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雪化粧の世界遺産・日光の社寺めぐりと、クラシックホテルを味わう旅

例えばこんなめぐり方|【1日目】新宿駅→下今市駅→東武日光駅→日光金谷ホテル→日光山 輪王寺→日光東照宮→日光 二荒山神社→奥日光湯元温泉泊
例えばこんなめぐり方|【2日目】奥日光湯元温泉→中禅寺湖→二荒山神社中宮祠→縁結びのシナノキ→日光レークサイドホテル→華厳の滝→明智平バス停→明智平展望台→明智平バス停→東武日光駅→新宿駅
1 JRと東武鉄道が相互直通運転 快適スペーシアの列車旅|スペーシア、JR・東武 日光・鬼怒川往復きっぷ

 2006年のJRと東武鉄道の相互直通運転によって、東京の西側からのアクセスがぐーんと便利になった日光・鬼怒川エリア。今回は新宿駅からJR線直通特急の「スペーシア」に乗って、日光に向かいます。
 大型の回転式リクライニングシートでフットレスト付きの座席にゆったり座れば、旅気分が盛り上がること間違いなし。ちょっと奮発してコンパートメントルーム(個室)を予約すれば、天然大理石のテーブルとふかふかシート、明るさが調整できる照明など、ホテル並みのゴージャスな設備にびっくり☆です。
 さらに2日間有効の割引きっぷ「JR・東武 日光・鬼怒川往復きっぷ」ならば、新宿〜東武日光駅間の往復料金で1300円もおトクです。これは見逃せない!
 ちなみに日光駅は、JR日光駅が明治23年(1890)、東武日光駅が昭和4年(1929)に開業。それぞれながーい歴史のある、日光観光の表玄関なのです。

スペーシア

東京と日光・鬼怒川を結ぶ特急列車。コンパートメントルーム(個室)は専用車両に6室。コンパートメントルーム料金(1室):JR線内3000円、JR線+東武線6000円。JR・東武直通特急列車は、「スペーシアきぬがわ」号のほか、特急「日光」「きぬがわ」も運転。

JR・東武 日光・鬼怒川往復きっぷ

発売期間:2014年3月31日まで。利用期間:2014年5月1日まで。

2 あこがれの金谷ホテルでランチ 日光山内をめぐる|日光金谷ホテル、日光山 輪王寺、日光東照宮、日光二荒山神社

 昨年、創業140周年を迎えた日光金谷ホテルは、現存する最古のクラシックホテル。なんとヘレン・ケラーやアインシュタインも宿泊したそう! 和と洋が一体となったレトロな建物は、ぬくもりがあってホッとする雰囲気です。メインダイニングルームで伝統のフレンチをいただくのもいいし、コーヒーラウンジで大正時代のレシピを再現した「百年カレー」をいただくのもおススメ。
 腹ごしらえができたら、世界遺産の寺社をめぐります。明治時代から日光は、輪王(りんのう)寺、東照宮、二荒山(ふたらさん)神社の2社1寺が参詣所として知られてきました。でも、そもそもは、天平神護2年(766)に勝道上人(しょうどうしょうにん)によって開山された「日光山」という一つの霊場だったんだって。自然に囲まれた広大な山内は見どころがたくさん。効率よくまわりましょう。

日光金谷ホテル

営業時間:メインダイニングルーム=ランチ11:30~14:30L.O.、コーヒーラウンジメイプルリーフ=9:30~17:00 L.O.(百年カレーの提供は11:00~17:00 L.O.)。交通:JR日光駅、東武日光駅からバス約5分の「神橋(しんきょう)」下車徒歩2分。TEL.0288-54-0001

日光東照宮

拝観時間:8:00~16:00(4~10月は~17:00)。拝観料:日光東照宮単独拝観券=大人・高校生1300円、小・中学生450円。交通:JR日光駅、東武日光駅から世界遺産めぐりバス約12分の「表参道」下車すぐ。TEL.0288-54-0560

日光山 輪王寺

拝観時間:8:00~16:00(4~10月は~17:00)。拝観料:輪王寺券(三仏堂、大猷院)=大人900円、小中学生400円。交通:JR日光駅、東武日光駅から世界遺産めぐりバス約11分の「勝道上人像前」下車すぐ。TEL.0288-54-0531

日光二荒山神社

参拝時間:9:00~16:00(4~10月は~17:00)。交通:JR日光駅、東武日光駅から世界遺産めぐりバス約19分の「大猷院 二荒山神社前」下車すぐ。TEL.0288-54-0535

3 奥日光湯元温泉で、雪の夜を幻想的に過ごす|雪灯里

 古くから湯治場として知られてきた奥日光湯元温泉。約50~79℃と高温のお湯は、単純硫黄泉で乳白色の湯の色と硫黄の香りがたまらない。温泉らしい温泉♨です。湧出量が豊富で地元の宿泊施設のほか、中禅寺温泉までパイプで運ばれているんだって!
 2月には、約800個のミニかまくらにLEDのイルミネーションが灯る「雪灯里(ゆきあかり)」が、冬の夜を幻想的に魅せてくれます。

奥日光湯元温泉

奥日光湯元温泉旅館協同組合TEL.0288-62-2570

雪灯里(ゆきあかり)

開催期間:2014年2月1~28日、17:00~21:00

4 中禅寺湖畔で縁結びを祈願し、老舗ホテルでカフェ|
二荒山神社中宮祠、縁結びのシナノキ、日光レークサイドホテル

 中禅寺湖は明治中期から昭和初期にかけて、欧米各国の外交官たちが避暑に訪れた歴史ある観光地。湖の入口に建つ赤い大鳥居は、二荒山神社中宮祠(ちゅうぐうし)の鳥居です。日光山内にある本社と、男体山にある奥宮の間にあるので「中宮祠」というわけです。二荒山の主祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、別名だいこくさまと呼ばれる、福の神縁結びの神様です。そのためか、中宮祠のすぐ近く、湖畔には「縁結びのシナノキ」と呼ばれる大木が立っています。「しな」とはアイヌ語で「結ぶ」という意味で、古くから縁結びの御神木と言われているんだって。
 歩き疲れたら、明治27年(1894)創業の日光レークサイドホテルで一息。カフェラウンジで、オリジナルのベイクドチーズケーキをぜひ味わってみて。添加物をいっさい使わず、ひとつずつ丁寧に焼き上げたケーキは、甘さ控えめ。チーズ本来の風味にレーズンの甘酸っぱさがクセになりそう。リピーター続出というのも納得のおいしさです♪

二荒山神社 中宮祠

交通:JR日光駅、東武日光駅からバス約45分の「中禅寺温泉」下車、徒歩10分。TEL.0288-55-0017

日光レ-クサイドホテル

カフェラウンジ営業時間:9:30~22:30(季節により変更あり)。交通:JR日光駅、東武日光駅からバス約45分の「中禅寺温泉」下車すぐ。TEL.0288-55-0321

5 絶景!ブルーアイスに彩られた華厳の滝|華厳の滝、明智平展望台

 高さ97mを一気に落下する華厳(けごん)の滝は、和歌山県の那智の滝、茨城県の袋田の滝と並ぶ「日本三名瀑(ばく)」と呼ばれています。昭和5年(1930)に岩盤をくりぬいたエレベーターが造られ、観光客がすぐ間近で滝を見られるようになりました。1月から2月にかけては十二滝と呼ばれる細い小滝が凍り、その“ブルーアイス”に彩られた華厳の滝が見られます。
 さらに、明智平展望台は、男体山とその裾野に広がる中禅寺湖、流れ落ちる華厳の滝のダイナミックな風景を一度に見られる、日光一の絶景スポットと呼ばれています。ただし、上り専用第二いろは坂の途中にあるため、中禅寺湖方面から向かう際は一度「馬返(うまがえし)」バス停まで下り、乗り換える必要があるのでご注意を。

華厳の滝エレベーター

営業時間:9:00~16:30(3、4、11月は8:00~17:00、5月~9月は7:30~18:00、10月は7:30~17:00)。大人530円、小学生320円。交通:JR日光駅、東武日光駅からバス約45分の「中禅寺温泉」下車、徒歩5分。TEL.0288-55-0030

明智平ロープウェイ・明智平展望台

ロープウェイ営業時間:9:00~16:00(3月1~15日は運休)。運賃:大人片道390円(往復710円)、子供同190円(同360円)。交通:JR日光駅、東武日光駅からバス約40分の「明智平」下車すぐ(上りのみ)。TEL.0288-55-0331

「味な旅コラム☆知って食べたらなお、うまい!」#8 栃木は日本一の「イチゴ」王国、新品種も登場!

 真っ赤な果肉、コロンとしたカタチ、甘酸っぱくてジューシーで、美肌づくりに役立つビタミンCが豊富……。これほど女子的な果物はない、と言えちゃうくらい可愛らしい「イチゴ」。栃木県は、都道府県別のイチゴ収穫量が45年近く全国トップの座を守り続けている“イチゴ王国”なのです。

 なかでも、もっとも有名なのが1996年に品種登録された「とちおとめ」。大粒で鮮やかな赤色、糖度が高く、酸味を抑えた味わいで人気です。栃木県以外でも生産されており、全国の作付面積の約3割を占めています。

 ほかにも、現地でしか食べられないイチゴ狩り専用品種の「とちひめ」、夏秋イチゴの「なつおとめ」など特徴のあるイチゴが続々。これらの品種は、県の農業試験場「いちご研究所」が中心となって開発・研究しています。

 そして、いま注目の新品種が、この冬から本格出荷が始まった「スカイベリー」。とちおとめが平均果重15gなのに対して、スカイベリーは25g(3Lサイズ)以上が約3分の2も占めるほど、超大粒! 明るくて光沢のある果形で甘みと酸味のバランスがよく、なめらかジューシーな味わいの、いわば“ゴージャス美人”なイチゴなのです。「ナイフとフォークで食べてほしい」という生産者さんもいるほどプレミアムなイチゴ。ぜひ現地で味わってみたいですね。

 

5粒で1日に必要なビタミンCが摂取できるなど、うれしいパワーがたっぷりのイチゴ。 「とちおとめ」「スカイベリー」の詳細はコチラ

栃木イチゴ狩り情報
栃木県内の観光イチゴ園を紹介するウェブサイト。
栃木県生産振興課 いちご野菜担当 TEL.028-623-2328

文=本間朋子 写真協力=日光観光協会、栃木県観光物産協会、裏辺研究所
※掲載されているデータは2014年1月現在のものです。

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