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富士河口湖で紅葉&ご当地グルメ秋を満喫

アッパレ!! 非の打ちどころがない絶景を眼前にして思わず叫び、パチパチパチと惜しみない拍手を送った。

 裾野をゆるやかに広げ、均整のとれた姿でどっしりと横たわる富士山、凪(な)いだ湖に映る“逆さ富士”も実にお見事。時間を忘れて立ち尽くした。

 富士山の雄姿が見たくて、早朝から河口湖の展望名所・産屋ヶ崎(うぶやがさき)にやってきた。長かった残暑はどこへやら、標高830mの河口湖はすでに秋の気配が濃厚で、10月日中の平均気温は15度前後。11月上旬~中旬の紅葉最盛期に向けて早くも湖畔の木々は色付き始めている。

 河口湖の湖畔には400~500本のカエデがあり、紅葉名所としても人気が高い。富士山を借景に、湖面に赤や黄色の木々が影を映す紅葉は、秋の河口湖ならではの風景だろう。10月27日~11月18日に「紅葉まつり」が開催され、夜には紅葉のライトアップも行なわれる。想像しただけで幻想的だ。その頃にまた来ようと心に決めた。

 絶景もいいが、イガッチの場合はどちらかというと花より団子。これまでも全国でユニークなご当地グルメを楽しんできた。その中でも今回出会った河口湖グルメは1、2を競うユニーク&アイデアメニューといえる。

 まずは、名古屋名物ひつまぶしならぬ「富士まぶし」。富士五湖特産のニジマスを唐揚げにしてご飯と炊き込み、地元の野菜や薬味を添えていろいろな食べ方で楽しむもの。

 1膳目は炊き込みご飯をそのまま食べる。うん、だしがよくご飯にしみている。2膳目はネギやミョウガ、カイワレなどの薬味をのせて。シャキシャキとした薬味の食感と鼻に抜ける爽やかな香りが食欲をそそる。さらに3膳目はフキノトウを和えた柚子コショウをのせ、カツオだしをかけまわしてお茶漬け風に。唐揚げした魚の香ばしさが際だち、さっぱりとウマ~い!

 「10~12月と3~5月にはヒメマスを使った富士姫まぶしもあります。ニジマスよりも身が軟らかくふっくらして、さらに美味ですよ」とこのレシピを考案した長濱旅館の宮下昇さん。再訪する理由がまた増えてしまった。

 次は、河口湖に伝わるかっぱ伝説にちなんだ「かっぱめし」。かっぱの好物であるキュウリの浅漬けをトロロや海苔と一緒にご飯にのせたシンプルな丼。シンプルだけに店によってトッピングや味付けをさまざまに工夫し、約50店がオリジナリティを競っている。

 澄んだ空気に晴れ晴れとした雄姿を見せる富士山、湖面を彩る紅葉、そしてユニークなグルメ。この秋の旅は、河口湖で決まりでしょ!?


ボートや釣りなどレジャー豊富な河口湖。
遊覧船アンソレイユ号も人気だ

河口湖のかっぱ伝説を伝える大池公園のかっぱ像。
表情がユニーク

アートスポットをめぐりながら
湖畔の遊歩道を散策するのも楽しい

いろいろな味が楽しめる富士まぶしは1人前800円(写真は2人前)
その1|富士まぶし

〆はお茶漬け風にサラサラと。柚子コショウの風味がクセになる

定番グルメになる日も近い!?
長濱旅館 Diningさくら

町内5軒で味わえる「富士まぶし」のレシピを考案したのがここ。ヒメマスを使った場合は1200円。入荷がない場合もあるので1日以上前に予約を。

TEL.0555-82-2128。11:00~14:00・18:00~21:30、不定休。富士河口湖町長浜795-1。富士急行線河口湖駅から富士急バス15分の長浜下車すぐ。


季節のトッピングメニューが5種類付いたかっぱめし御膳1000円
その2|かっぱめし

可愛いかっぱが描かれた看板やのぼりが提供店の目印

人間も大好きな味です
露天風呂の宿 開運の湯
ロイヤルホテル河口湖

さまざまなトッピングといっしょに河口湖名物かっぱめし(450円~)が味わえる。11月下旬まではかっぱめし専門の「かっぱてらす」を設置。要予約。

TEL.0555-73-2228。11:30~12:30・18:00~20:00、無休。富士河口湖町船津6713-22。富士急行線河口湖駅から湖畔周遊レトロバス12分の河口湖ハーブ館下車すぐ

紅葉&ご当地グルメのあとは……
富士山の麓 河口湖畔でパワスポめぐり
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