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トレたび列車図鑑

【第50回】
「フルーティアふくしま」*郡山~会津若松間*

オリジナルスイーツが味わえる観光列車

 りんご、桃、梨、ぶどうなど、たくさんのフルーツに恵まれたフルーツ王国・福島県の特色を生かし、車内で福島県産のフルーツを使用したオリジナルスイーツやドリンク類を楽しめる列車として登場したのが「フルーティアふくしま」。車両外観は鶴ヶ城の赤瓦と、古民家の黒漆喰の壁をイメージしたデザインを採用。明治・大正時代の西洋モダンが織りなす沿線の独特な街並みや、雄大な自然との調和も表現しています。

 また、車内は明治・大正時代の近代建築や会津塗の光沢ある質感を基にデザインされた優雅な空間で、郡山寄りの1号車はカフェカウンター、会津若松寄りの2号車はテーブル付きの座席を配置した車両となっています。

 なお、車内では季節に合わせた福島県産のフルーツなどを使用したオリジナルスイーツと、福島県産品を使用したフルーツジュースやホットコーヒーなどのセットを提供。平成27年5月下旬から6月下旬までは「さくらんぼ」を使用したスイーツが提供される予定です。

1 車両外観

鶴ヶ城の赤瓦と、古民家の黒漆喰の壁などをイメージしたモダンなデザインを採用。車体前面と側面には「フルーティアロゴ」が付けられている。

2 1号車車内

車内全体に優雅な旅を演出する大きく伸びやかなカフェカウンターが設置された車両。ここで車内において提供されるスイーツセットが用意される。

3 2号車車内

スイーツや会話をゆったりと楽しめる座席やテーブルを配置。ボックスシート(2人掛け×4と4人掛け×6)と1名掛けシート×4席がある。

4 フリースペース

2号車の車端にフリースペースとベンチシート、1号車のカフェカウンター端には誰でも自由に利用できる6席のカウンターシートがある。

5 スイーツセット

車内では福島県産フルーツを使用したオリジナルスイーツ2品と、福島県産品を使用したフルーツジュースなどのスイーツセットが楽しめる。

6 フルーティアロゴ

この列車の基本コンセプトであるカフェをイメージさせる「TEA(お茶)」と、オリジナルスイーツに使う「FRUIT(果物)」をデザインしている。

DATA

デビュー年:2015(平成27)年4月25日
運転日:土曜・休日を中心に運転
運転区間:郡山~会津若松間
車両形式:719系2両編成

「フルーティアふくしま」でめぐる会津の旅

磐梯熱海温泉

磐越三美人湯に数えられる郡山の奥座敷。磐梯熱海駅周辺と五百川沿いの旅館で温泉街が形成され、駅前と五百川沿いに足湯が設置されている。

猪苗代湖

福島県のほぼ中央に位置する日本で4番目に面積が広い湖。四季折々に変化する磐梯山の雄姿を湖面に映すことから別名「天鏡湖」と呼ばれている。

五色沼

標高約800mの裏磐梯高原にある大小数十の湖沼群。コバルト色・青色・銅色など変化に富んだ湖沼があり、散策が楽しめる五色沼自然探勝路がある。

桧原湖

磐梯山の噴火に伴う山体崩壊によりできた堰止湖。東岸に桧原湖畔探勝路、西岸に裏磐梯野鳥の森探勝路、南岸には湖上遊覧の乗船場がある。

鶴ヶ城

難攻不落の名城とうたわれた会津藩の居城。昭和40年に復元された天守閣は、平成23年に幕末時代の赤瓦をまとった日本で唯一の姿となっている。

東山温泉

奥羽三楽郷に数えられる約1300年の歴史を誇る名湯。美しい自然に囲まれたサラサラの湯が人気で、会津の奥座敷として文人墨客にも愛されている。

鉄道写真作家 結解喜幸の特急「フルーティアふくしま」○得利用術

 定期列車(快速・普通列車)に連結して運転される観光列車「フルーティアふくしま」は、すべての座席が「スイーツセット」付き旅行商品として発売されている。このため、同列車を利用するにはJR東日本の「びゅうプラザ」などで旅行商品を購入することになる。
現地発着コース(郡山~会津若松間の片道利用)はおとな4,200~4,600円、こども3,600~3,800円、さらに発駅からの往復JRと磐越西線沿線での宿泊がセットされた「びゅう旅行商品」のオプションとして利用できる。

文:結解喜幸
写真:ふくしまの旅、交通新聞サービス
※掲載されているデータは2015年5月現在のものです。

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