化館の展示品の目玉は、動態保存のDF50形電気式ディーゼル機関車1号機。隣接する予讃線から分岐し、館内に引き込まれた軌道を使用して実際に走ることができるよう準備されています。
館内には四国に馴染みの深かったDF50形と、十河信二ゆかりの0系新幹線電車が保存されています
建物は独特のスタイルをした威風堂々たるもの
いまや一大観光地と化した門司港レトロ地区。九州鉄道記念館は、その地区の中心に位置する保存展示施設です。本館は1891(明治24)年に建てられた赤レンガ造りの初代九州鉄道本社社屋を転用したものです。常備展示物では、九州の鉄道の歴史を中心に紹介。車両展示場には、九州の鉄道近代化に貢献したかつての花形車両が並んでいます。
本館に隣接しているミニ鉄道公園にはレールが設けられており、JR九州のミニチュア車両に乗車、運転することができます。
本館内には旧九州鉄道の客車など、貴重な写真が数多く展示されています
JR九州の主力車両を模したミニ列車が運転できるミニ鉄道公園(1回300円)
北海道鉄道技術館
JR北海道苗穂工場に作られた記念館。C62 3、キハニ5005など貴重な車両が保存されています。
http://www3.tky.3web.ne.jp/~jrnaebo/
青函トンネル記念館
青函トンネルの構想から完成までの歩みを学ぶことができる記念館。実際に使用された坑道の見学も可能です。
http://seikan-tunnel-museum.com/
碓氷峠鉄道文化むら
横川機関区の跡地を利用して作られた鉄道公園。トロッコ列車や園内を一周する蒸気機関車「あぷとくん」などが楽しめます。
http://www.usuitouge.com/bunkamura/
青梅鉄道公園
1962(昭和37)年に開園した施設。国鉄最後の新製蒸気機関車E10形など、貴重な車両が多く展示されています。
http://www.ejrcf.or.jp/ome/
山梨県立リニア見学センター
山梨リニア実験線の走行シーンを見学できる施設。リニア関連のお土産も豊富に揃っています。
http://www.pref.yamanashi.jp/linear-kt/k-center/top.html
長浜鉄道スクエア
現存する最古の駅舎「旧長浜駅舎」を中心とした保存展示施設。鉄道の歴史を楽しく学ぶことができます。
http://www.nagahamashi.org/tetsudou/
梅小路蒸気機関車館
18両の蒸気機関車が保存されている博物館。扇形車庫から転車台へ向かう、現役の蒸機を見ることができます。
http://www.mtm.or.jp/uslm/
※この記事は、「鉄道ダイヤ情報」2008年10月号を再構成したものです。
交通新聞社:鉄道ダイヤ情報
※掲載されているデータは平成20年10月現在のものです。