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銘菓通王が選ぶ ニッポン 駅スイーツ図鑑

旅先で、出張先で、何をお土産に買おうか迷ったことはありませんか? せっかく買うなら、その土地ならではの美味を買いたいもの。このコーナーでは毎回、全国のスイーツを食べ歩く銘菓通王・中尾隆之さんに、駅や駅周辺で買えるオススメの駅スイーツを厳選紹介していただきます。

※値段・営業時間等は平成21年7月現在の情報です。来店の際には、事前にご確認ください。

Vol.4 熊本駅で絶対買いたい! 大人気スイーツ

古墳時代から幕末・近代にわたり、文化の香り高い熊本。熊本ラーメンや馬刺しも人気ですが、スイーツも負けてはいません! 上品な伝統の味、元気いっぱいの南国の味、 大人気の熊本スイーツをぜひ駅で。

誉の陣太鼓(お菓子の香梅)

なめらかな小豆の風味にひそむ上品な甘さ

 黄金色の紙箱の中から現れる金色のフィルムに包まれた円形のお菓子。どっしりと重量感のあるその姿はまさしく陣太鼓のようです。添付のギザギザ歯付きナイフで十文字に切り分け、フィルムをはずして口に運ぶと、寒天で半練り状に流し固めたつややかな小豆餡とモチっとした求肥が見事に混じり合います。

 小豆は最高級といわれる北海道産の大納言、水は阿蘇の伏流水と原材料を厳選。甘さは割に抑えめですが、滑らかな舌触りの中から小豆の風味、美味が引き立ちます。熊本を代表する上品な味わいの銘菓です。

 生菓子ですが、密閉包装なので60日間、そのみずみずしさを味わえます。金色のパッケージと陣太鼓の味わいに元気が出そう。幸福な“舌鼓”を打てることでしょう。

データ
値段
筒型1箱4個入り650円など
販売場所
JR熊本駅構内ほか
本店所在地
白山本店 熊本県熊本市白山1-6-31
TEL.096-371-5081
9:00~20:00、無休
ホームページ
http://www.kobai.jp/

阿蘇ジャージー牛乳・ドーナツ棒(かどの駄菓子屋・フジバンビ)

サクッとした独特の食感とミルクの風味

 阿蘇山麓の牧場で育てられたジャージー牛。その新鮮でカロリーも脂肪分も豊富な牛乳と、鶏卵、砂糖、蜂蜜などを小麦粉に練り込んで揚げた長さ6cm、幅2.5cmほどの一口サイズの揚げドーナツです。 油で揚げているにもかかわらず後口さっぱり。サクッとした歯応えで飽きのこないミルキーでコクのある甘さに、つい3つ4つと手が伸びてしまいます。
 個別包装されているので日持ちも良く、何より手頃な値段が魅力です。幅広い層に好まれるスイーツでしょう。また、袋や箱を彩るメルヘンチックな絵は、熊本出身の絵本作家・画家の葉祥明さんの手によるものです。

 沖縄産黒糖の風味たっぷりの「黒糖ドーナツ棒」や、上質のアカシア蜂蜜を使った「ひとくち蜂蜜ドーナツ棒」も、子供から年配者にまで人気があります。

データ
値段
1袋350円、1箱700円など
販売場所
JR熊本駅Kioskほか
本店所在地
四方寄総本店 熊本県熊本市四方寄町字北原1445-2
TEL.0120-88-5910
10:00~18:00、元日休
ホームページ
http://fujibambi.co.jp/

松風(正観寺丸宝)

1包み20~23枚が入った繊細で風雅な味わい

 小麦粉、砂糖、鶏卵などを混ぜ合わせて熟成させた生地を薄くのばして、上下から焼いた表面にケシの実をまぶし、短冊形に切った焼き菓子です。厚さは1.2mmと極薄く、歯触りはサクッとして、香ばしさの中から上品な甘さが広がります。

 南北朝時代、領主だった菊池一族が京都からこの地に伝えた菓子といわれます。当初は京都の「松風」のようにカステラ風で厚みがあったようですが、次第に変化して、日本一薄い和菓子として知られるようになりました。風雅さと上品さから茶菓にも好まれます。

 砂糖に甜菜(てんさい)糖を使っているのも大きな特徴です。元々、熊本市の北東に位置する菊池市の古くからの伝統菓子ですが、熊本を代表する銘菓として、熊本駅などで買うことができます。

データ
値段
1箱8包み入り525円、16包み入り1050円
販売場所
JR熊本駅Kioskほか
本店所在地
熊本県菊池市隈府1097-2
TEL.0968-25-3721
8:00~18:30、日曜休
ホームページ
http://matukaze.e-kikuchi.jp/

銘菓通王・中尾隆之
北海道生まれ。
1年の3分の1を町並み、和菓子、鉄道、温泉などの取材で全国各地飛び回る旅行作家。
テレビ東京系列の『TVチャンピオン2』の全国土産銘菓通選手権で優勝、チャンピオンに。

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