『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。

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フルムーン夫婦グリーンパスで行く新幹線の旅カキを求めて5000kmのフルムーン~三重、広島、佐賀、札幌、仙台で味わう旬のカキ(牡蠣)~

  • 1日目|三重県的矢にて絶品のカキ料理
  • 2日目|広島で途中下車 カキ&広島焼き
  • 3日目|佐賀県多良にて炭火焼きのカキ
  • 4日目|北海道、札幌で厚岸産のカキを
  • 5日目|みちのく仙台でカキも牛たんも

1日目|絶品のカキを求め東京から三重へ 的矢で堪能するカキのコース料理|東海道新幹線[東京⇒名古屋]/関西本線・伊勢鉄道・紀勢本線・参宮線・近鉄線[名古屋⇒志摩磯部]

  • 東京駅19番線で出発を待つ700系「ひかり」。白が基調の顔立ちは“カキのむき身”にも見える

  • まるで空を飛んでいるような気分にさせる700系グリーン車の車窓。新幹線は快適そのもの

  • 名古屋から鳥羽へは快速「みえ」に乗車。グリーン車はないが普通車指定席の夫婦旅も楽しい

  • カキ養殖のイカダが浮かぶ的矢湾の風景。波静かなこの海で評判の高い「的矢カキ」は育つ

  • 宿の夕食、生で味わう「的矢カキ」はまさに絶品。プリプリとして「海のミルク」を実感する

  • カキは土手鍋にしてもおいしい。味噌の風味がカキの旨味とマッチし、まったり&こってり!

 「海のミルク」とも呼ばれ、秋から冬にかけて旬を迎えるカキ(牡蠣)。南北に長い日本では列島各地の海でカキが養殖され、グルメ派をうならせる“ご当地ブランド”のカキも評判に。

 全国で美食を楽しむおトクな夫婦旅、そのカキならぬ“カギ”になるのがフルムーンパスと新幹線の活用だろう。フルムーンパスで快適なグリーン車に乗って、旬のカキを味わい尽くす旅にぜひぜひお出かけを。

 旅の前半は2泊3日で三重県から広島、九州をめぐり、後半は1泊2日で北海道、東北へ。カキのベスト・スポットを周遊する5000kmの旅にいざ出発!

 初日、東海道新幹線と快速「みえ」に乗って三重県へ。日本一のカキと呼び声高い志摩半島、的矢(まとや)のカキを地元の宿にてフルコースでいただく。途中、もし伊勢神宮や二見浦(ふたみがうら)を観光するのであれば、東京の出発を早めよう。朝7時から8時頃発の新幹線に乗車すれば、十分な時間がとれる。

 波静かな的矢湾に浮かぶイカダ。いかにもカキの産地らしい。的矢カキは当地で考案された技術で清浄化されているのがポイント。品質も高く、松阪牛などとともに「三重ブランド」に認定。宿では絶品の生ガキに、焼きガキ、カキの土手鍋、カキフライ、カキめし等々、カキ料理が順に運ばれてくる。そして、そのどれもが「海のミルク」を感じさせる豊かな味わいだ。

 市場にはほとんど出荷されないという的矢カキ。美味なるカキは産地、的矢に行ってこそ堪能したい。

1日目●乗車距離:504.5km 運賃合計2人分:34,660円
※伊勢鉄道線と近鉄線の分を含みます
【各区間ごとの運賃と乗車距離】
東京~名古屋:@14,070円(乗6,090円 特グ7,980円)乗車距離366.0km
名古屋~鳥羽:@2,890円(乗2,380円 指510円)乗車距離122.5km ※1
[近鉄線]鳥羽~志摩磯部:@370円(乗370円)乗車距離16.0km
※1 伊勢鉄道(距離22.3km、運賃@490円)分を含む
※通常期の場合 ※距離は運賃計算に用いるキロ数

モデルコース

「カキ三昧フルムーン」1日目
志摩半島、的矢(まとや)でカキのフルコース
(的矢泊)
三重県的矢にて、絶品のカキ料理

1

発着駅 時間 メモ
志摩半島、的矢でカキのフルコース
(的矢泊)
~ 700系に乗車 ~
東京 発 10:03 東海道新幹線【ひかり467号】グリーン車(700系)
名古屋 着 12:09 ランチを食べ、在来線に乗り換え
名古屋 発 13:35 快速【みえ11号】指定席
※別途、伊勢鉄道の運賃、二人分980円必要
鳥羽 着 15:25 近鉄線に乗り換え
鳥羽 発 15:31 近鉄線普通電車
※別途運賃、二人分740円必要
志摩磯部 着 15:56 この日は的矢泊

旅のメモ

観光の問合せ
■的矢:志摩市観光協会 TEL.0599-46-0570

カキが食べたいコラム 1 カキの季節

 日本でカキ(牡蠣)といえば、一般に「マガキ」をさす。この「マガキ」の場合、例年10月から翌年3月にかけてが季節とされている。また、北海道、厚岸(あっけし)のブランドカキ「カキえもん」のように一年中出荷できるものもある。
 カキの季節は英語圏でも似ている。各月の綴りに「R」を含む月(9月「September」~4月「April」)が食用に適する月とされ、これは“Rの季節”などと呼ばれている。
 ところで、夏場に季節を迎えるカキもある。「イワガキ」(岩牡蠣)だ。「イワガキ」は養殖ものだけでなく天然ものも出回り、身は「マガキ」よりも大きく食べごたえも十分、こちらは夏場ならではのカキといったところ。
 秋から春の「マガキ」と春から夏の「イワガキ」。いずれも食べられる日本はカキ好きにはたまらない国だ。

カキのうち「イワガキ」(岩牡蠣)は夏場に旬を迎える。写真は茨城で食べた「イワガキ」

2日目|列車を乗り継ぎ、的矢から博多へ 途中の広島で、カキとお好み焼き|近鉄線・参宮線・紀勢本線・伊勢鉄道線・関西本線[志摩磯部⇒名古屋]/東海道・山陽新幹線[名古屋⇒広島⇒博多]

  • 名古屋へ急ぐ快速「みえ」の車窓。海が見えると爽快でいい気分に。これも鉄道の旅の魅力

  • 新大阪からはN700系「さくら」の旅が始まる。わずか1時間半で、日本一のカキ産地、広島着

  • くつろぎの空間、N700系「さくら」グリーン車。座席の間隔も広く、疲れ知らずの旅ができる

  • 広島で食べたお好み焼きと焼きガキ。濃厚なソースとジューシーなカキの組み合わせに大満足

  • 広島駅の名物駅弁「しゃもじかきめし」。カキたっぷりの駅弁で例年10月~翌年3月に販売

  • 博多の夜、屋台が街に彩りを添える。ふらりと入り、とんこつラーメンを味わうのも乙なもの

 的矢で迎えた朝、窓を開ければイカダの並ぶ海がキラキラと輝いていた。旅は2日目、三重から名古屋を経由、同じくカキ産地として知られる広島でカキを食べ、宿をとる九州は博多へ行こう。

 鳥羽と名古屋を結ぶ快速「みえ」、鳥羽発車後ほどなく車窓右手に海が迫ってくるが、海を見ると晴れ晴れした気分になる。名古屋で乗り換えの際、名物の「天むす」などを購入し、「こだま」のグリーン車で軽くランチ。新大阪からは「さくら」のグリーン車に乗って広島へ。

 日本最大のカキ産地、広島。全国シェアの約50%を占めるという。当地ではカキもさることながら広島焼き(広島風のお好み焼き)も一緒に食べてみたい。お好み焼き店の多くはこの時期、メニューにカキも載せている。焼きそば入りでボリュームたっぷりのお好み焼きと焼きガキ、どちらもビールに合うことこの上なし。鉄道の旅は気が向いた時にビールも飲め、これは至福のひと時。クルマを運転する旅だとこうはいかない。

 広島と博多は新幹線「さくら」なら本当に近い。ほんの1時間ほどで着いてしまう。広島でもっと時間をとり、夕暮れの原爆ドーム等へ足を運んでみるアレンジも。フルムーンパスなら時間の使い方は自由自在にできる。駅弁派のご夫婦には「しゃもじかきめし」がおすすめ。冬季限定の駅弁で、広島のカキがふんだんに盛り込まれている。

 博多は夜、キラキラと輝きを増す街、屋台にも出かけてみよう。夜はまだ始まったばかりだ。

2日目●乗車距離:947.4km 運賃合計2人分:74,460円
※伊勢鉄道線と近鉄線の分を含みます
【各区間ごとの運賃と乗車距離】
[近鉄線]志摩磯部~鳥羽:@370円(乗370円)乗車距離16.0km
鳥羽~名古屋:@2,890円(乗2,380円 指510円)乗車距離122.5km ※1
名古屋~新大阪:@8,340円(乗3,260円 特グ5,080円)乗車距離186.6km
新大阪~広島:@13,440円(乗5,460円 特グ7,980円)乗車距離341.6km
広島~博多:@12,190円(乗4,940円 特グ7,250円)乗車距離280.7km
※1 伊勢鉄道(距離22.3km、運賃@490円)分を含む
※通常期の場合 ※距離は運賃計算に用いるキロ数

モデルコース

「カキ三昧フルムーン」2日目
広島でカキを味わい、九州は博多へ
(博多泊)
広島で途中下車。カキ&広島焼き
2

発着駅 時間 メモ
広島でカキを味わい、九州は博多へ
(博多泊)
~ N700系、700系に乗車 ~
志摩磯部 発 10:28 近鉄線普通電車
※別途運賃、二人分740円必要
鳥羽 着 10:53 JR線に乗り換え
鳥羽 発 11:00 快速【みえ10号】指定席
※別途、伊勢鉄道の運賃、二人分980円必要
名古屋 着 13:02 新幹線に乗り換え
お昼は名物の「天むす」をテイクアウト
名古屋 発 13:45 東海道新幹線【こだま649号】グリーン車(700系)
新大阪 着 14:50 乗り換え
新大阪 発 14:59 山陽新幹線【さくら561号】グリーン車(N700系)
広島 着 16:28 カキもお好み焼きも味わう
  広島 発 18:29 山陽新幹線【さくら569号】グリーン車(N700系)
  博多 着 19:39 この日は博多泊

旅のメモ

観光の問合せ
■広島:広島市観光案内所(JR広島駅・南口) TEL.082-261-1877

カキが食べたいコラム 2 カキの栄養

 「海のミルク」といわれるほど栄養豊富なカキ。さまざまな成分のなかで、まずはタウリンに注目。タウリンはアミノ酸の一種で、血圧を正常にし、コレステロール値の上昇を抑える効果があり、また、肝臓をサポートする働きから、よくお酒を飲む際、カキを食べるとよいといわれる。
 鉄分も多く含むカキ。これにより貧血や冷え性の予防も期待できる。“鉄分”といえば鉄道ファンの活動にもきっと欠かせない成分だろう。
 そして、カキには美容(美肌)効果、滋養強壮で知られる亜鉛も含まれている。さらにはグリコーゲン。こちらは活動時のエネルギー源になる。他にもビタミンB1、B2、B12などのビタミン、ナトリウムや銅といったミネラル、タンパク質などなど、カキには「元気の素」がたくさん入っている。

タウリン、亜鉛、グリコーゲン、ビタミンB12等々、栄養豊富なカキを食べてパワーアップ

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