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まだまだ知られざるご当地の味 行って食べたい!ニッポンA級発掘グルメ

vol.12 太良のガザミ(ワタリガニ) [佐賀県太良町]


竹崎カニのおいしさをダイレクトに味わうなら「塩茹で」が一番。ひと口かぶりつけば、凝縮された旨味と独特の甘みが押し寄せる。カニみそと絡めるのはもちろん、生姜酢や胡麻酢を付けるのもおすすめ

夏場に豊漁期を迎えるオスガニに対し、メスガニの旬は12~5月。この時期のメスは身の旨味が濃厚で、内子(卵)がたっぷり詰まっている。春先は内子を持ったメスガニをぜひ!

新鮮だからこそ提供できる刺し身は、瑞々しくプリッとした食感。歯応えがあり、茹でカニとはまた違った優しい甘みが楽しめる。

町内には、腰痛や神経痛によいとされる天然温泉の旅館が点在する。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉。各宿とも有明海を見渡す展望風呂が名物で、夜の露天風呂では満天の星空を楽しむことができる。温泉で疲れを癒した後は、竹崎カニのフルコースを楽しみたい

竹崎カニのハサミの形をイメージして作られた人工の海水浴場。海のほか、標高996mの多良岳登山もおすすめで、7月下旬から8月上旬にかけてはヒガンバナ科のオオキツネノカミソリが見ごろを迎える

365日毎日が旬!春でも旨い竹崎カニ

 佐賀県の最南部に位置する太良町は、西に霊峰多良岳、東に有明海を有する山と海に囲まれた町。温州みかんをはじめ、不知火(しらぬい)・はるか・イヨカンといったみかんの一大産地であると同時に、ブランドガニ「竹崎カニ」の漁場としても名を馳せる。
 竹崎カニとは「ガザミ」というワタリガニの一種のことで、有明海の竹崎近海で獲れるものをこの名で呼ぶ。甲羅は青みがかかったオリーブ色。大きいものだと25㎝以上にも成長する。

 ワタリガニは全国各地で獲れるが、竹崎で獲れるそれは格別だという。その秘密は生息地である有明海に隠されている。
 実は、太良町沖の有明海は干満の差が最大6mと、日本一を誇る場所。満ち潮の時から刻一刻とその姿を変え、干潮時には広大な干潟が姿を現す。この干潟にはワタリガニのエサとなるプランクトンや小動物が多く生息しているのだが、1日1回太陽の光を浴びることで遠赤外線をたっぷり吸収。栄養満点となったエサを摂ることで、太良の海で育ったワタリガニは、最高の旨味を持った「竹崎カニ」へと成長していく。

 「カニ」と聞くと冬のイメージだが、竹崎カニの漁の時期は通年。つまり、365日毎日が旬! 豊漁期は夏から秋にかけてで、この時期に獲れるオスガニは甘い身とコクのあるカニみそが特長だ。対して、冬から春にかけては、内子(卵)が詰まった濃厚な身のメスガニが美味とされている。同じ食材でありながら季節ごとに違った味わいが楽しめるのも、竹崎カニの魅力と言っていいだろう。

 地元での最もスタンダードな食べ方は、通称「姿煮」と呼ばれるシンプルな塩茹で。甲羅に付いたカニみそに熱い日本酒を注いで飲む「甲羅酒」も通をうならせる逸品だ。歯応えが倍増する炭火焼きや、プリッとした食感の刺し身、天ぷら、雑炊、釜飯など、その料理の幅は広い。また、脱皮したてのやわらかいカニの天ぷらは、地元でも貴重とされる最高の珍味。ハサミや足、殻まで丸ごと食べられるので、機会があればぜひ味わっておきたい。

 カニの専門店だけで10軒以上も存在する太良町。実は温泉の町でもあり、カニ料理でもてなす宿も、民宿1軒、温泉旅館9軒と充実している。絶品の竹崎カニと海を見渡す絶景露天風呂で、日頃の労をねぎらってみてはいかがだろうか。


SPOT いざ、ガザミ(ワタリガニ)を食べよう!

シンプルな塩茹でを筆頭に、焼きガニ、刺し身、天ぷらと、調理方法により食感や味わいの印象ががらりと変わる竹崎カニ。中には、ひつまぶしならぬ“かにまぶし”やカニちゃんぽんなるオリジナルメニューを手掛ける店舗も。
竹崎カニの料理のバリエーションはまだまだ広がっていきそうだ!

多彩な旨さをおまかせのフルコースで|堪能割烹 ひさご

メニューがないので料理はおまかせ。「竹崎カニをメインで」と伝えれば、予算に合わせたコースを楽しむことができる。たとえば、一番お手軽な3,150円のコースでも、茹でカニ1杯、カニ雑炊、カニ汁のほか、小鉢2品や一品料理などが付く盛りだくさんの内容。裏メニューで提供する「がねめし」は、濃厚なカニみそやカニのエキスなどと和えたほぐし身が熱々ごはんの上にたっぷりのる。

コース:3,150円~ ※要予約
がねめし:1,890円 ☆今回3名様にプレゼント!
詳細は記事下部へ↓
営業時間:11:00~21:00、火休
住所:藤津郡太良町太良畑田1763
交通:JR長崎本線多良駅から徒歩3分
TEL.0954-67-0066 店ホームページはコチラ

ひつまぶし感覚で カニのおいしさを何度も味わう|旅館 豊洋荘

1日20食限定の「かにまぶし」は、白いご飯の上に手むきされた竹崎カニが1杯以上ものる贅沢料理。殻むきの煩わしさがないばかりか、1つ頼めばさまざまな味が楽しめると評判だ。まずはカニみそと和えて、その次はピリ辛韓国風のケジャンのまぶしダレで、さらにはポン酢、お茶漬けと、ひつまぶしの要領で、異なる旨さを堪能しよう。カニ入り茶碗蒸しと漬け物、2種類のデザート付き。

かにまぶし:2,730円(大盛り3,130円) 
竹崎カニコース:4,620円~
営業時間:11:30~15:00・17:00~20:00(夜は要予約)、不定休
住所:藤津郡太良町大浦丙1099-5
交通:JR長崎本線多良駅・肥前大浦駅から無料送迎あり
TEL. 0954・68・3545 店ホームページはコチラ

竹崎カニが丸ごと1杯!なんとも豪快な贅沢チャンポン|御食事処 海望

名物は、茹でカニが1杯丸ごとのった豪快な「かにチャンポン」。食べやすいようにカットされた竹崎カニのほか、キャベツ、ニンジン、タマネギ、モヤシ、キクラゲ、かまぼこ、海老といったたっぷりの具がのる。濃厚なカニみそを溶かし入れた昆布ベースのスープも旨味全開。カニの旨さを余すことなく楽しめる。このほか、カニの出汁で炊いた風味豊かな釜飯もぜひ味わいたいところ。

かにチャンポン:1,750円 
かに釜飯:1,200円(茹でカニ付きは3,000円~) 
かにコース:4,000円~
営業時間:10:00~21:00、不定休
住所:藤津郡太良町大浦丁1868
交通:JR長崎本線肥前大浦駅から徒歩15分
TEL.0954・68・2723 店ホームページはコチラ

周南市のとらふぐ知識&とらふぐ料理を提供する飲食店・宿泊施設情報はコチラ 周南市とふぐ

ACCESS いざ、太良町へ行こう!

<大阪方面から>

JR新大阪駅から九州新幹線「さくら」で約3時間の新鳥栖駅下車、
JR長崎本線に乗り換えて約75分の多良駅下車(所要時間約4時間15分)

<博多方面から>

JR博多駅から「特急かもめ」で約60分の肥前鹿島駅下車、
JR長崎本線に乗り換えて約20分の多良駅下車(所要時間約1時間20分)

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<博多駅から通常期に利用した場合><博多駅から旅名人の九州満喫きっぷ利用の場合> ●「佐賀往復フリーきっぷ」の詳細はコチラ

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取材・執筆・構成:松井さおり(teamまめ)
写真提供:太良町観光協会
※掲載されているデータは平成25年3月現在のものです。

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