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大河ドラマ『天地人』の主役 「義と愛」の直江兼続 ゆかりの地を訪ねるローカル線の旅

東京からのモデルルート

  • [東京駅]上越新幹線(MAXときで約1時間30分)
  • [越後湯沢駅]上越線(普通22分)
  • [六日町駅]北越急行・信越本線(普通約1時間20分)
  • [直江津駅]信越本線(普通約1時間30分)
  • [長岡駅]
[六日町駅]北越急行・信越本線(普通約1時間20分) [直江津駅]信越本線(普通約1時間30分) [長岡駅]

* 赤丸・ピンク丸の駅名をクリックすると、各エリアのガイドが表示されます。

謙信の教えを継ぎ、景勝を支え、越後制覇に向けて躍進した地「上越市」林泉寺から春日山城へ

 坂戸城(南魚沼市)から、約60km西方にある春日山(かすがやま)城(上越市)を目指し、北越急行に乗る。

 この路線は金沢と越後湯沢を最速で結ぶバイパス路線で、約半分がトンネル。ところが、トンネルに入るたびに車内の天井に映像が映し出されるシアター・トレイン「ゆめぞら号」が土・日曜・祝日に運行しているので、この列車で直江津方面へ向かえば退屈している暇がない。

 さて、上杉謙信が築いた難攻不落の山城・春日山城は直江津駅の西南約4kmにある。謙信の死後、景虎(かげとら)と景勝の間で家督争い「御館の乱」が起き、景勝軍の猛攻を受け御館は落城。上杉家を継いだ景勝が、兼続とともに春日山城の整備・拡大を図った。

 その春日山城跡の北東端には春日山城史跡広場が広がり、その一画に城跡出土の陶磁器などを展示する「春日山城跡ものがたり館」があり、春日山城の壮大さが実感できる。

 また、謙信が7歳から14歳まで禅の修行と文武の道を学んだ林泉寺(りんせんじ)の宝物館には兼続の「愛の唐(から)の頭(かしら)の旗」、通称「愛の軍旗」が展示されている。

 なお、桜の時期には高田公園で催される「高田城百万人観桜会」を旅のスケジュールに組むこともおすすめしたい。

上越市 アクセス&インフォメーション

アクセス●
JR信越本線直江津駅下車。春日山城跡ものがたり館へは直江津駅北口からバス春日山・佐内線約14分のものがたり館入口下車、徒歩1分。林泉寺へは同バス約15分の林泉寺入口下車、徒歩10分。春日山神社入口に立つ謙信公像へは同バス約20分の春日山荘下車、徒歩20分。春日山城本丸跡までは謙信公像から徒歩約20分。
路線バス「一日フリー乗車券」●
頸城自動車バスグループ運行バスが一日乗り放題。大人1000円、小人500円。土・日曜・祝日限定。問合せは頸城自動車TEL.025-543-3178
観光ボランティアガイド●
「高田公園」「春日山城跡」「親鸞聖人」の3コースあり、上越観光コンベンション協会へ1週間前までに所定の申込書をファックスで。無料。
問合せ●
上越観光コンベンション協会TEL.025-543-2777

標高180mにある春日山城本丸跡。頸城平野から日本海までの雄大な眺望も楽しんで

林泉寺山門には謙信直筆の「第一義」の額が掲げられている。拝観500円。TEL.025-524-5846

林泉寺宝物館に展示されている兼続の「愛の軍旗」

約4000本の桜が3000ものぼんぼりに照らされる夜桜で知られる「高田城百万人観桜会」。4月3~19日。信越本線高田駅からシャトルバス6分

謙信公のかちどき飯

普段は一汁一菜の質素な食事だが、出陣となると山海の幸をふんだんに振る舞った上杉家の「謙信公のかちどき飯」。文献に則り忠実に再現された饗宴料理で、上越市内のホテル・料理店でいただける。問合せは上越観光コンベンション協会TEL.025-543-2777へ。

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