『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
加藤清正が慶長12年(1607)に完成させた熊本城。大阪城、名古屋城と並び「日本三名城」と呼ばれています。天守閣前の広場では、加藤清正や家臣たちがお出迎え。「写真をとってもいいですか?」と尋ねたら、低~い声で「苦しゅうない」とポーズ♪ 天守閣は、阿蘇の山並みまで見渡せる絶景ポイントです。
2011年3月熊本城近くにオープンした施設。観光情報や県内の食品、名産品がそろう。飲食店街も。交通:熊本駅から熊本城周遊バス[しろめぐりん]で約15分
2「宝の地図」に書かれた3つの暗号を解読し、城下町に隠されたヒントを集めて宝箱を探すイベント。参加無料。2011年5月31日まで。問合せ:熊本市ひごまるコール TEL.096-334-1500
JR三角線は、熊本駅から宇土駅を経て天草の玄関口・三角(みすみ)駅まで、約50分かけてトコトコと走ります。明治32年(1899)に開業して以来、ずっと地元の人の足として走り続けるローカル線。赤い瓦屋根の木造駅舎や、明治期の赤レンガでできたトンネルなど、レトロな景色がいっぱい。車両によってはなんと座席が“新幹線のお下がり”で、座り心地も抜群!
三角駅のある宇土半島から天草上島まで、天草五橋で結ばれた国道「天草パールライン」は、真っ青な海に点々と大小の島が浮かぶ最高のドライブコース。上天草物産館さんぱーるで見つけたカステラを餅で巻いたお菓子「あか巻」や、サツマイモと餅米で作る「こっぱもち」など、天草伝統スイーツはお土産にぴったり。天草・島原の乱の総大将だった美少年、天草四郎時貞をテーマにした天草四郎メモリアルホールも必見です。
地元の農家や漁師がその日とった野菜や海産物を販売する。地方発送も可能。7:00~18:00。交通:JR三角駅からバスで約20分。TEL.0964-58-5600
天草・島原の乱をテーマにした歴史資料館。9:00~17:00。1月と6月の第2水曜休。大人600円、中学生以下300円。交通:さんぱーる向かい。TEL.0964-56-5311
天草に初めてキリスト教が伝わったのは永禄9年(1566)。南蛮文化と一緒に島の生活に広がったものの江戸期には禁教となり弾圧され、多くの信者は「隠れキリシタン」として潜伏しました。フランス人宣教師ガルニエ神父によって昭和8年に建てられたロマネスク様式の礼拝堂のある大江天主堂(写真上)や、漁村にひっそりと建つゴシック建築の崎津天主堂(写真右下)は、天草の人たちが歴史の中で守り続けた信仰の証。異国情緒を楽しみながらも、人々の強い想いを感じたいものです。
9:00~17:00。月曜休。無料。問合せ:天草宝島観光協会TEL.0969-22-2243
9:00~17:00。月曜休。無料。問合せ:天草宝島観光協会TEL.0969-22-2243
※教会は祈りの場。節度を持って拝観しましょう。
天草はめぐって楽しいポイントがたくさん。現在開催中の「2011 KYUSHU 天草海道博」では、島の魅力を5大海道、100の海道にわけて紹介。例えば、フィッシャーマンズ大海道では、「イルカ海道」として遭遇率98%のイルカウォッチングや、「タコ海道」として名産のタコのオブジェやタコ料理が楽しめるコースを提案。天草が全国に自信をもって紹介できるものだけを集めた天草ブランドの商品「天草謹製」も見逃せません。
九州新幹線全線開業を記念して天草全域で開催するイベント。歴史、文化、食、島の生活など天草にしかない魅力を100の「海道」として紹介する。体験やウォーキングイベントなども。2012年3月31日まで。問合せ:同博実行委員会(天草市商工観光課内)TEL.0969-23-1111
火の国・熊本のシンボル阿蘇。草木が芽吹く春、新緑から盛夏へと向かうこの時期は、雄大な阿蘇のパワーをたくさん浴びることができる季節です。阿蘇五岳の高岳の峡谷、仙酔峡にミヤマキリシマが咲き乱れる風景は、まるでピンク色の絨毯を敷き詰めたよう。あちこちでのんびり草を食む牛や馬の姿にも心が和みます。
また、肥後国一宮の阿蘇神社は、3回なでてから願いを唱えると叶うと言われる「願掛け石」や、縁結びの「高砂の松」で有名なパワースポット。縁結びは、女性は右から、男性は左から松のまわりを2回まわるとご利益があるそうです。
阿蘇くじゅう9市町村が一体となって開催するイベント。阿蘇の大フィールドを博覧会の場として、地元コンシェルジュがさまざまな移動手段や宿泊先、時間の過ごし方などを提案する。2012年3月まで。問合せ:阿蘇地域振興デザインセンターTEL.0967-22-4801
■ 九州まで