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本日も、列車で女子旅 vol. 7 三重編

Day 2

神様が選んだ「うまし国」を体感!

伊勢志摩の絶景と旬のカキを求めて

たくさんの神様とお会いして、だいぶピュアな自分を取り戻せたかな。だから、2日目はまっさらな心のキャンバスに伊勢志摩の絶景を写し取ろう。海沿いを走り、パールロード鳥羽展望台から俯瞰すると一面に広がって見える、海と森のコラボ。信じられないほど山盛りのカキ。そして世界の首脳たちが堪能した美酒。さすがは天照大御神(あまてらすおおみかみ)がお祀りされている場所だ。何をとっても“とびっきり”なものばかり。海の恵みに感謝。こんな絶景を、こんなおいしいカキを、こんな心のこもった銘酒を、ありがとう!

10:00 パールロード鳥羽展望台

今回、利用したのはJR東海「伊勢路フリーきっぷ」。名古屋方面からの快速「みえ」号普通車自由席往復に、JR線フリー区間(松阪駅~鳥羽駅間)を走る快速・普通列車の普通車自由席に乗り降り自由、さらに伊勢市駅や鳥羽駅などから利用できるタクシー乗車券(6000円分)が付いた、とってもおトクなきっぷなのだ。今回、買って正解だった! 今、ワタシは箱田山山頂の鳥羽展望台に立ち、目の前に広がる360度の大パノラマに感動している。運転に自信はないけれど、石神さんには行きたい――そんなジレンマをタクシー乗車券付き「伊勢路フリーきっぷ」が解消してくれ、ここまで来たのだ。展望台には「一度は行きたい絶景レストラン」と評判高いレストラン「ヴィスタ・マーレ」もある。

11:00 神明しんめい神社(石神さん)

女性の願い事なら必ずひとつ叶えてくれるという、最高に女性びいきの神様。海女たちが信仰している。ワタシも念入りにお参りして、お守りと携帯ストラップを授かる。お守りには星のマーク「セーマン」と格子縞「ドーマン」が、海女の磯着に見立てた麻布に貝紫色(かいむらさきいろ)でほどこされている。必ず戻ってこられるよう、魔除けとして手ぬぐいなどに縫い込まれる印だ。手作りのお守りを手に入れ、なんだかパワーアップした気がする。

インフォメーション
時間 8時30分~16時30分(授与所受付時間、境内は24時間)
アクセス 鳥羽駅前の鳥羽バスセンターから国崎(くざき)行きかもめバス約45分の相差(おうさつ<石神さん前>)下車、徒歩7分

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11:30 相差おうさつ 古民家海女あまの家 五左屋ござや

石神さんの参道にある、築80年の古民家を改装したショップ&カフェ。京都の香老舗「松栄堂」とコラボした鳥羽オリジナルのお香などもあり、おみやげ選びを楽しめる。梁(はり)を生かしてロフト風に改装した2階席は休憩スペースになっていて、少しの間コーヒーブレイク。展示物などで相差町に住む海女の生活も垣間見られ、ホッとする時間を過ごせそう。

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時間 9~17時
アクセス 鳥羽駅前の鳥羽バスセンターから国崎行きかもめバス約45分の相差(おうさつ<石神さん前>)下車、徒歩10分

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12:30 海上焼き牡蠣かき食べ放題(丸善水産)

神々に囲まれるだけではなく、「うまし国」を体感するのも今回の旅の目的。この時期に旅したのも、実は旬のカキを思う存分食べたいと思ったから。カキのシーズンは11~3月で、これからがおいしい季節。さて、80分真剣勝負!どれだけ食べられるか、チャレンジ。硬い殻を突き開けた先にあるジューシーな味わい。ああ、幸せ!

インフォメーション

平成28年は11月1日よりオープン、7日前までの予約制(TEL.0599・32・5808、受付8~18時)

アクセス 鳥羽駅前の鳥羽バスセンターから国崎行きかもめバス約30分の本浦港下車、徒歩5分

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14:30 酒のお店 もりした

平成28年5月に開催された「G7伊勢志摩サミット」。そこで各国の首脳が堪能した料理やお酒はさぞかし世界をもてなす超一流の品々だったはず。ぜひともサミット乾杯酒を手に入れたいと思うのは人情だ。「酒のお店 もりした」は、清水清三郎商店の「作(ざく)」や大田酒造の「半蔵」はもちろん、G7の首脳陣が味わった8酒を把握し、その味わい方も熟知している酒店。酒のうんちくも聞きながら、マイベストを見つけてもらおう。

インフォメーション
時間 10~19時、日曜休
アクセス 近鉄志摩線志摩赤崎駅より徒歩10分

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