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テツペディア ちょっと気になる鉄道雑学 Vol.11 列車のシート

普段あまり列車の設備について意識しない人でも、列車のシートについて気になっている人は少なくないかもしれません。
クッションがふかふかのシート、車窓が良く見える配置のシートなど、その形や材質、タイプは様々。
今回は、そんなシートについて紹介します。

ロングシートとクロスシート

列車のシートは主に、ロングシートとクロスシートの2種類に分けられます。
窓を背にして座る横に長いシートはロングシート(縦座席)と呼ばれ、主に通勤電車に用いられます。ロングシートといってもその長さは列車によって様々で、座ることのできる人数は決まっています。
ちなみに、シートの幅はJIS(日本工業規格)によってタイプごとに規格が定められていて、ロングシート1人分の幅は昭和54年(1979)に43cm以上と定められました。
しかし実際は、この規格よりも1~2cm広く作られています。

ロングシートは多くの乗客を運ぶことができる座席配置

一方、座席が進行方向(あるいは対面)を向いて設置されている座席は、クロスシート(横座席)と呼ばれ、主に新幹線や特急列車といった長距離列車に設置されています。

クロスシートは車窓を眺めるには格好の座席配置

この他にも、セミクロスシートやコンパートメントがあります。
セミクロスシートは、ロングシートとクロスシートを組み合わせたシートで、近郊型車両に多く用いられています。
コンパートメントは、座席を向かい合わせに設置した個室タイプのシート。仕切板などで通路や他の座席と区切られ、その区画を1つの単位として販売されているものをいいます。導入されている列車は多くはありませんが、「成田エクスプレス」や「ひかりレールスター」などで見ることができます。

手前がロングシートで、奥がクロスシートになっている

黒と赤が基調の「成田エクスプレス」のコンパートメント

いろいろなタイプのシート

収容式シート
折りたたみ式になっているシート。車両の混雑時は閉じて収納することができ、より多くの乗客を運ぶことができます。
回転式クロスシート
シートの向きを変えられるシート。通常は、進行方向を向いていますが、シートを回転すれば向かい合わせで座ることができます。ペダルを踏んで手動で回転させますが、自動で一斉に向きが変えられる車両もあります。また、背もたれを動かして向きを変える転換式クロスシートもあります。
リクライニングシート
グリーン車や優等列車の座席に代表されるように背もたれを傾斜させることのできるシート。フットレストが付いている場合もあります。

ユニークな列車シート

リレーつばめ
DXグリーン(写真)は、グリーン席よりさらに上のグレードをいく3席限定の座席。リクライニングシートは、ほぼフラットになるまで倒すことができる
スーパー宗谷
グリーン車のシートは高級感あふれる牛革製。フットレストが付いているのも嬉しい
SLニセコ号
青い生地がよく映えるレトロ調のシート
SLやまぐち号
1号車の展望室には優雅なソファーが置かれている
びゅうコースター風っこ
木の温もりが感じられる木製のベンチ

シートのタイプの多様性もさることながら、デザインや材質も様々。
乗客に快適で楽しい列車旅をしてもらうために、用途や利便性に合ったシートが考えられているのですね。

書籍紹介

JR新型車両コレクション 改訂版

  • ●定 価 1,680円(税込)
  • ●仕 様 A4変型判 160ページオールカラー

次回は、「花の名前が付く駅名」を紹介します!

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