JR九州は9月3~5日に、14系寝台車で九州を一周する団体臨時列車を運転する。
この団体臨時列車は、平成23年7月25日からのテレビ放送完全デジタル化を前に、新たなデジタル放送の魅力を伝えることを目的にNHKとJR九州が協力して企画したもので、特別列車の運転の様子をNHKが『BSデジタル号がゆく! ~ブルートレイン九州一周の旅~』と題して放送する。
列車は、9月3日に門司港を発ち、翌4日に肥薩線を経由して南下。5日にかけて日豊本線を北上し、久大本線・日田彦山線を経由して門司港に至る。3両の14系寝台車編成の牽引は、ディーゼル機関車・DE10形のほか、熊本→人吉間ではSL・58654も担当する。
9月4・5日に組まれる生放送のテレビ番組では、「BSデジタル号」の運転の様子が、デジタル衛星ハイビジョン(BShi)を中心に、NHKの各チャンネルで放送される。 ここでは、気になる列車の運転と、あわせて放送される鉄道番組の概要を紹介しよう。
BShiでは58654が牽引する熊本→人吉間のほか、肥薩線をゆくDLの息吹がテレビで満喫できるだろう(写真=鉄道ダイヤ情報編集部/2009.4.29 西人吉~人吉間)