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THE列車

「かもめ」 JR九州

博多駅~長崎駅間を2タイプの車両が結ぶ特急列車

山陽新幹線と九州新幹線が接続する博多駅から、長崎駅までを結ぶ列車が、885系・787系特急形電車で運転されている特急「かもめ」です。885系は、車体の色から「白いかもめ」の愛称が付いており、『JR時刻表』には“「白いかもめ」で運転”の注記があります。また、787系は博多駅~西鹿児島駅(現在の鹿児島中央駅)を結んだ在来線の「つばめ」車両を転用したもので、1号車はデラックスグリーンや個室もある豪華車両となっています。

博多駅を出発した列車は、鹿児島本線鳥栖(とす)駅から分岐し、長崎本線を走り終点の長崎駅に向かいます。次の新鳥栖駅は九州新幹線との接続駅で、鹿児島中央駅方面の新幹線から諫早(いさはや)駅・長崎駅方面の在来線に乗り継ぐことができます。吉野ヶ里遺跡などがある佐賀平野を快走し佐賀駅、佐世保線が分岐する肥前山口駅に停車します。肥前鹿島駅を過ぎると、左手に有明海の風景が映し出され、さらに島原半島の雲仙岳が姿を見せると大村線が分岐する諫早駅に停車。喜々津(ききつ)駅から浦上駅までは新線(長与〈ながよ〉駅経由の旧線では普通列車を運転)を経由し、長崎市街を車窓に長崎駅に到着します。

鉄道コンシェルジュ・ミスターKのとっておき情報

振子式車両の885系
「白いかもめ」

丸みを帯びた流線形に白を基調としたデザインで「白いかもめ」の愛称で親しまれている、885系電車。高速でカーブを通過できる振子式車両を採用。最初に製造された黄色のアクセントの1次車は「かもめ」用、青色のアクセントの2次車は日豊本線の「ソニック」用でしたが、現在はすべて青色となっています。

885系の1号車にはグリーン指定席
定員12名のリラックス空間

6両編成の1号車には、定員12名の横3席配置の大型リクライニングシートを備えたグリーン指定席を設置しています。座席は1次車が黒色の本革張り、2次車はえんじ色の本革張りで、窓側と座席間に折り畳み式のテーブルを配置。座席のレバーで、回転、背もたれの角度、座席の高さが調節できます。

ゴージャスな黒色の本革張りシート
885系普通車

6両編成の1~3号車は普通車指定席(2・3号車が自由席になる列車もある)、4~6号車は普通車自由席で、こちらも黒色の本革張りリクライニングシートが採用されています。応接室にいるようなゆったり感とゴージャスな雰囲気で、列車旅の快適さをより感じることができます。なお、各編成の4~6号車は革張りから布製モケットに変更中です。

精悍なスタイルが特徴!
元「つばめ」の787系

現在「かもめ」として活躍する787系は九州新幹線開業前、鹿児島本線博多駅~西鹿児島駅(現在の鹿児島中央駅)間を結んでいた、JR九州の看板特急であった「つばめ」の車両を使用したものです。グレーの濃淡でデザインされた精悍なスタイルと、充実した車内設備が話題となり、鉄道友の会のブルーリボン賞や第5回ブルネル賞などを受賞しています。

787系1号車はデラックスグリーンと
4人用グリーン個室を設置

7両編成の1号車は、定員3名のデラックスグリーン、2+1席配置のリクライニングシート14席が並ぶグリーン席、4人用個室を備えたグリーン車となっています。広々とした空間に3席が配置されたデラックスグリーンは、ゆったりと旅を楽しみたい時に最適です。家族旅行やグループ旅行にはグリーン個室「サロンコンパートメント」がおすすめです。

2+2席シートとセミコンパートメントの
787系普通車

7両編成の2~4号車が普通車指定席(3・4号車が自由席となる列車もある)、5~7号車は普通車自由席で、2+2席配置のリクライニングシートが配置されています。4号車には3人から利用できる4人用セミコンパートメントが6室あり、家族・グループでも気兼ねなくくつろげます。また2・4号車を除く各車両の中央に、大型の荷物棚が設置されています。

列車情報

運転日 毎日
運転区間 鹿児島本線・長崎本線 博多駅~長崎駅間
運転時刻
  • 【下り】
    1号   博多駅5:56発 → 長崎駅8:01着
    51号 博多駅22:11発 → 長崎駅23:59着
  • 【上り】
    2号   長崎駅5:58発 → 博多駅7:58着(土休日7:56着)
    52号 長崎駅21:26発 → 博多駅23:23着

※このほか、783系・787系・885系を使用した博多駅~佐賀駅間などの区間運転がある

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