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新幹線でいく1泊2日!週末で南九州、よか旅ほかほか旅 熊本中央・天草・阿蘇編
熊本中央・天草・阿蘇の旅|城下町やキリシタン文化、そして火山。これぞ肥後国

水前寺成趣園|古今伝授の間から望む庭園はあまりにも雅で、長尻必至。園内には歴代藩主やガラシャ夫人を奉祀する出水神社や能楽堂が建つ。TEL.096-383-0074。8:30~17:00(3~10月は7:30~18:00)、無休。400円

桜の馬場 城彩苑|甘味処も含め7軒の飲食店と16軒の土産物屋が並ぶ桜の小路。TEL.096-288-5600(湧々座)、TEL.096-288-5577(桜の小路)。湧々座8:30~17:30(4~10月は〜18:30)、食事処11:00~22:00(中休みありの店も)、12月29日~31日休。湧々座入館料300円

太平燕|熊本のご当地麺といえば熊本ラーメンと、春雨スープの上に玉子、エビ、白菜、豚肉などの具がどっさりのったこの太平燕。店により異なるが、とんこつや醤油のスープに、これら具材のダシがしみだし、最高の味わいに!

<観光の問合せ>熊本市観光振興課●TEL.096-328-2393
1日目午前 熊本中央|肥後熊本藩主ゆかりの地で 歴史風景とご当地グルメを

 最初に降りたったのは日本三名城のひとつ・熊本城の城下町として栄えた熊本中央。なにはともあれ、まずはチンチン電車などに揺られ、お城を目指そう。

 城内やお城周辺には「武者返し」の異名をもつ石垣や平成20年に復元の本丸御殿など見どころがいっぱい。特に、今年3月オープンの「桜の馬場 城彩苑(じょうさいえん)」は、大型スクリーンなどで熊本城の歴史を楽しく学べる「湧々座(わくわくざ)」や、辛子蓮根、うにコロッケといった熊本新旧名物を扱う土産物屋や飲食店が並ぶ「桜の小路」が併設されており、ぜひ足を運びたい。お腹が減ったら、「桜の小路」内にある飲食店で熊本のご当地麺・太平燕(タイピーエン)を味わうのも旅情が湧いて、またよし。

 お城から南東へ少し離れた場所にある「水前寺成趣園」も、歴史薫るスポット。肥後細川藩三代目藩主・綱利が作庭した桃山式の回遊式庭園を、お殿様気分で優雅に散策しよう。

1日目午後 天草|A列車と船が誘うは キリシタン文化残る天草

 次なる目的地・天草へ向かうために乗り込んだのは、ブラック&ゴールドの車両が激シブな特急「A列車で行こう」。車内は天草地方の染め物「天草更紗」(あまくささらさ)をモチーフにした柄の座席やステンドグラスなどが設置され、なんだかジャズ喫茶の雰囲気……と思っていたら、車内BGMには『A列車で行こう』というジャズの名曲が!

 最高の列車旅を楽しんだら、三角(みすみ)港から天草宝島ラインに乗って今度は船旅にチェンジ。天草・五和の沖合には約300頭のミナミバンドウイルカが生息しており、イルカウォッチングも人気らしい。本渡(ほんど)港で下船したら、白亜の教会、大江天主堂へ。天草には隠れキリシタンなどが約460年守り続けたキリシタン文化が根付いており、2つの教会や天草キリシタン館などで、その神秘的な文化に触れられる。

 夜は上天草の松島温泉で一泊。さらりとした美人の湯につかったら、天草自慢の海の幸や地鶏・天草大王の料理で最高の晩餐を…。

A列車で行こう|数々のJR人気列車をデザインしてきた水戸岡鋭治氏が手掛けた「A列車で行こう」。車内にはバーカウンターも! 10月8日から土・日曜・祝日を中心に運行開始。熊本発10:36、14:08、三角発11:20、14:52の1日2往復。全車指定席。

大江天主堂|昭和8年建造の大江天主堂は、小高い丘の上に建つ美しい教会。礼拝堂では日本で数少ない聖画を観賞可能。TEL.0969-22-2243(天草宝島観光協会)。9:00~17:00、月曜休(日曜はミサのため12時まで入館不可)

松島温泉|昭和56年開湯という比較的新しい温泉。海が近いという立地のため、有明海の夕日を望む露天風呂など、絶景露天を備える宿が多い。宿泊施設は17軒ほど。

<観光の問合せ>天草宝島観光協会●TEL.0969-22-2243

阿蘇山ロープウェー|阿蘇山西駅から火口西駅までの高低差108mを、約4分で結ぶ阿蘇山ロープウェー。TEL.0967-34-0411。8:30~18:00(11月は~17:00、12月~3月19日は9:00~17:00)、無休。往復1000円 ※2011年12月22日までロープウェーは運休中。代替バスによる運行となります。

内牧温泉|阿蘇山麓の田園地帯に広がる内牧温泉。かつては夏目漱石や与謝野鉄幹・晶子らも訪れた、歴史ある名湯だ。源泉温度が低いため、加水なしの湯を楽しめる施設も多い。町湯は8軒ほど点在。

うま〜かさくら弁当|柔らか~く焼いたさくら肉(馬肉)を、ご飯のうえいっぱいに敷き詰めた熊本駅の名物駅弁。焼き肉には鷹の爪が加えられているためピリ辛味で、ご飯が進む。お米は人吉産の棚田米を使用。880円

<観光の問合せ>阿蘇インフォメーションセンター●TEL. 0967-32-1960

心ほかほかパワスポCOLUMN 阿蘇神社

阿蘇カルデラ中心部に鎮座し、創建は紀元前といわれる格式高い古社。日本三大楼門に数えられる二層式の楼門や国指定重要文化財の社殿など、見ごたえある建築物も多い。また、男性は左から2回、女性は右から2回まわると縁結びのご利益がある「高砂の松」や3回なでると願いが叶うという「願かけ石」も境内にあり、近年はパワースポットとしても有名だ。JR宮地駅から徒歩20分ほど。TEL.0967-22-0064。9:00~17:00(御札所)。拝観無料

2日目 阿蘇|ロープウェーで空中散歩 その先に待つ美しき火口湖

 海沿いの町から、バスと列車を乗り継ぎ、世界最大級のカルデラで有名な山国・阿蘇へ。

 登山バスの終点から、世界初の活火山にかけられたロープウェー(2011年12月22日までは代替バス)に乗って、空中散歩を楽しもう。窓から見える、阿蘇山ならではの荒涼な台地には、思わず足元がブルブル~!

 火口西駅に着いたら、火口縁を探検開始。遊歩道を歩けば、迫力ある火口を一望できる(火山ガス規制で立入禁止の場合も)。なかでも、Bゾーンと呼ばれるエリアは火山湖をすぐ間近に見下ろす特等席。荒涼な風景のなかに突如現れるエメラルドグリーンの湖を見ていると「自然は不思議だ」と、つくづく思う。

 阿蘇駅まで戻ったら、隣駅の内牧(うちのまき)まで移動し、内牧温泉でひとっ風呂。田園に広がる同温泉は、約100カ所も源泉が湧く九州屈指の湯どころだ。火口冒険で冷えた体を、塩化物泉や硫酸塩泉といったお湯で芯から温まろう。

 ぽかぽかになったら、熊本まで出て、「うま~かさくら弁当」や「殿様弁当」などの名物駅弁を購入し、帰路に就く。

  駅名 時間 旅のひとことアドバイス


博多発 8:27 新幹線みずほ601号に乗車(新大阪から向かう場合は6:00発)
熊本着 9:00 バスや市電などで熊本城や水前寺成趣園へ。熊本城周辺は今年3月5日オープンの城彩苑、水前寺成趣園は古今伝授の間などが見どころ。お昼は太平燕(タイピーエン)を堪能
熊本発 14:08 土・日曜・祝日を中心に運行する特急「A列車で行こう」3号に乗車
三角着 14:46 徒歩で三角港へ移動
三角港発 14:55 天草宝島ラインに乗船
本渡港着 15:51 タクシーで大江天主堂や天草キリシタン館へ
本渡港発 18:15 バスで松島温泉へ移動
松島着 19:09 松島温泉で一泊


松島発 8:21 産交バス快速あまくさ号に乗車
熊本着 9:53  
熊本発 10:26 特急「あそぼーい!」101号に乗車(土・日曜・祝日、年末年始を中心に運行)
阿蘇着 11:49  
阿蘇発 12:00 阿蘇登山バスに乗車
阿蘇山
西着
12:40 阿蘇山ロープウェーで火口へ。火口湖を見下ろす
阿蘇山
西発
14:08  
阿蘇着 14:38  
阿蘇発 14:43  
内牧着 14:47 タクシーで内牧温泉の町湯へ
内牧発 16:17 赤水で「九州横断特急」5号に乗り換え
熊本着 17:54 乗り換え時間を使い「うま~かさくら弁当」などの駅弁を購入
熊本発 18:43 新幹線みずほ604号に乗車
博多着 19:17 新大阪の場合は21:44着

文・構成=鈴木健太
写真協力=熊本県、JR九州、ニシコーフードサービス
※掲載されているデータは平成23年11月現在のものです。

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