トレたび JRグループ協力

列車で女子旅~山形編~
緑豊かな田園風景とみずみずしいフルーツの恵みを満喫できる山形日和な週末旅はいかが? 詳細map
快速「さくらんぼ風っこ号」にのって山形駅からサクランボの里へ
  • 果樹園を縫うようにコトコト走る「さくらんぼ風っこ号」
    2両編成の列車は全車指定席なので予約すべし! 
  • そよぐ風を感じられる開放的で爽快な座席。
    乗車前に駅弁や地酒を買い込み、座席でゆっくりと堪能したい
  • 窓枠を飾る動物や植物をかたどったモチーフもおしゃれ

 山形は、江戸から明治期に建てられた風情ある建物が点在する城下町。町をのんびり散歩もいいけれど、初夏の醍醐味を味わうなら、たわわに実った赤い宝石・サクランボが見逃せない。毎年6月には山形駅からサクランボの里・寒河江(さがえ)駅まで、快速「さくらんぼ風っこ号」が運転。晴天ならば月山の美しき姿も見え、のどかな田園風景をゆったりと楽しめる。終着の寒河江では、サクランボはもちろん、初夏ならではの観光スポットも盛りだくさん!

運転日:2014年6月21・22・28・29日(1日2往復)
運転期間:JR奥羽本線・左沢(あてらざわ)線山形駅~寒河江駅
料金:大人840円 子ども420円(座席指定券含む)

女子旅で山形巡るなら、まずコレチェック!


おいしい山形県産米
「つや姫」を駅弁で味わおう!

山形散歩するなら、
まずはここを目指そう!

産地・寒河江で味わい
尽くしたいサクランボ!

日にち限定のバラ風呂で
高貴なバスタイムを!
山形のご当地カルチャーは五感でまるごと体感すべし!
雲上の堂で、ため息もれる景観に出合う
 山寺の閑(しず)かさを俳句に詠んだ希代の俳人・松尾芭蕉(ばしょう)や、鈴の音に誘われた奈良時代の高僧・行基など、いにしえより訪れた者の五感を刺激してきた山形。田園、山、川の織りなす自然が彩るこの地で、里に暮らす人々は山形ならではの伝統文化や技を今に伝えてきた。旬のサクランボのみならず、地酒にワイン、板そばなどご当地色豊かな名産品もたくさん。手間ひまをかけ、自然の恵みを職人技で仕上げた味めぐりも堪能したい!

老舗でたぐりたい、
山形名物の板そば

地元産ブドウが織りなす
果実味あふれるご当地ワイン

揃いに揃った山形の銘酒は
駅ビルにあり!

ご住職と握手すれば
良縁に結ばれる!?
コラム|ちょっと足を延ばして城下町の「かみのやま温泉」へ
  • 自然を感じながらの軽めの山歩きで運動効果を上げるクアオルトウォーキング。およそ2~3時間、専任ガイドの案内のもと、風のせせらぎや鳥の鳴き声、木漏れ日を感じながら上山のコースを歩く。開催日はかみのやま温泉ページで確認を
  • 市内7カ所に公衆浴場が。最も古い「下大湯」はその昔、沢庵禅師も湯浴みしたと伝わる。6:00~22:00、無休。150円
  • 立ち寄り湯できる「葉山舘」では湯船から蔵王連峰を望みたい。10:00~20:00。1080円(バスタオル付き)
 7つの温泉街からなる「かみのやま温泉」は、開湯550余年もの歴史を誇る。界隈には、共同浴場や足湯が点在し、14軒の温泉旅館で立ち寄り湯ができる。浴衣姿で湯めぐりを楽しみたい。
 また、町ではウォーキング、温泉、ヘルシー料理を組み合わせ、ドイツで人気を博す“クアオルト(健康保養地)”を提唱。本場ドイツ・ミュンヘン大学が日本で唯一認定したウォーキングプログラムを毎日開催している。ガイドが案内するウォーキングで森林浴を楽しんだら、ヘルシー料理を供する店へ直行したい。
 新湯・湯町地区は、武家屋敷や城、蔵などが残る城下町。かりんとうや饅頭などの伝統の味や、手芸や陶芸などをワークショップで体験できるギャラリーもあり、温泉街散歩は飽きない。
 さらに、西山地区はホタルの里。6月下旬~7月上旬には、ゲンジホタルがはかなく美しい灯りを発し、幽玄な夕べとなる! 
泉質:ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉
交通:山形新幹線かみのやま温泉駅下車
問合せ:023-672-0839(上山市観光物産協会)

上山城の周辺には今も
黒塀が粋な武家屋敷が残る

5ヵ所の足湯が点在。
上山城では城下町を眺めながらゆっくり足浴できる

かみのやま温泉旅館「古窯(こよう)」では、楽焼体験が楽しめる。4寸皿1110円~で、旅の思い出作りもできそう。16:00~21:00

楢下(ならげ)宿の「丹野こんにゃく」では地下水で仕込む玉こんにゃく108円を。クアオルトの一環として、こんにゃく会席1080円~も提供
文・構成=佐藤さゆり(teamまめ)
 写真協力=紅の蔵、さくらんぼ会館、寒河江観光協会、山寺観光協会、そば処庄司屋、
朝日町ワイン、ふるさと銘酒館ひのきの里、若松寺、上山市観光物産協会
※掲載されているデータは2014年6月現在のものです。

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