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北の大地に鮮やかな景色が広がる
広大な花畑「カントリーガーデン」には、北海道内最大規模の144品種、約27万球のチューリップが咲き誇る。花のまきばにある虹の丘と彩の丘では、虹やミックスの異なるデザインを見ることができ、さらに変わり咲き品種のコレクションも並ぶ。また、6月には甘い香りがただよう5万株のスズランが可憐に咲き、北国で最も華やかな季節を迎える。フラワーガイドボランティアによる無料ツアーもおススメ。
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TEL.011-592-3333(滝野公園案内所)
時間:9:00~17:00(時期により異なる)
入園料:大人400円、小人(小・中学生)80円、シルバー(65才以上)200円
アクセス:札幌駅から地下鉄南北線約20分の真駒内駅下車、バス約35分
おトクな旅情報:札幌休日きっぷ
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英国にいるかのような庭園
北海道のお土産として30年以上愛され続けている銘菓「白い恋人」の石屋製菓が運営する『白い恋人パーク』。その中庭にはローズガーデンと名づけられた英国風の庭があり、花々や噴水、可愛い仕掛けの写真スポットなどが楽しめる。約120種類のバラが植えられており、開花の季節には甘い香りに包まれる。工場見学コース(有料)ではオリジナルスイーツやお菓子作り体験が楽しめる。
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TEL.011-666-1481(白い恋人パーク総合案内)
時間:9:00~18:00(最終入館受付17:00)
アクセス:札幌駅から地下鉄南北線・東西線約20分の宮沢駅下車、徒歩7分
おトクな旅情報:札幌休日きっぷ
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青空と黄色のコントラストに目を奪われる
下北半島の付け根に位置する横浜町は、良質ななたね油の産地として有名で、町内には東京ドーム約20個分もの菜の花畑が広がる“菜の花の町”。一面に黄色いじゅうたんを敷いたような絶景を見ることができる。2013年5月19日(日)には「菜の花フェスティバルinよこはま」が開催され、マラソン大会や菜の花大迷路が行なわれる。
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面積、密度とも日本一の規模を誇る
カタクリの花咲く里として知られる秋田県仙北市西木町。赤ちゃんの握り拳ほどの大きさがあるといわれる特産の西明寺栗の林(約20ha)には、春になるとカタクリの花が咲き乱れ、一面紫の景色が広がる。群生地には5つのコースがあり、中でも「八津中心コース」が圧巻だ。開花シーズンは「かたくり館」で地元のお母さんたちがつくった漬物や餅などが販売されるほか、伝統的な「鎌足和紙」の手作り体験もできる(要予約)。
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TEL.0187-47-3535(仙北市かたくり館)
期間:2013年4月20日~5月6日
時間:8:00~17:00
入園料:300円
アクセス:秋田新幹線角館駅から秋田内陸縦貫鉄道約15分の八津駅下車、徒歩2分
おトクな旅情報:東北ローカル線パス
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家族連れで大賑わい
2haの敷地に約2万株のラベンダーが可憐な花々を咲かせる。植栽されているラベンダーのうち7割はオカムラサキという種類で占められており、青紫の涼しげな花の芳香はリラックス効果絶大。また、美郷町オリジナル品種の白色ラベンダー「美郷雪華(みさとせっか)」も一見の価値有り。開園期間中には「ラベンダーまつり」があり、摘み取り体験(300円)や特産物の販売、屋台や各種イベントが行なわれる。
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TEL.0187-84-4909(美郷町商工観光交流課)
入園料:無料
アクセス:秋田新幹線大曲駅から車で25分
おトクな旅情報:東北ローカル線パス
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全国の牡丹園で唯一の国指定名勝
10haの園内で、200年を超える古株をはじめ、銘柄種や中国牡丹など290種・7,000株の牡丹が華やかにそして優雅に咲き誇る須賀川牡丹園。その歴史は240余年前の明和3年(1766)に須賀川で薬種商を営んでいた伊藤祐倫(ゆうりん)が牡丹の根を薬用にしようと、苗木を摂津国(現在の兵庫県宝塚市)から取り寄せ栽培したのが始まりといわれている。明治の初期にはほぼ現在の形がつくられ、今も多くの訪問者を楽しませている。
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TEL.0248-73-2422(須賀川牡丹園)
入園料:2013年4月26日~5月31日は有料開園
大人(高校生以上)500円、子ども(小・中学生)200円
アクセス:JR東北本線須賀川駅からバスで15分
おトクな旅情報:小さな旅ホリデー・パス(南東北フリーエリア)
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450万本のネモフィラで蒼く染まる丘
敷地面積が350haという広大な公園。北海道の丘陵を思わせる3.5haの“みはらしの丘”が4~5月、450万本のネモフィラで蒼く染まる。ネモフィラは別名「瑠璃唐草(るりからくさ)」と呼ばれ、花径2㎝の可憐な花。360度見渡す限り青一色の世界に、空中散歩をしているような感覚を味わえる。2013年の「ネモフィラハーモニー」は4月29日~5月19日だが、開花が早まる場合もあるのでHPで開花状況をチェックしてからお出かけを。
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TEL.029-265-9001(国営ひたち海浜公園)
時間:9:30~17:00(2013年3月1日~7月20日)
入園料:大人(15歳以上)400円、小人(小中学生)80円
アクセス:JR常磐線勝田駅からバスで約20分
おトクな旅情報:スプリングフラワーリレー春のひたち海浜公園
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迫力ある藤の魅力を堪能できる
一年を通して、四季折々の花や木を楽しめる「あしかがフラワーパーク」。その代表が、うすべに藤、むらさき藤、大藤、八重の藤、白藤、きばな藤と約1ヵ月間も楽しめる藤の花。600畳敷の大藤棚3面と世界でも珍しい八重の大藤棚や庭木仕立ての藤、80mにも渡って続く白藤、きばな藤のトンネルなど、一度といわず何度でも訪れたい場所。2013年は4月20日~5月19日に「ふじのはな物語」を開催。
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TEL.0284-91-4939(あしかがフラワーパーク)
時間:7:00~21:00(ライトアップ期間以外は~18:00)
入園料:花の咲き具合によって変動
アクセス:JR両毛線富田駅から徒歩13分
おトクな旅情報:快速足利大藤まつり号で行く日帰りの旅
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強い潮風や砂浜の乾燥にも耐え、力強く綺麗な花を咲かせる
平砂浦(ひらさうら)海岸は、館山市の南西に位置し、太平洋に面したゆるやかに弧を描いた長さ約5km、幅約60mの砂浜。夕日の美しさも有名で、毎年5月上旬~6月下旬にかけて、ハマヒルガオの群生を見ることができる。房総半島ではハマヒルガオが自生する海岸は他にもあるが、平砂浦海岸ではかなり長い距離にわたって、薄紅色の花たちが砂浜のいたるところに咲き、見ごたえがある。
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そびえ立つ富士山を背景に竜神池を囲む桜色の野原が美しい
富士五湖の一つである本栖湖にほど近い、富士本栖湖リゾートで首都圏最大級約80万株の芝桜と雄大な富士山の競演が楽しめる春の風物詩が今年も開催される。今年は土壌の改良や定期的な降雨に恵まれたことで、今までで最も美しい芝桜が期待できそう。会場では芝桜を見ながら楽しめる「展望足湯」や「展望カフェ」、約80種類の飲食メニューが提供される「富士山うまいものフェスタ」も。美しい景色と食を堪能しよう。
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TEL.0555-89-3031(富士芝桜まつり事務局)
期間:2013年4月13日~6月2日 ※開花状況により変動あり
時間:8:00~17:00 ※5月3~6日、11~12日は6:00から営業
入園料:大人(中学生以上)500円、子ども(3歳以上)200円
アクセス:JR中央本線大月駅から富士急行特急約45分の河口湖駅下車、専用シャトルバスで約30分
おトクな旅情報:山梨花たび
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園内にはビューポイントが満載
3万坪の敷地を持つ可睡(かすい)ゆりの園には、毎年6月の上旬から下旬にかけて、世界150余品種のユリが咲き乱れる。約45分の散策コースから斜面を見下ろすと白やピンク、黄色、オレンジなどの色とりどりのユリが咲き競い、夢のよう。園内では、オランダから直輸入した球根も販売している。お食事処やお休み処などもあり、一日ゆっくりすごすことができる。
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TEL.0538-43-4736(可睡ゆりの園)
期間:2013年6月1日~7月7日
時間:9:00~17:00
入園料:大人1000円、小・中学生300円
アクセス:JR東海道線袋井駅からバスで15分
おトクな旅情報:火の神様可睡斎と可睡ゆりの園ウォーキング
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雄大な北アルプスを背景にチューリップを楽しめる
入善町の特産物であり、「町の花」でもあるチューリップをPRしようと平成9年度から始まった。約6haの会場に110品種、220万本のチューリップが咲き誇り、春を感じることができる。4月20・21日にウェルカムイベントが開催され、チューリップグッズや切り花・フラワーポットの販売、ステージイベントなどが行なわれる。4月26・27日には一部チューリップ畑のライトアップも。27日は「にいかわ食と花めぐり」が開催。
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TEL.0765-72-1100(入善町農水商工課)
時間:ライトアップは17:15~20:15(2013年4月26・27日)
アクセス:JR北陸本線入善駅から車で5分
おトクな旅情報:金沢富山往復きっぷ
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ポール仕立ての優雅なクレマチス
現代イタリアを代表する具象彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジの世界初の個人美術館として開館した「ヴァンジ彫刻庭園美術館」。伊豆の山並み、駿河湾を望む見晴らしのよい「クレマチスガーデン」が併設され、一年を通して様々な品種のクレマチスが咲き誇る。中でも5月から6月にかけては、一番多くの品種を楽しむことができる。フラワーショップでは良質のクレマチスの苗木も購入可能。
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TEL.055-989-8787(クレマチスガーデン)
時間:10:00~18:00(4~8月)
アクセス:JR東海道本線三島駅から無料シャトルバスで約25分
おトクな旅情報:伊豆フリーQきっぷ
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開花期にはボランティアによる解説も
カキツバタは愛知県の花、そして刈谷市の花として親しまれており、刈谷市の小堤西池(こづつみにしいけ)は京都府(大田の沢)、鳥取県(岩美町の唐川)と並ぶカキツバタの日本三大自生地のひとつ。昭和13年に国の天然記念物に指定されており、池には肥料や水を入れたりすることができないため、手入れは雑草を抜くのみで自然のまま保護されている。鑑賞には注意が必要だ。
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TEL.0566-62-1037(刈谷市教育委員会文化振興課)
アクセス:名古屋駅から名鉄名古屋本線約20分の知立駅下車、三好又は日進駅行きバス25分の上ノ郷下車
おトクな旅情報:「交通系ICカード」で超快適ライフ
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山が燃えているように赤く染まる
御所(ごぜ)市の西部を南北に縦走する金剛山地の中にある、標高約960mの葛城山(かつらぎさん)。5月になると、山頂から南側の斜面にかけてのなだらかな高原一帯を、朱色のツツジが埋め尽くす。登山コースが整備されているので、登山やハイキングをしながらでも楽しめるが、山頂へ至るロープウェイからの眺めも圧巻だ。期間中は毎年多くの見物客が訪れ、ロープウェイも混雑するので、早めの行動がオススメ。
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TEL.0745-62-3346(御所市観光協会)
アクセス:近鉄御所線近鉄御所駅からバスで約15分、そこからロープウェイ6分
おトクな旅情報:奈良・大和路遊々きっぷ
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町がバラの花と香りに包まれる
約70万本のバラが満開に咲き誇る福山ばら祭。バラの花であふれるバラ公園周辺では市内各団体によるローズパレードが行なわれ、今年は30周年を迎える「東京ディズニーリゾート」からミッキーマウスをはじめとした、ディズニーの仲間たちもパレードに参加。その他、ローズコンサートやぶちうまグランプリ 2013など盛りだくさんのイベントがあり、夜にはばら公園をライトアップした「光とばらのファンタジー」も開催。
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TEL.084-944-5515(福山祭委員会実施本部)
期間:2013年5月18~19日
アクセス:山陽新幹線福山駅から徒歩15分または会場行き臨時バスで約10分
おトクな旅情報:岡山・尾道おでかけパス
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ピンクのグラデーションが美しいホンシャクナゲの花びら
近江と伊勢の国境となる鎌掛谷(かいがけだに)は、別名「しゃくなげ渓」とも呼ばれる景勝地。南側の山肌に広がるアカマツ林の間に、ホンシャクナゲが固まって自生する。遠くからは森の一角がピンクに染まって見えるが、花によって色の濃淡は異なる。本来1000m以上の高所に咲くホンシャクナゲが、標高300~400mの低地に群生するのは珍しく、国の天然記念物に指定されている。
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TEL.0748-52-6577(日野観光協会)、保全協力金400円
アクセス:近江鉄道日野駅からしゃくなげ渓行き臨時バス下車、徒歩15分
おトクな旅情報:「ほんしゃくなげ群落鑑賞」フリーきっぷ
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コントラストが美しい
四国で唯一の国営公園である国営讃岐まんのう公園。198haの広大な敷地にはキャンプ場や自然生態園などもあり、一年を通じて様々な体験が可能。竜頭の里にある飛竜池を眺める斜面には、ガクアジサイやヤマアジサイなど色とりどりのアジサイが40品種2万株植えられている。池の周囲にはプロムナードが巡らしてあるため、アジサイを見ながらの水辺散策が楽しめる。
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TEL.0877-79-1700(まんのう公園管理センター)
入園料:大人400円、子ども80円
アクセス:JR土讃線琴平駅から車で15分
おトクな旅情報:ことでん・JRくるり~んきっぷ
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色とりどりのアジサイが出迎えてくれる
15haの総合公園として整備され山頂には展望台のほか、河童封じ地蔵、火野葦平文学碑、プール、万葉植物園、県木の森など数々の施設がある高塔山公園。7月になると、かって山城があったとされる標高124mの山頂への道沿いに連なる59,000株のアジサイが出迎えてくれる。展望台からは北九州市の町並みが一望でき、赤い若戸大橋にアジサイが映える。また、昼間の景観も素晴しいが、ここからの夜景は幻想的でおすすめ。
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TEL.093-541-4189(北九州市観光協会)
アクセス:JR筑豊本線若松駅から車で10分
おトクな旅情報:JR九州旅行「関門の旅」
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えびの高原レストセンター駐車場より徒歩で行ける
国立公園の霧島連山に囲まれた標高1200m にあるえびの高原。硫黄の匂いが漂う溶岩地帯を背景に四季折々の美しい景観を見せる。ミヤマキリシマは九州の高山に自生するツツジの一種で、つつじヶ丘には約3万本が咲きそろう。他のツツジに比べて花の密度が濃く、葉や地面が見える隙間が少ないため、群生地は濃いピンク色一色に。他の植物が根付かない岩場にも、たくましく花を開く姿からは、野生ならではの美しさが感じられる。
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TEL.0984-35-3838(えびの市観光協会)
アクセス:JR吉都線えびの駅から車で30分
おトクな旅情報:肥薩線一周ぐるりんきっぷ
写真提供:青森県観光連盟、秋田県観光文化スポーツ部、館山市商工観光課、入善町農水商工課、刈谷市教育委員会、御所市観光協会、福山観光コンベンション協会、日野観光協会、えびの市観光協会、北九州市観光協会
※掲載されているデータは平成25年4月現在のものです。