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トレタビ列車図鑑

【第22回】特急「はくたか」

【第22回】特急「はくたか」*越後湯沢~金沢・福井・和倉温泉間*

上越新幹線接続で首都圏と北陸を結ぶ特急列車

 上越線六日町駅と信越本線犀潟(さいがた)駅を結ぶ北越急行ほくほく線の開業に伴い、上越新幹線越後湯沢駅と北陸エリアを結ぶ連絡特急として登場したのが「はくたか」だ。首都圏と北陸を結ぶ最速ルートの一翼を担っており、最高速度160km/hの列車が1日13往復活躍している。

 それでは、越後湯沢駅から特急「はくたか」に乗車し、金沢駅までの旅を楽しんでみよう。上越線六日町駅から北越急行ほくほく線に入った列車は、十日町駅で飯山線と交差し、その先は軌間1,067mmの在来線において国内初となる最高速度160km/hでトンネルをくぐり抜けながら快走する。犀潟駅からは信越本線に入り、直江津駅~魚津駅間で右手車窓に時折日本海の海岸線を眺めながら走ると、富山駅に到着。さらに立山連峰の雄大な山並みを車窓に走ると、氷見線や城端線が接続する高岡駅に到着。七尾線が分岐する津幡駅を通過すれば、列車は間もなく終着駅の金沢駅に到着する。なお、13本中1本は福井駅、1本は折り返して和倉温泉駅まで運転されている。

1 681系車両

北陸本線の特急「サンダーバード」と同じ681系だが、「ホワイトウイング」の愛称が付いた最高速度160km/h対応の専用車両が使用されている。

2 グリーン車

1号車に連結されるグリーン車。明るい雰囲気で落ち着きのある内装に、2+1席配置で枕付きの大型リクライニングシートが設置されている。

3 普通車

2~9号車に連結される普通車。車両ごとに赤色系とグレー系の座席モケットを使用した2+2席配置のリクライニングシートが設置されている。

DATA


デビュー年:
1997年3月22日
運転日:毎日
運転区間:上越線・北越急行線・信越本線・北陸本線・七尾線 越後湯沢~金沢・福井・和倉温泉間
車両形式:681系6・9両編成(北越急行車両は681・683系)

「はくたか」でめぐる北陸の旅

和倉温泉

開湯1200年の歴史がある能登半島の温泉地で、七尾湾に面して旅館・ホテルが建ち並んでいる。泉質は塩化物泉で、神経痛などに効能がある。

金沢の和菓子

古くから茶の湯の文化が発達した金沢では、四季折々の味と美を追求した和菓子が作られており、金沢が誇る食文化のひとつになっている。

能登かき

能登半島の里山の恵みと七尾湾の清らかな海で育った能登かき。毎年冬になると「七尾湾能登かき祭」も開催され、各種かき料理が堪能できる。

福井県立恐竜博物館

福井県勝山市にある恐竜をテーマとした自然史博物館。広大な無柱空間には、恐竜骨格や化石、復元模型、ジオラマ、資料などが展示されている。

越前水仙

水仙の日本三大群生地の1つとなる越前海岸。日本海を望む断崖には、高貴な香りと清楚な美しさが人気の越前水仙が咲き誇っている。

越前ガニ

ズワイガニの中でも最高級品に格付けされるのが「越前ガニ」。福井県内の飲食店などで味わうことができ、冬の味覚の王者となっている。

五箇山合掌集落

世界遺産に登録されている合掌造りの集落群。庄川沿いの豪雪地帯にあり、上流域の岐阜県側は白川郷、中流域の富山県側が五箇山となる。

宇奈月温泉

黒部川の渓谷沿いにホテル・旅館が建ち並ぶ富山県内最大規模の温泉郷。黒部の渓谷美を楽しむ人たちの観光基地ともなっている。

鉄道写真作家 結解喜幸の
特急「はくたか」 ○得利用術

東京から特急「はくたか」を利用して北陸エリアを旅するには、往復に上越新幹線と特急「はくたか」のグリーン車または普通車指定席が利用できる「北陸フリーきっぷ」(東京都区内からグリーン車用24,100円、普通車用21,500円・4日間有効)が便利でおトクだ。北陸本線福井~黒部間や七尾線、氷見線、城端線、高山本線猪谷~富山間が乗り降り自由のフリー区間となり、同区間では特急列車の普通車自由席が乗り放題となるので北陸エリアを手軽に移動できる。

文・写真:結解喜幸 写真協力:裏辺研究所、SONIC RAIL GARDEN
※掲載されているデータは平成24年12月現在のものです。

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