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コース1|かまくらも小野小町も。キュートと秘湯がいっぱいの旅

藩政時代からの歴史を誇る泥湯温泉の宿「奥山旅館」。深山のいで湯は、もう雪は積もり始めているようで、雪見風呂が楽しみ。50人は入れそうな大露天風呂から白銀の世界を望むもよし、澄んだ星空を見上げるもよし。
TEL.0183-79-3021。日帰り入浴10:00~17:00、500円

写真左のように、入口がハート形の「ラブかま」も常設する「かまくら館」。入れば恋愛運もUP!? 横手の冬の伝統行事やかまくらを紹介するギャラリーも併設。横手駅から徒歩約10分。
TEL.0182-33-7111(横手市観光協会)。9:00~17:00、12月29日~1月3日休。100円

増田地区は、明治10年(1877)築の佐藤又六家住宅(写真)をはじめ、谷藤家や「観光物産センター蔵の駅」として利用される旧石平金物店など内蔵の家が点在する。
佐藤又六家住宅:TEL.0182-45-3150(マタロクカメラ)。9:00~16:00、不定休。200円

1日目|横手・泥湯温泉|かまくらや内蔵で雪国風情。夜は雪見風呂でほかほか

 寒さ深まる秋田の山里・内陸部で、ぽかぽかの温泉や、伝統の技・味に出会う旅、最初は“恋人の聖地”にも認定された「かまくらのまち 横手」の横手市ふれあいセンター「かまくら館」へ。横手で行われる2月の「雪まつり」では、大小約100のかまくらが並ぶことで有名。マイナス10度に保たれたかまくら室で、その雰囲気を先取りしちゃおう。

 第4回 B-1グランプリで金賞に輝き、今や全国区の横手やきそばでお腹を満たしたら、木村屋横手駅前店で名物「かまくら大福」を買って、午後のおやつタイム。

 十文字駅まで南下したらバスに10分ほど揺られ、内蔵(うちぐら)の街・増田へ。かつて商人がたくさん暮らした増田には、母屋の背面側に、上屋(うわや)で覆った内蔵が多数残る。豪華で重厚な内蔵を観賞していると「ここに何をしまったの?」と想像がふくらむばかり。現役住宅も多いので、事前に問い合わせて見学に向かおう。

 夜は湯沢駅から車で約40分、秘湯ムード満点の泥湯温泉で1泊(5人以上で送迎あり、要予約)。栗駒国定公園内に湧くにごり湯は、ほんのり硫黄臭がし、体にばっちり効きそう! 夜は川魚や山の幸を肴に、地酒でほろ酔い。

 

2日目|湯沢・鷹の湯温泉|伝統の塗りに仕込み。雪国で磨かれた技の数々

 翌朝は、送迎車かタクシーで湯沢駅に戻ろう。途中、3分の2ぐらいまで戻った辺りにある、稲庭うどんの老舗「佐藤養助総本店」では手作り体験ができる。ここでは強いコシを生むために必要な手綯(てな)いなど、各工程に挑戦できる(手作り体験コース11:00~15:00、約1時間、前日までに要予約)。後日、完成品を自宅へ送ってくれるとあれば、気合が入らずにはいられない! 5㎞ほど北の「湯沢市川連(かわつら)漆器伝統工芸館」でも、制作体験が楽しめるので、興味がある人はのぞいてみて。

 湯沢駅に着いたら、徒歩20分の両関酒造で酒蔵見学。酒どころの秋田のなかでも、老舗である同酒造の中には、県で最初に登録有形文化財に選ばれた蔵が5つも! 試飲もできるが、まだ昼過ぎなのでほどほどに。

 奥羽本線で横堀駅まで南下したら、予約した送迎車で約30分の鷹の湯温泉を目指そう。湯治場風情満点、6つのお風呂を備える鷹の湯温泉の主役は、野趣あふれすぎの野天風呂。目の前に役内(やくない)川を眺めながら湯に浸かっていると、日々のストレスも何もかもが体から溶けだしてきそう。

 

秋の宮温泉郷にある明治18年(1885)創業の古湯・鷹の湯温泉。風呂は、深さ130㎝の立ち湯がある大浴場や混浴の野天・半露天を備えるほか、婦人専用の半露天もあるので、女性も安心。
TEL.0183-56-2141。日帰り入浴11:00~14:00、630円

3日前までに予約すれば、低温長期醸造法で酒が仕込まれる両関酒造の蔵を見学できる。売店ではここでしか買えない、「蔵見学記念酒」も販売! 
TEL.0183-73-3143。蔵見学9:00~11:00・13:30~15:30、12月31日~1月5日休。見学無料

鎌倉時代に弓矢に漆を塗ったのが始まりとされる川連漆器の資料を展示するほか、沈金(ちんきん)・蒔絵などの体験も楽しめる「湯沢市川連漆器伝統工芸館」。現代のデザインセンスを反映した日用品も多数! 湯沢駅からバス約15分。
TEL.0183-42-2410。9:00~17:00、12月31日~1月5日休。入館無料(各種体験料1,000円、1月以降変更〈要予約〉)

小野小町と深草少将の恋物語にちなんだ芍薬(しゃくやく)塚がある小町堂。6月第2日曜には、小町の旅姿に扮した小町娘たちが和歌を詠む「小町まつり」の会場となる。横堀駅から徒歩約10分。
TEL.0183-73-2111(湯沢市まるごと売る課)。見学自由

「道の駅 おがち 小町の郷」で発行してくれる、日本唯一の「美人証明書」315円。比内地鶏親子丼1,100円を味わえる食事処や地元農産物が並ぶ直売所、稲庭うどんやかりんとう饅頭が人気の物産館も。
TEL.0183-52-5500。9:00~18:00(季節、施設により変動)、無休

「湯沢市市民プラザ」2階の展示ホールには美麗な絵が描かれた「絵どうろう」を、大小約20基展示。1階には湯沢市の案内カウンターも。
TEL.0183-78-2300。8:00~18:00、12月31日~1月3日休。入館無料

3日目|湯沢|小野小町のふるさとに美人証明書を発見!

 3日目は横堀駅を基点に、世界三大美女のひとりとも言われる小野小町ゆかりの郷へ。一説によると、小町が生まれたのは、現在の湯沢市小野あたり。その生誕の地には朱塗りの立派な小町堂が建っているので、お参りして、その美にあやかろう。

 ここまで来たらぜひ立ち寄りたいのが、横堀駅から徒歩15分の「道の駅 おがち 小町の郷」だ。なんと同駅では「美人証明書」を発行中! 名入れもしてくれるので、自分用のを作って悦に入るのもいいし、友人や母親へのお土産にしても大ウケ間違いなし。

 最後は奥羽本線で湯沢駅まで戻って、駅から徒歩約6分の「湯沢市市民プラザ」で美しい「絵どうろう」をウォッチング。同施設には8月開催の「七夕絵どうろうまつり」で使われる絵どうろうが、ずらりと展示されており、その艶やかな絵柄にうっとり。シメに「稲庭うどん処 佐藤養助 湯沢店」など、周辺の稲庭うどん屋さんでズズッとやって、帰路に就こう。

おらが味さ食べてけれ|秋田の激うまA級&B級グルメ|フレンドールのメロンパン

横手駅から徒歩17分ほどの「フレンドール」は常時300種近くのパンやスイーツが並ぶ、地元の人気店。特に評判なのが、しっとり柔らかな生地の中に特製生クリームがたっぷり入ったメロンパン。甘さ控えめなので男性にもおすすめだ。200円(12月中に210円へ変更予定)。
TEL.0182-32-8725。9:00~18:00、元日休

観光の問合せ

文・構成=鈴木健太
写真協力=秋田県
※掲載されているデータは2013年12月現在のものです。

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