『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
「高知といえば龍馬とカツオ!」。いえいえ、それだけではありません。吸い込まれるほど蒼い海、可憐な花にうっとりしちゃう植物園、新鮮野菜に魚、スイーツ。キレイ! 可愛い~! 美味しい! と、乙女心をくすぐるスポットがいっぱい。お出かけ前には東京・銀座のアンテナショップ「まるごと高知」の地下1階、観光情報カウンターへお越しください。とっておきの情報をご提供いたします!
高知駅に着いて早々ですが、駅ナカで高知を代表するヘルシースイーツ「芋けんぴ」をいただきま~す♪ 芋けんぴは、サツマイモを油で揚げて、砂糖蜜を絡めた素朴なお菓子。土佐っこならば誰もが幼いころからオヤツに食べるそう。駅ナカで作るところを実演してくれるのも面白い!
駅南口前にあるのが、高知観光情報発信館「とさてらす」。もしかしたら、高知発スーパーアイドルグループ「土佐おもてなし勤王党」に会えるかも!? 7月には大河ドラマ『龍馬伝』のセットを再現した新パビリオン「龍馬伝」幕末志士社中もオープンします。
町家風の館内で、高知県内の観光スポットや旬の食、特産品情報を紹介する。8:30~18:00。 TEL.088-879-6400
週末を中心に、坂本龍馬、岩崎弥太郎、武市半平太、中岡慎太郎、岡田以蔵の幕末の志士5人に扮したメンバー達が、JR高知駅前でお出迎え。歌やダンスなどのパフォーマンスを披露する。
とさてらすに併設する「龍馬伝」の撮影で使われた坂本龍馬の生家を再現するパビリオン。7月9日にオープン予定。8:30~18:00。大人500円、小中学生250円。
高知市内を一望できる丘に建つ高知城は、日本で唯一、本丸の建物がすべて今でも残っているお城です。関ヶ原の戦いの功績で土佐一国をもらった山内一豊が慶長6年(1601)に築城。お城を見学した後は、ひろめ市場へGO! カツオやウツボのたたき、フルーツトマト、くじらのフライなどの郷土料理から、寿司やラーメンなど何でも食べて飲めます! 何かにつけて「おきゃく(宴会)」をする陽気な土佐人と触れ合うチャンス♪ 2次会は、高知の夜の名物「屋台」で。人気の餃子店にはズラリ人が並んでいてびっくり。
天守閣が現存する全国12城のひとつ。城内の水路に排水のための石樋が多く見られるのは、台風の多い土佐ならでは。9:00~17:00。大人400円。高知駅から路面電車で約10分+徒歩5分。TEL.088-824-5701
飲食店や土産物店が軒を連ね、買ったものは市場にあるテーブルで飲食できる。8:00~23:00(日曜は7:00~)。TEL.088-822-5287
高知市内では、ほとんど毎日「曜市」という定期市が立ちます。なかでも、もっとも大きい「日曜市」は、高知城の追手門前約1.3kmに500軒近いテントが並ぶ青空マーケット。朝採りの野菜や花、植木、惣菜、海産物、果物、日用品、骨董品まで、あらゆるものが安い~。じっくりとめぐって掘り出しものを見つけて。
掘り出しものと言えば、こちらもおすすめ。昨年オープンした「せれくとしょっぷ てんこす」は、県内の産品を集めたお店ですが、ちょっとおシャレなものがそろっています。カフェもあるので、ケーキを食べながら一休みするのにもぴったり。
元禄3年(1690)に始まったと伝えられる市。毎週日曜5:00~18:00(10~3月は5:30~17:00)。高知市産業政策課TEL.088-823-9456
特産品が買えたり、地元の食材を使ったメニューが食べられたりするほか、観光情報発信コーナーもある。ショップ9:00~21:00、カフェ9:00~22:00(土曜・祝前日~23:00、水曜~18:00)。TEL.088-855-5411
94年の生涯で約1500種類の植物の名前を付け、約40万枚もの標本を採取した植物学者の牧野富太郎。「日本植物分類学の父」ゆかりの植物園は、7月上旬ごろまで、ユリとアジサイが見ごろ。国内でもほとんど出回っていないオランダ産の最新品種のユリ「アドレーション」「ファラムンド」などが見られるチャンス! いまだけ「龍馬ふるさと博」に合わせて、高知の郷土料理「皿鉢(さわち)料理」に見立てた花皿鉢が園内のあちこちにあるほか、温室の熱帯植物や南国フルーツも必見。牧野博士の生涯の研究や生活についての常設展も楽しめます。
五台山の約6haに広がる植物園。約3000種類の野生植物などが四季を彩る。9:00~17:00。一般700円、高校生以下無料。TEL.088-882-2601
「日本最後の清流」と呼ばれる四万十川は、そのゆったりとした流れを見ているだけで、いつもと違う自分にであえる気がする……。そんなリピーターが多いこのエリアに、今年7月、新しい観光スポットが登場します。
廃校になった小学校の体育館を改築して造られるのは、フィギュア制作で知られる海洋堂のミュージアム「海洋堂ホビー館四万十」。館内では巨大な帆船「カタロニア船」や、昭和の時代のプラモデル屋の再現、造形作家のギャラリーなどを展示します。サテライト会場では、代表取締役の宮脇修一さんのプラモデルコレクション3万点以上を一斉に公開。宮脇さんが「おもちゃ箱をひっくり返し、プラモデルのなかで溺れる」と表現する空間に注目が集まります。
また、オープンにあわせ、JR予土線で車内外にフィギュアをデザインした企画列車「海洋堂ホビートレイン」も運行! 夏の風物詩トロッコ列車「清流しまんと号」「四万十トロッコ号」とあわせて楽しめます。
7月9日オープン予定。10:00~18:00.火曜休(8月末までは無料)。入館料:高校生以上800円、小中学生400円。問合せ:海洋堂ホビー館四万十 TEL.0880-29-3355