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THE列車

「SL冬の湿原号」 JR北海道

北の大地の雪景色のなかを走るSL列車

銀世界が一面に広がる釧路湿原の雪景色のなかを走る「SL冬の湿原号」。蒸気機関車C11形171号機が、14系+43系客車の5両編成を牽引(けんいん)します。豪快なドラフト音と白い蒸気が織り成すSLの雄姿を楽しみながら、タンチョウやエゾシカなど野生動物の姿を見られることもあり、2000年1月の運転開始以来、道東の冬の風物詩として高い人気を誇っています。車内には飲食に最適な大型テーブル付きのボックス席があり、カフェカーで販売するスルメを、ダルマストーブで炙って味わうことができるのも魅力のひとつです。

列車は根室本線の釧路駅を出発。薄氷が漂う釧路川の鉄橋を渡り、東釧路駅から釧網(せんもう)本線に入ります。市街地を抜け左手に釧路湿原が近づいてくると、細岡展望台の最寄り駅である釧路湿原駅に到着します。さらに左手に阿寒連峰の山並みを遠望しながら、釧路湿原の雪景色を車窓に映して走行します。湿原ではエゾシカの群れや、途中の茅沼(かやぬま)駅では野生のタンチョウと遭遇することもあるなど、道東の大自然とともに、昔懐かしいSL列車の旅を楽しむことができます。

鉄道コンシェルジュ・ミスターKのとっておき情報

C11形171号機が牽引!

C11形171号機は炭水車が一体化された小型タンク式蒸気機関車です。国鉄標津(しべつ)線などで活躍後、標茶(しべちゃ)町の桜児童公園で保存展示されていました。その後、JR北海道によるSL列車の復活運転に合わせ、整備・復元が行なわれました。なお、台湾鉄路管理局のCK124形(国鉄C12形と同型機)牽引のSL列車と「SL冬の湿原号」は、姉妹列車提携が結ばれています。

車内にダルマストーブ!
14系客車の普通車指定席

1・3~5号車は、回転式クロスシートの14系客車を、大型テーブル付きの4人用ボックス席に改造した車両です。車内には石炭を焚(た)くダルマストーブがあり、スルメなどを炙って食べられるように焼き網も付いています。座席の大型テーブルは、車窓の風景を満喫しながらお弁当や飲み物を楽しむのに最適です。

車内販売カウンターを設置した
旧形客車のカフェカーを連結

2号車は旧形のスハフ44形を改造した、スハシ44形の「カフェカー」となっています。大型テーブル付きのボックス席とダルマストーブ、車端にはカフェカウンターを併設。車内の壁や、窓枠などはニス塗りの重厚な造りで、天井の室内灯も丸型の古いタイプ。本物志向にこだわったレトロな車両になっています。

SL列車内で楽しめる
風味豊かなスルメや限定グッズ

カフェカーのカウンターでは、ダルマストーブで炙る風味豊かなスルメをはじめ、軽食、飲み物、デザート、みやげ品などが販売されています。乗車証明書の配布や限定グッズの販売もあり、思い出を持ち帰ることができます。

車窓からタンチョウが見える
茅沼駅にも停車!

タンチョウが来る駅として知られる茅沼駅。釧路湿原の北部に位置し、駅舎はログハウス風でおしゃれなスタイルになっています。タンチョウの飛来は、国鉄時代の駅長がホームの前に餌箱を設置したことがはじまり。運が良ければ列車の到着時にその姿を見ることができるかも!

冬の北海道をぐるりと周遊
「北海道フリーパス」

JR北海道内の在来線特急列車の普通車自由席およびジェイ・アール北海道バス(一部路線を除く)が、7日間乗り降り自由となる「北海道フリーパス」(おとな・こども同額26230円)。在来線特急列車の普通車指定席も6回まで利用することができ、北海道の周遊旅行におすすめです。

列車情報

運転日 2018年1月27・28日と2月3~13・16~20・23~25日
運転区間 根室本線・釧網本線 釧路駅~標茶駅間
運転時刻
  • 【上り】
    釧路駅11:05発 → 東釧路駅11:12発 → 釧路湿原駅11:38発 → 塘路駅11:58発 → 茅沼駅12:12発 → 標茶駅12:35着
  • 【下り】
    標茶駅14:00発 → 茅沼駅14:25発 → 塘路駅14:48発 → 釧路湿原駅15:07発 → 東釧路駅15:33発 → 釧路駅15:40着

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