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ちょっと気になる鉄道雑学Vol.5 鉄道の信号機

踏切やプラットホームで、普段さりげなく目にしている鉄道の信号機。
これはどのような役割を果たしているのでしょうか。

  • 鉄道の信号機
  • 鉄道の信号機とは、発進や停車といったシグナルを送り、線路前方の状況を運転士に伝えるための機器のこと。
    道路の信号機との違いは、運転状況によって伝える信号が変化する点にあります。 信号機が設置されているのは、主に踏切や駅のプラットホームの手前、閉塞区間の先頭など。

  • 信号機はいつできたの?
  • 鉄道が世界で初めて開通したのは、1830年、リバプール・アンド・マンチェスター鉄道。 その時は、まだ鉄道に信号機は備え付けられていませんでした。しかし安全面での問題から、列車に対して手信号で指示を伝えるようになりました。続いて、手旗を用いるようになり、夜間はランプを使って示すようになりました。 初めての鉄道信号機が登場したのは、1834年のリバプール・アンド・マンチェスター鉄道。 赤い板が棒の先に取り付けられており、板の向きによって指示を与える仕組みになっていました。これが次第に形を変えていき、現在使われているような信号機になりました。

こんな信号機、みなさんもよく見かけませんか?

信号機はいつできたの?
私たちが普段よく目にする色灯式信号機(色とその点灯位置の組み合わせで示す信号機)の5灯式(1つの信号機で5種類の信号を示すことができる)を例に、シグナルの色の見方を紹介します。
左の写真は、黄色が2つ点灯しているので、「警戒」の信号。
右の写真は、緑色が1つだけ点灯しているので、「進行」の信号ということになります。
  • 黄色が2つ点灯

  • 緑色が1つ点灯

信号機はいつできたの?
ひとえに信号機といっても、種類は実に様々。
灯火が2つのもの(2灯式)から5つのもの(5灯式)まである「色灯式信号機」、2灯以上の灯火を使い、点灯の組み合わせで示す「灯列式信号機」や、腕木の角度で示す「腕木式信号機」などがあります。
そのなかでも信号機を、常置信号機と臨時信号機の大きく2つに分類することができます。
常置信号機とは、常に設置されている信号機のこと。用途や仕組みなどによっていろいろな種類の信号機(場内信号機、出発信号機、高速信号機など)があります。
それに対して、臨時信号機とは、工事などで徐行が必要な区間の始まりに設置される徐行信号機や、その500メートル手前に設けられる徐行予告信号機、徐行区間の終わりに設けられる徐行解除信号機などのことを指します。

灯列式信号機のひとつである中継信号機。前方の見通しが悪い所に設置され主信号機の信号を中継する。横並びが「停止」、斜め並びが「制限」、縦並びが「進行」を表す

新幹線の線路には信号機がない!?
ところで、新幹線やモノレール、新交通システムの線路・軌道脇に信号機がないことを、みなさんはお気づきですか。その代わりに運転台に信号機(車上信号機)が設けられていて、走行可能な速度の上限が速度計のまわりに表示されます。例えば、新幹線は、走行速度が速く、線路脇の信号機では運転士が目視しにくいため、また、都市部の線路などは運転密度が高いためです。

これらの信号機は、基本的にはコンピューターによって制御されており、列車間には一定の間隔が保たれるようになっています。
列車の運行は、様々な信号機の組み合わせによって支えられているのですね。

次回は、難読駅名(2)ほか を紹介します。

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