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テツペディア ちょっと気になる鉄道雑学 vol.15 手回り品

レジャーの季節。列車に乗って旅行に出かける人も多いのではないでしょうか。
ところで、列車内に持ち込める荷物と持ち込めない荷物があることをみなさん知っていますか?
ペットを連れて乗車することは可能? 自転車は列車内に持ち込める?
今回は、そんな疑問にお答えします。

まずは手回り品クイズに挑戦!

Q.次の中から、列車内に持ち込むことができる手回り品を選んでください。

  • 1.肩にのったおとなしいインコ
  • 2.虫かごに入れたクワガタ
  • 3.種火が付いた七輪
  • 4.折りたたみの自転車
  • 5.ケースに入れた猫
  • 6.コントラバス
  • 7.動物のふん
  • 8.袋に入れたサーフボード
  • 9.おとなしいヘビ
  • 10.密閉パックに入れたミミズ

答えはページの一番下にあります

車内に持ち込めない荷物ってどんなもの?

「危険品、暖炉・コンロ、動物、死体、不潔なもの、臭気を発するもの、他のお客さまに危害を及ぼすおそれのあるもの、車内を破損するおそれのあるものなどは車内への持ち込みはできません。」
『JR時刻表』の手回り品の掲載ページには、このように書かれています。

一見すると常識の範囲内のように思えますが、動物も該当項目に。
たまにペットを車内に持ち込んでいる人を見かけますが、あれは違反なのでしょうか?

実はそんなことはありません。上の記述に加えて、「※少量の小鳥、小虫類、初生ひな、魚介類でケースに入れたものは除きます。」という注記があります。つまり、ケースに入れた小さい生き物であれば、持ち込むことができるのです。

車内に持ち込めない物・持ち込める物

犬や猫は実は列車には持ち込めない?

上の記載には“犬”や“猫”の文字が見当たりません。
本当は持ち込んではいけないのでは!?
いえいえ、ご安心を! 犬や猫を連れて乗車することは可能です。
ただし、有料で大きさも規定されています。

『JR時刻表』には、
「小犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物(猛獣やへびの類を除く)で、
・長さ70センチ以内でタテ・ヨコ・高さの合計が90センチ程度のケースにいれたもの
・ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内のもの」

とあり、その際、手回り品料金として、1個(匹・羽)につき270円かかります。乗車する駅の改札口などで荷物を見せたうえで、「普通手回り品きっぷ」を購入すれば、持ち込めるのです。

犬規定の大きさを超える動物を車内に持ち込むことはできませんが、例外的に、盲導犬、介助犬、聴導犬を使用者本人が随伴する場合は認められています(法に定める表示等を行なっている場合に限る)。

普通手回り品きっぷ

JR東日本の「普通手回り品切符」。
距離に関係なく、270円で購入可能。

自転車は列車に持ち込めるの?

車内に持ち込める荷物として、
「携帯できる荷物で、タテ・ヨコ・高さの合計が250センチ(長さは2メートルまで)以内、重さが30キロ以内のものを2個まで持ち込むことができます。(ただし、傘、つえ、ハンドバックなど身の回り品は個数に数えません。)」
と『JR時刻表』には記されています。
自転車は無料で持ち込むことができますが、解体して専用の袋に収納するか、折りたたみ式自転車であれば、折りたたんで専用の袋に収納する必要があるのです(競輪選手が使用する競技用自転車であって、解体して専用の袋に収納し携帯するものは有料)。

このほか、スポーツ用品、楽器、娯楽用品などは、長さの制限を超える場合であっても、車内で立てて携帯できるものは持ち込むことができます(専用の袋やケースに要収納)。

自転車

列車における手回り品の取扱いは、紹介した以外にも各鉄道会社の旅客営業規則で細かく規定されています。
もし列車内に持ち込むことができる荷物かどうかが分からない時は、事前に駅に問い合わせてみることをおすすめします。
鉄道はみんなの乗り物。お互い気持ちよく利用したいものですね。

次回は、「列車の冷房」を紹介します!

A.クイズの答え 列車内に持ち込むことができる手回り品は…

  • 2.虫かごに入れたクワガタ
  • 4.折りたたみの自転車
  • 5.ケースに入れた猫
  • 6.コントラバス
  • 8.袋に入れたサーフボード
  • 10.密閉パックに入れたミミズ

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