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旬たび☆日本列島(7)

2018年春の栃木旅「花・食・温泉・自然・歴史文化」5つのテーマでめぐる春満開の栃木

栃木生まれのイチゴに出会い、栃木ならではの自然景観や花景色、文化遺産を旅する

栃木は全国的にも有名な『とちおとめ』をはじめ『スカイベリー』などオリジナルの品種をつくり、イチゴの生産量日本一を誇る。「あしかがフラワーパーク」の大藤の圧倒的な美しさ、華厳ノ滝の豪快さは、栃木でしか出会えない感動体験。さらに栃木は、人類の宝である世界遺産を有するのも魅力。日光の絢爛豪華な宗教建築物群は目がくらむほど美しく、大谷寺の素朴で美しい石仏群も見応え満点。足利の日本最古の学校を訪ね、日本を代表する観光地、栃木の魅力を思う存分堪能しよう。

写真は日光市の日光国立公園内にある中禅寺湖。

癒やされ・遊ぶ旅Plan 1

本場・栃木でイチゴを満喫し、とびきりの温泉と自然を堪能

  1. ブドウ、サクランボ、ブルーベリーなどさまざまなフルーツ狩りができる「いちごの里」。イチゴ狩りは完全予約制で、『とちおとめ』か『スカイベリー』どちらかを選択。イチゴ園として栃木でも随一の規模、ということは、つまり日本随一の規模を誇る
  2. 4月中旬~5月中旬に350本以上の藤と5000株以上のツツジが見頃となる「あしかがフラワーパーク」。約600畳の藤棚を形成する大藤が、映画『アバター』に登場する魂の木のようだとされ、2014年にはアメリカのテレビ局CNNの「世界夢の旅行先10カ所」に選出された
  3. 約1300年前に郡司が鹿を追いかけていたところ、その鹿が傷ついた体を温泉で癒やしていたことから発見されたと伝わる。ノスタルジックな木造の建物に浴槽が並ぶ様子や、入浴前に柄杓(ひしゃく)で200回かぶり湯をするなど「効果ある入浴の心得」が木の板に書かれているのも味わい深い
  4. 中禅寺湖の岸壁から流れ落ちる華厳ノ滝。滝を上から見下ろす無料の展望台と、有料のエレベーターで100メートル下っていく観瀑台がある。水しぶきや水煙を上げ、水音を響かせる97メートルの滝は息を呑むような迫力だ

“栃木の春”といえば、赤くて甘いイチゴ。栃木には日本で唯一、県の施設として「いちご研究所」があり、品質向上や品種の開発がされている。そんなイチゴ王国のなかでも代表的な産地のひとつ、小山でイチゴ狩りを楽しもう。「いちごの里」(写真1)では『とちおとめ』はもちろん、まだ扱う観光農園の少ない『スカイベリー』も摘み取り食べ放題ができる。

イチゴ狩りを満喫したら、両毛線に乗って足利へ。「あしかがフラワーパーク」(写真2)の樹齢150年の大藤が枝を伸ばし、約600畳の藤棚が広がる光景は夢のよう。

藤の木の美しさに癒やされたあとは、那須温泉元湯「鹿の湯」(写真3)に。7世紀前半の開湯とされる千年の湯。湯の温度が異なる浴槽が女性用5つ、男性用6つ。泉質も、木造のひなびた雰囲気の建物も素晴らしい。1300年の歴史を感じながら、温泉で癒されよう。

心も体もあたたまったら、日光へと移動。男体山を望む中禅寺湖の美しさや華厳ノ滝(写真4)の迫力は、他では出会えないとびきりの光景。遊覧船で湖をめぐったり、観瀑台で滝を間近に感じたり、自然の美景をさまざまな角度から楽しめるのも、このエリアの魅力だ。

イチゴ王国栃木で摘み取り食べ放題

いちごの里

スポットの情報

イチゴ狩り:とちおとめ5月6日まで、スカイベリー5月中旬まで(要予約)。平日は11時と14時に一斉案内(1日2回)、土・日曜・祝日は10~15時の間に、30分~1時間間隔で案内

料金:とちおとめ狩り1080円(ネット予約の場合)~、スカイベリー狩り1350円(ネット予約の場合)~時期により変動あり

アクセス

東北新幹線小山駅、両毛線栃木駅からタクシーで15分

詳細はこちら

歴史と文化に触れる旅Plan 2

宗教的建築群の美と学問所のアカデミックな情緒に浸る

  1. 神橋が架かる大谷川。中禅寺湖に源を発し東へ流れ、日光市町谷で鬼怒川に合流する。流域には憾満ケ淵(かんまんがふち)などの自然景観や、華厳滝をはじめとした裏見滝、霧降の滝、寂光滝、白糸の滝など著名な滝が多くある。
  2. 弘法大師の作とも伝わる「大谷観音」。アフガニスタンのバーミヤン石仏との共通点も見られ、「日本のシルクロード」とも呼ばれる。脇堂の「釈迦三尊」「薬師三尊」「阿弥陀三尊」とあわせた10体の石仏は大分県の「臼杵磨崖仏」に対し、東の磨崖仏として知られる
  3. 乃木希典将軍を祀る「乃木神社」。宝物館には刀剣、衣服、遺墨、将軍尊像などゆかりの品々が展示され、興味深い。隣接する乃木公園には「乃木別邸」や乃木家の水田跡に水をたたえた静沼などがあり、憩いの場となっている
  4. 江戸時代の姿を復元し、日本最古の学校の歴史を伝える足利学校。「我が国儒学の学灯を伝える学問の府」として全国より学徒が集ったという。足利学校を含む「近世日本の教育遺産群-学ぶ心・礼節の本源-」が文化庁の日本遺産に認定されている

1999年に関東地方で最初に、世界文化遺産に登録された「日光の社寺」。まさに歴史と文化が凝縮する霊地。大谷(だいや)川に架かる「神橋(しんきょう)」が神域への入口だ。日光を開いた人物・勝道上人(しょうどうしょうにん)が二荒山に向かう途中で川の急流に阻まれた。そのとき現れた神・深沙(じんじゃ)大王が放った2匹の大蛇が橋になったといわれている。神橋の出口は通行止めで渡りきることはできないが、橋の上でひとしきり神域に足を踏み入れる感慨にふけり、いざ世界遺産へ。

大谷川とは読みも異なり、つながりはないが、漢字を同じくする宇都宮の「大谷(おおや)寺」へと移動。巨大な大谷石の洞窟内に堂宇が配され、本尊は岩壁に彫られた千手観音の「大谷観音」(写真2)。脇堂の石仏群も必見だ。

那須でも名社を訪ねよう。明治天皇崩御の後、殉死を遂げた乃木希典(のぎ まれすけ)将軍を祀る「乃木神社」(写真3)へ。近くにある、将軍が閑居していた「乃木別邸」も興味深い。

最後は日本最古の学校「足利学校」(写真4)へ。創建は諸説あるが、歴史上明らかなのは室町時代の永享11年(1439)、関東管領・上杉憲実(うえすぎ のりざね)による再興。宣教師フランシスコ・ザビエルも「日本国中最も大にして、最も有名な坂東の大学」と世界に紹介している。日本の学問・文化発展を担ってきた拠点を訪ね、旅を締めくくる。

世界に誇る建造物群と文化的景観

日光の社寺

スポットの情報

拝観時間:11~3月は8~16時、4~10月は8~17時(受付は閉門の30分前まで)

拝観料:日光東照宮1300円、日光山輪王寺(三仏堂・大猷院セット券)900円、日光二荒山神社境内自由(神橋300円、神苑200円)

アクセス

日光線日光駅から湯元温泉・中禅寺温泉・奥細尾・清滝・西参道行きバス8分の神橋下車

詳細はこちら

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