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世界遺産も隠れた旅スポットも 2泊3日で!! 瀬戸内でゆるり。夏の広島へ来てみんさい

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コース1|潮騒聞こえる懐かしの港町をのんびりトラベル

アレイからすこじまは海上自衛隊呉基地を眺められる公園。旧魚雷揚げ下ろしクレーンや、すぐ近くには旧呉海軍のレンガ造りの倉庫群も見られる。
TEL.0823-25-3309(呉市観光振興課)。無休。無料

明治以降の呉の歴史と、その近代化の礎となった造船、鉄鋼などの技術を紹介する大和ミュージアム。9月30日までの毎週日曜は、バックヤードツアーも(午前と午後の2回)。
TEL.0823-25-3017 9:00~18:00、火曜休(祝日の場合翌日、夏休み期間無休)。常設展500円

涼をとりたくなったら、呉っ子に半世紀以上愛されている、巴屋の「アイスもなか」はいかが? あっさりテイストのアイスとパリパリ最中が好相性。ミルク100円、抹茶140円。
TEL.0823-21-5551(巴屋本店) 8:00~18:00、無休

1日目|呉|旧海軍の街で、現役の潜水艦にこんにちは

 今回は海沿いの町、そして広島県内にある2つの重要伝統的建造物群保存地区(以下重伝建)で、夏の匂いをかぎにいく旅。

 最初の目的地・呉へ呉線観光列車「瀬戸内マリンビュー」(下記コラム参照)で向かったら、まずは「アレイからすこじま」へ。ここは、なんと国内で唯一、潜水艦を間近で見ることができる公園。おっきなカブト虫のような黒光りする潜水艦は、男子の心をくすぐる格好よさ。

 ランチで呉の海軍グルメ、オムライスや肉じゃがか、ご当地グルメの呉冷麺などを堪能したら、「大和ミュージアム」で全長26.3mという、実寸1/10の戦艦「大和」の巨大模型を見学。大和が造られた時代背景などを細かく考察した「巨大戦艦大和展」も来年1月27日まで開催中なので、そちらもチェックしてみて。

2日目|大崎下島・大崎上島|懐かしき潮待ち港へアイランドホッピング!

 2日目はさらなるお楽しみ、船に導かれ島から島へ。呉港から出航する「呉・御手洗(みたらい) 宝しまクルーズ」に乗り、最初に訪ねたのは大崎下島(おおさきしもじま)。三方が海に囲まれ波穏やかな下島は、江戸時代に大量の帆船が潮待ちし、中継ぎ貿易港として栄えた場所だ。広島県に2つある重伝建のうちの1つ、御手洗地区には漆喰の壁、木格子、石畳が続き、情緒たっぷり。

 同島最大の御茶屋だった若胡子屋(わかえびすや)跡や、住吉神社の側に立つ高灯籠などを訪れたら、大長港か御手洗港から船でお隣の大崎上島(おおさきかみじま)へ。島内の最高峰、標高453mの神峰山(かんのみねやま)の山頂手前には休憩所を兼ねた展望台が設置されており、遠くまで続く島なみを一望!

 幅2~3mの狭い路地に2~3階建ての木造建築や茶屋跡が並ぶ天満通りを散歩したら、本日はきのえ温泉に投宿。まるで瀬戸内海に浮かんでいるような絶景風呂に浸かっていると、あまりの心地良さに思わず「いい日~、旅立ち~♪」と鼻唄が。

ぽっこり突き出た半島の上に建つ「きのえ温泉 ホテル清風館」。露天風呂からは、来島海峡大橋や遠くに石鎚山も一望。料理長が地元漁協から買い出しした海の幸も自慢。
TEL.0846-62-0555。日帰り入浴700円(10:30~21:00、清掃による変更あり)

呉から音戸の瀬戸経由で御手洗港までを約65分で結ぶ「呉・御手洗宝しまクルーズ」
TEL. 082-545-5501(瀬戸内海汽船トラベルサービス)。8月25日までの土・日曜運航、8月11日休。1,600円(往復3,000円)

電柱が地中化された御手洗地区の常磐町通り。ほかにも周辺には、昭和30年代まで映画館・劇場として島民に愛された「乙女座」など、歴史薫る見どころが多数。
TEL.0823-67-2278(呉市豊町観光協会)

大豆、小麦、塩だけで作る天然醸造の醤油は、岡本醤油醸造場三代目・岡本義弘さん(写真)の醤油愛と同様に濃厚。繁忙期でなければ、事前予約で蔵見学もOK。
TEL.0120-752-041。9:00~16:00頃、日曜・祝日休。見学無料

280年余の歴史をもつ竹鶴酒造は、入母家造り妻入りの外観が風情あり。アルコール添加と炭素ろ過をしない辛口酒が自慢。資料館では昔の酒器などを展示。
TEL.0846-22-2021。10:00~12:00・13:00~16:00、平日休(祝日は営業、酒の購入は平日も可)。見学無料

本町通り沿いにある築約200年の蔵で店を営む「ほり川」の、「純米吟醸たけはら焼」950円。ほかにも広島風お好みそばなど、どれも旨い。
TEL.0846-22-2475。11:00~14:30、17:00~19:30、水曜休

3日目|大崎上島・竹原|木格子に虫籠窓(むしこまど)風情ある街に迷いこむ

 大崎上島の垂水港・白水港から船で竹原へ向かう前に、立ち寄りたいのが昔ながらの醤油造りを営む岡本醤油。小さな醤油蔵の中を、海の甘藻(あまも)と裏山の木々の光合成でつくられた酸素が行き交い、良質で濃厚な醤油が生まれる。その場で小サイズの醤油も買えるので、土産におすすめだ。

 竹原に移動したら、なにはともあれ重伝建地区へ。南北に伸びる本町通りをはじめ約5haに渡り、木格子、虫籠窓(むしこまど)などを備えた風情ある木造建築と出会える。竹原はかつて製塩業で栄え、特に製塩で財を成した浜旦那の旧家は瓦棒の本瓦葺き屋根など豪華な意匠。約7割の建物が現役の住まいのため、小学生や地元のおばあちゃんとよくすれ違うのも、暮らしの匂いがしてなんだかうれしい。

 ニッカウヰスキーの創設者・竹鶴政孝の生家・竹鶴酒造の「小笹屋 酒の資料館」を見学したら、旅のシメに「純米吟醸たけはら焼」を。市内5軒で味わえる竹原の新ご当地グルメは、竹鶴酒造含む竹原の酒蔵3蔵いずれかの酒粕を生地に練り込んだお好み焼き。ほんのりとした酒の香りと甘みが、濃厚ソースと意外にマッチ!

この期間限定イベントに注目!「いつやるの? 今でしょ!」呉線観光列車「瀬戸内マリンビュー」

7月~9月の土・日曜・祝日、そして8月は毎日運行するので、ぜひ呉線沿線の旅に利用したいイベント列車。船のような丸窓と爽やかな青白の配色が、瀬戸内の風景にばっちり馴染む。2両編成で、指定席の1号車はソファータイプの座席から瀬戸内の海景をゆっくり眺望でき、おすすめ! 1日1往復運行。広島10:06発~三原12:27着、三原13:25発~広島16:07着。指定席利用の場合は別途座席指定券510円が必要

観光の問合せ

文・構成・撮影(御手洗地区、岡本醤油醸造場、竹鶴酒造、ほり川)=鈴木健太
写真協力=JR西日本、広島県、巴屋
※掲載されているデータは2013年8月現在のものです。

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