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秘められた美を訪ねる 京の冬の旅

Vol. 2幕末ゆかりの地で激動の時代に思いを馳せる

51回目を迎える今冬の「京の冬の旅」キャンペーンは「大政奉還150年記念」がテーマ。武家政権から近代国家へ転換する契機となった「大政奉還」ゆかりのスポットで、通常非公開の文化財が特別公開されます。今回は洛東・洛南エリアを中心にご紹介。さあ、志士たちの魂が宿る京都へいざ!

「京の冬の旅」特別公開
こんかいこうみょう

会津藩士と新選組の
活躍を支えた浄土宗寺院

幕末期、京都守護職に任命された会津藩主・松平容保(かたもり)が本陣を構えた寺院。浪士組から離脱した近藤勇が容保に謁見して新選組が誕生した地であり、再建された大方丈の「謁見の間」(写真)では金の襖が鮮やかに輝いている。

アクセス
JR京都駅から市バス100系統30分の岡崎道下車、徒歩10分

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「京の冬の旅」特別公開
しょういん

きらびやかな寺宝の数々が
格式の高さを物語る門跡寺院

光格天皇が政務を行なった「上段の間」(写真)があり、ときに仮御所ともなった格式高い寺院。上段の間がある宸殿内部には、絢爛豪華な『花鳥図』『老松図』など約170面に及ぶ狩野派の障壁画が残る。塔頭・積善院(せきぜんいん)に安置されている「弁才天尊」は今回初公開。

アクセス
JR京都駅から市バス206系統25分の熊野神社前下車、徒歩3分

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「京の冬の旅」特別公開
知恩院 おおほうじょう
ほうじょう・方丈庭園

公武合体派の中心人物
薩摩藩・島津久光も宿所とした

江戸幕府の庇護を受け、壮大な伽藍(がらん)が整えられた知恩院。特別公開の大方丈は、金碧障壁画で飾られた豪壮華麗なたたずまい。また、大方丈とは対照的に淡彩の落ち着いた水墨画が描かれた小方丈や、僧・玉淵(ぎょくえん)が作庭したと伝わる方丈庭園も拝観できる。

アクセス
JR京都駅から市バス206系統20分の知恩院前下車、徒歩10分

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「京の冬の旅」特別公開
けんにん きゅうしょういん

尊攘派の志士でもあった
絵師が描いた長篠合戦図も必見

久昌院は、徳川家康に仕えた奥平信昌が菩提寺として創建。長篠の合戦における信昌の活躍を宇喜多一蕙(うきたいっけい)が描いた襖絵が残っている。二段に刈り込まれた生垣の奥に、東山を借景として臨む池泉鑑賞式庭園が秀麗。本堂から眺める庭園はまさに一幅の絵画のよう。

アクセス
JR京都駅から市バス206系統19分の東山安井下車、徒歩7分

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「京の冬の旅」特別公開
西さいふく

冬季公開は初めて
寺宝の絵図で無常を悟る

平安時代の葬送の地・鳥辺野(とりべの)の入口にあたり、あの世とこの世の境と信じられてきた轆轤(ろくろ)町に立地。特別公開の『檀林皇后九相図(だんりんこうごうくそうず)』は、美貌で知られた嵯峨天皇の妃・檀林皇后が死を迎え、朽ちて土に還るさまを9つの段階に分けて描いたもの。『地獄絵図』(写真)などの寺宝も展示。

アクセス
JR京都駅から市バス100・110・206系統15分の清水道下車、徒歩5分

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「京の冬の旅」特別公開
高台寺

秀吉とねねの坐像を納めた
厨子の蒔絵を間近で見学

豊臣秀吉の正室・ねねが建立。今回は、秀吉とねねを祀る霊屋(おたまや)(写真)内部の美しい装飾「高台寺蒔絵」を特別に近くで見ることができるほか、開山堂と霊屋をつなぐ「臥龍廊(がりょうろう)」も開放され、境内の最も高所に位置する展望台も公開される。

アクセス
JR京都駅から市バス206系統17分の東山安井下車、徒歩5分

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「京の冬の旅」特別公開
妙法院

伏見城遺構の庭園、御所の旧殿を
移築した大書院など見どころ豊富

代々皇族から住職を迎えた門跡寺院のひとつ。幕末、クーデターを起こそうとして失脚した尊王攘夷派の公家と長州藩士が妙法院に集って軍議を行ない、再起を図る決意をする様子を描いた『七卿落図(しちきょうおちず)』を特別展示。国宝の「庫裏(くり)」、重要文化財の「大書院」など見どころが多い。

アクセス
JR京都駅から市バス100・110・206・208系統10分の東山七条下車すぐ

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「京の冬の旅」特別公開
東寺 五重塔

古都のシンボル・五重塔の
初層内部で金剛界の四仏を鑑賞

平安京造営時に国家鎮護のために創建された東寺に建つ、国宝・五重塔の初層内部を特別公開。極彩色の文様で彩られ、密教の根本仏・大日如来に見立てた心柱を囲む金剛界の四仏と八尊の菩薩がみごと。密教美術の宝庫といわれる諸堂の拝観も楽しみ。

アクセス
JR京都駅から徒歩15分

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いもぼう平野家本家

一子相伝で守る京野菜の
海老芋と棒鱈の炊合せ

江戸中期、初代・平野権太夫が海老芋と棒鱈(ぼうだら)を炊き合わせる「いもぼう」(写真中央)を考案し、一子相伝で継承。シンプルでありながら、他店には真似のできない味わいはさすが。知恩院や聖護院などをめぐる「京の冬の旅」定期観光バス「みやびコース」の昼食処にもなっている。

アクセス
JR京都駅から市バス100・110・206系統18分の祇園下車、徒歩3分

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京都「千年の心得」
「早起きは三文の得! 旬の京野菜食べくらべと京野菜のせり見学」

京野菜のせりや食べくらべ、
朝食、ショッピングを満喫

京都の奥深い上質な魅力に出合える観光プラン京都「千年の心得」のひとつ。本プランでは京都市中央卸売市場で京野菜のせりを解説付きで見学。「KYOCA」(京果会館)で京野菜の食べくらべや京野菜の漬物、美山産の平飼い卵を使った卵かけごはんを堪能。平成29年3月18日開催。

集合場所
JR京都駅から山陰本線(嵯峨野線)3分の丹波口駅

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京都「千年の心得」
「早起きは三文の得! 建仁寺 霊源院で坐禅体験と甘茶粥の朝食」

一休禅師が修行した霊源院で
坐禅体験し、甘茶粥を賞味

京都の奥深い上質な魅力に出合える観光プラン京都「千年の心得」のひとつ。本プランでは建仁寺 霊源院で住職による法話と坐禅を体験。霊源院は初夏にヤマアジサイの一種であるアマチャが咲き誇ることでも知られ、法話・坐禅体験後は甘茶粥の朝食をいただく。平成29年3月4・5日開催。

建仁寺 霊源院へのアクセス
JR京都駅から市バス100・110・206系統12分の清水道下車、徒歩5分

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京のたしなみ
「清水焼の窯元・りゅう窯で作る 自分だけの器作り」

清水焼&小石原焼職人夫婦の
窯元で手びねり体験

京都に連綿と受け継がれてきた文化や産業を体感できるプラン「京のたしなみ」のひとつ。本プランでは、夫婦で営む蘇嶐窯で茶碗や皿などオリジナルの器を手びねりで2点制作。希望すれば、福岡・小石原焼の窯元で育った奥さんの技「飛びカンナ」を入れてもらうこともできる。平成29年2月18・19日、3月4・5日開催。

蘇嶐窯へのアクセス
JR京都駅から市バス100・110・206系統12分の清水道下車、徒歩3分

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食遊懐石「魚三楼うおさぶろう

創業250余年。歴史ある
名店でいただく京料理

風格ある京都の料亭で昼の特別懐石を気軽に味わえる「食遊懐石」。本プランの「魚三楼」は明和元年(1764)創業で、表の格子には鳥羽伏見の戦いの弾痕跡も残る、歴史を語る名店。旬の魚や京野菜、伏見の酒造りを支える名水「伏水(ふしみず)」を用いた京料理に舌鼓。平成29年3月1~18日予約制で受付。

アクセス
JR京都駅から奈良線12分の桃山駅下車、徒歩10分

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京都・東山花灯路 - 2017

LED電球を使用した
露地行灯の灯りといけばなが
京都の夜を彩る

世界遺産の社寺や町並みが灯りと花で彩られ、日本情緒豊かな陰影のある路が出現し、夜の町歩きに心華やぐ。期間中、青蓮院(しょうれんいん)から清水寺までの道を地元小学生が練り歩く「火の用心・お囃子組」や八坂神社での「舞妓による奉納舞踊」といったイベントも開催される。平成29年3月3~12日開催。

アクセス
JR京都駅から市バス100・110・206系統18分の祇園下車、または市バス100・110・206系統13分の五条坂下車など

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地下鉄駅発!
京都エリアウォーク
京都ぐるり

地下鉄の駅から
歴史的名所を市民ガイドと歩く

知られざる史跡や見どころを歩いてめぐる散策ガイドプラン。京の冬の旅「大政奉還イベント」のひとつとして、「大政奉還150年記念 二条城と幕末の史跡をぐるり」コースも登場。ほかにも、毎週土曜に歴史ファン好みのさまざまなコースが開催される。

◎コースにより集合場所が異なります

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京の冬の旅

京都デスティネーションキャンペーン 平成29年1月1日(日・祝)〜3月20日(月・祝)

JRグループと自治体が共同で行なう「デスティネーションキャンペーン」。1月1日から3月20日までは京都市を舞台にデスティネーションキャンペーンが開催されている。第51回目の「京の冬の旅」のテーマは「大政奉還150年記念」。慶応3年(1867)、二条城二の丸御殿において江戸幕府15代将軍・徳川慶喜が朝廷への政権返上の意を表明した大政奉還から、平成29年で150年。大政奉還に尽力した坂本龍馬や維新の志士、京都で誕生した新選組など、日本の夜明けを夢見て全国から集った志士たちの魂が宿る地で、激動の幕末史の面影に触れたい。

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