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男子も歓迎!列車で女子旅~北海道編~ まだまだ暑いけど、間もなく夏も終わり。ひと足早く実りの秋が訪れる北海道へ、花いっぱい、おいしいものいっぱい、素敵な芸術で心も体も満足する旅に出かけませんか。

花畑とドラマの舞台、富良野・美瑛へ 初秋の丘とアート、ご当地グルメの旅

例えばこんなめぐり方|1日目|札幌駅⇒富良野駅⇒ラベンダー畑駅⇒ファーム富田⇒後藤純男美術館⇒四季彩の丘⇒拓真館⇒富良野市内泊
例えばこんなめぐり方|2日目|富良野市内⇒「北の国から」ロケ地めぐり⇒富良野自然塾or富良野まちなか散歩⇒富良野駅⇒札幌駅
1 観光列車に乗って、富良野・美瑛エリアへ 「フラノラベンダーエクスプレス」・「富良野・美瑛ノロッコ号」

 この時期、札幌から富良野・美瑛エリアに行くなら、期間限定運行の観光特急「フラノラベンダーエクスプレス」がおススメ(8月31日まで運転。9月3日?10月16日の土曜・休日は特急「フラノ紅葉エクスプレス」の運転となります)。札幌駅から約2時間、乗り換えなしで富良野駅まで行けちゃいます☆
 富良野駅でレトロな「富良野・美瑛ノロッコ号」(8月31日までの毎日と9月3?25日の土曜・休日運転)に乗り替え。ゆったりと進むノロッコ号の大きな窓から見える景色に、心が開放されること間違いなし。9月25日までノロッコ号だけが停車する「ラベンダー畑駅」で下車すれば、色とりどりのお花畑はもうすぐそこ!
 ちなみに、札幌駅、富良野駅などでは北海道デスティネーションキャンペーンの記念入場券を販売中。入場券に描かれたキャラクター・エゾナキウサギのキュンちゃんがかわいい!

ふらの・びえいフリーきっぷ

札幌から富良野・美瑛を中心としたフリーエリア間の往復特急列車普通車自由席と、フリーエリア内の特急・普通列車普通車自由席(富良野・美瑛ノロッコ号も含む)が4日間乗り放題になるきっぷ。 発売期間:平成23年10月13日まで。利用期間:平成23年10月16日まで。札幌発5400円、新千歳空港発7400円(子ども半額)。

北海道デスティネーションキャンペーン 記念入場券

平成24年9月30日まで札幌、登別、富良野、知床斜里、釧路、函館の6駅の記念普通入場券を道内25駅で販売。売り切れ次第、発売終了。1セット960円(160円×6枚)。

2 涼しい風に揺れる秋のお花畑をさんぽ ファーム富田・四季彩の丘

 広い青空の下、赤いサルビアや黄色のマリーゴールドがパッチワークのように丘を染め、コスモスや蝶が羽ばたくような姿のクレオメが涼やかな風に揺れる――。ラベンダーで知られる富良野・美瑛の丘だけど、「秋のほうがパッチワークの色彩がより鮮明でキレイ」という人もいるんだって。花の種類もあるけど、空気が澄んでいて、遠くまで見渡せるからかなぁ♪
 7haものお花畑がある「展望花畑 四季彩の丘」(写真上)は、トラクターバスやカートで園内を回れて楽しい。「ファーム富田」(写真下3点)のカフェのラベンダーソフトクリーム(カップ200円、コーン250円)や、期間限定のラベンダー生シュークリーム(230円)などオリジナルスイーツも見逃せない!

ファーム富田

見学自由。カフェ営業時間:8:30~18:00(9月は~17:00、10月は9:00~16:30)。交通:ラベンダー畑駅から徒歩7分。TEL.0167-39-3939

展望花畑 四季彩の丘

営業時間:8:30~18:00(10月は9:00~17:00)。交通:美馬牛駅から徒歩25分。トラクターバス:小学生以上500円(15分)、カート:4人乗り2000円(15分)ほか。TEL.0166-95-2758

3 北海道をモチーフにした芸術に触れ、心を磨く♪  後藤純男美術館・拓真館

 お花畑を眺め、富良野・美瑛の自然の豊かさを感じられたら、北海道ならではの景色に惹かれ作品を創りだしている芸術家の作品にも触れてみたい。きっとまたひと味違った感動を得られるはず!
 後藤純男美術館(写真上)は、北海道の厳しい自然にひかれた日本画家・後藤純男氏の作品を展示した美術館。約7mもの作品『十勝岳連峰』をはじめ、ダイナミックな絵画は見ごたえたっぷり。2階のレストランでは十勝岳連峰を見ながら食事ができます。
 また、美瑛の風景を写した写真で、その美しさを日本中に広めた写真家の前田真三氏の写真ギャラリー「拓真館」(写真下)では、『麦秋鮮烈』などの代表作品を常時展示。ポストカードやポスターも販売しているので、お土産にもぴったり。

後藤純男美術館

開館時間:9:00~17:00(11月~3月は~16:00)。年中無休。入館料:大人1000円、小中学・高校生500円。交通:上富良野駅から車で5分。TEL.0167-45-6181

前田真三写真ギャラリー「拓真館」

開館時間:9:00~17:00(11月~3月は10:00~16:00)。年中無休。無料。交通:美瑛駅から徒歩15分、または美馬牛駅から徒歩10分。TEL.0166-92-3355

4 おいしい北海道!カレーつながりのご当地グルメ 富良野オムカレー・美瑛カレーうどん

 オムライスとカレーと言えば、子どもからオトナまでみんなが大好きなメニュー。この2つが合わさった「富良野オムカレー」は、お米や卵、野菜、福神漬け(ピクルス)まで、富良野産にこだわったご当地グルメ。真ん中に立っている旗が、いかにも大人のお子様ランチ☆ 食べる前からワクワクしちゃいます。
 美瑛では、特産品の小麦で作ったうどんを、美瑛産のしゃぶしゃぶ肉と野菜のカレールウに浸けて食べる、つけ麺タイプの「美瑛カレーうどん」が人気。カレーつながりで、ぜひ両方食べたい!
 お土産選びで迷ったら昨年オープンした「フラノ・マルシェ」へ。農産品や加工品、スイーツなど富良野エリアのおいしいものが集まっています♪

富良野オムカレー

富良野オムカレーマップがダウンロードできる。

美瑛カレーうどん

美瑛カレーうどん研究会の公式ブログ

フラノ・マルシェ

営業時間:9:00~19:00(9月26日からは10:00~)。11月24~30日、年末年始休。交通:富良野駅から徒歩7分。TEL.0167-22-1001

5 放映30周年!ドラマ「北の国から」体験ツアー ドラマの舞台を見学&体験

 ら~ら~ららららら~♪…と、つい主題歌を口ずさんでしまうドラマ『北の国から』。1981年10月9日の放映開始から、なんと、今年で30周年を迎えるんだって。これを記念して、富良野エリアではたくさんの記念事業が行なわれています。
 なかでも、おススメなのは、ドラマの厳選ロケ地を富良野塾出身のガイドさんと一緒にめぐるバスツアー「黒板五郎の流儀」。午前中は「石の家」や「拾ってきた家」などのロケ地を観光。特製ランチの後は、午後は引き続きまちなかでのロケ地めぐりか、富良野自然塾(写真下)での環境教育プログラム、キャンドル製作などの体験が選べます☆ 今年限定のイベントが盛りだくさんなので、見逃せません!

北の国から放映30周年記念事業 公式サイト

ふらの観光協会TEL.0167-22-5777

こちらもおすすめ 日本の食料供給基地・十勝エリアへ ガーデン&スイーツめぐりの旅

 帯広市を中心とした十勝エリアは、十勝平野に放牧された牛たちがのんびりと草を食み、外国の絵本に出てきそうな庭園が点在するのどかな地域。食料自給率(カロリーベース)が、なんと1100%もある日本の食料供給基地で、おいしいものがたくさん。北海道のフトコロの深さを感じるエリアです。

 例えば、日本初のコニファー(針葉樹)ガーデンの真鍋庭園。野鳥やエゾリスが住む2400坪の庭園を自由に散策できます。日本離れした風景に、おとぎの国に迷いこんだような気持ちになるかも!? 一方、十勝ヒルズは、高台にある野菜や果樹がテーマの広大なガーデン。十勝を一望できるレストランでは、園内で収穫された野菜など新鮮な食材にこだわったメニューが好評です。

 そんな十勝エリアの注目のご当地グルメは「豚丼」。甘辛いタレで味付けした豚肉をご飯の上にのせた丼で、地元の人はもちろん観光客にも大人気。さらに、牛乳や乳製品、小豆などのお菓子の原料の生産地でもある十勝は、スイーツ王国♪ 帯広観光コンベンション協会が発行する「スイーツめぐり券」を買えば、5つのお店のお菓子の食べ歩きもできちゃいます!

 オトナのオンナの楽しみ☆十勝ワインを楽しむのならば、池田ワイン城へGO。ドリカムの吉田美和さんの出身地でもある池田町は、国内で初めて自治体経営によるワイン醸造をはじめた場所。展示ルームのほか、ワイン無料試飲コーナーやショッピングエリアも充実しています。

*女子旅ポイント*

真鍋庭園

開園時間:8:00~17:00。入園料:大人500円、小中学生200円。4月下旬~11月下旬まで無休。交通:帯広駅から車で15分。TEL.0155-48-2120

十勝ヒルズ

開園時間:9:00~17:00。入園料:大人400円、小中学生200円。4月下旬~10月下旬まで無休。交通:帯広駅から車で15分。TEL.0155-56-1111

菓子王国十勝!スイーツめぐり券♪

1冊5枚綴り500円で、参加店のうち5店のスイーツと交換できるチケット。帯広駅内にある、とかち観光インフォメーションセンターや参加店舗で購入する。十勝観光連盟TEL.0284-20-2165

池田ワイン城

見学時間:9:00~17:00。入場無料。交通:池田駅から徒歩8分。TEL.015-572-2467


北海道の面積の10%を占める十勝平野は、日本の食料供給基地

回遊式庭園の真鍋庭園は、
外国の絵本のような景色が見られる

花畑や体験農場、カフェもある
食と農のテーマパークの十勝ヒルズ

酪農と農業が盛んな十勝は
ケーキが100円台で買えるスイーツ王国

十勝の庶民になじみ深い豚丼。
お店ごとにタレの味が違うのも魅力
文=本間朋子 写真協力=北海道デスティネーションキャンペーン実行委員会、ファーム富田、ふらの観光協会、裏辺研究所
※掲載されているデータは平成23年8月現在のものです。
※特急「フラノラベンダーエクスプレス」、「富良野・美瑛ノロッコ号」は、期間限定の運行となります。運転日にご注意ください。

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