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東海|Course3 富士山&新幹線と、周辺在来線の東海道本線、身延線の撮影を楽しむ旅

今も昔も新幹線と富士山とのコラボならばココ

撮影ポイント(1)

東海道新幹線
三島~新富士

新幹線と富士山をとらえたこの写真は、きっと一度は目にしたことがある日本を象徴する鉄道風景だ。新幹線撮影でもっとも考えなくてはならないのがシャッター速度の設定。最低でも1/2000秒が必要で、可能ならば1/4000秒は切りたいところ。

 今年は、東海道新幹線開業50周年の記念すべき年。新幹線写真と言えばまず思い浮かぶのが富士山との組み合わせだろう。富士山と新幹線が撮影できるポイントは、今も昔も変わらず三島~新富士間が有名で、JR東海道本線の東田子の浦(ひがしたごのうら)駅付近が撮影地となる。冬が富士山をクッキリと撮影できる最高のシーズンなので、夏場に向けて富士山を望めるチャンスは減るものの、ぜひ訪れたい撮影地だ。東海道新幹線は列車本数がとても多いので、富士山の大きさを変えてみたり、列車の長さを変えてみたりなど、さまざまな構図を楽しむとよいだろう。
 富士山と新幹線撮影に満足したら、周辺の在来線であるJR東海道本線、身延線へ行ってみてはいかがだろうか。東海道本線ならば安藤広重の浮世絵で有名な薩?(さった)峠から富士山と東海道本線、身延線では沼久保駅付近で富士山を絡めたり、十島(とおしま)駅付近で茶畑と撮影できる。レンタカーならば新幹線撮影のみならず、気軽に周辺路線へ撮影に行けるのがうれしい。

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撮影ポイント(2)

薩?(さった)峠からの
絶景を堪能する

JR東海道本線
由比~興津

新幹線撮影に満足したら薩?峠に足を延ばしてみよう。駿河湾に沿うようにして走るJR東海道本線、東名高速道路、国道1号線といった日本の大動脈を、富士山を背景にして撮影できる。道幅が広い興津側からアプローチしよう。

撮影ポイント(3)

茶畑のある
のどかな鉄道風景を撮る

JR身延線
稲子~十島

富士川に沿うようにして走るJR身延線もおすすめだ。富士山や富士川とともに撮影できるポイントも多いが、今回は茶畑と列車を撮影できるポイントを紹介しよう。作例の普通列車のほかに、特急「(ワイドビュー)ふじかわ」でも撮影したい。

撮影ポイント(4)

富士川橋梁で
流し撮りにチャレンジ

東海道新幹線
新富士~静岡

JR四国の「鉄道ホビートレイン」でも流し撮りを紹介したが、本家本元の東海道新幹線の流し撮りにチャレンジしてみよう。ものすごいスピードの新幹線ゆえに難しいと思われがちだが、トロトロ走る列車よりも実は撮りやすいのだ。

ノーファインダー

 新幹線撮影では「ノーファインダー」での撮影をおすすめする。ノーファインダー撮影とは、カメラをのぞかずに撮影する方法だ。新幹線のようにとてつもなく速い列車を、ファインダーをのぞいて撮影すると、突然現れる新幹線にビックリしてシャッターチャンスを逃してしまうことが多い。そこで、カメラをのぞかず実際の景色を見ながらシャッターを切るのがおすすめだ。その際、リモートスイッチ(レリーズ)を使用すると撮りやすいだろう。

1日目
●東京
↓ 東海道新幹線
●三島
↓ 駅レンタカー
●撮影ポイント①
[東海道新幹線 三島~新富士]
↓ 駅レンタカー
●撮影ポイント②
[JR東海道本線 由比~興津]
↓ 駅レンタカー
●由比泊
2日目
●由比 
↓ 駅レンタカー
●撮影ポイント③
[JR身延線 稲子~十島]
↓ 駅レンタカー
●撮影ポイント④
[東海道新幹線 新富士~静岡]
↓ 駅レンタカー
●三島
↓ 東海道新幹線
●東京
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北海道|Course4 最後のブルートレイン「北斗星」撮影と、周辺路線の鉄道風景を巡る旅

青い海と
ブルートレインの
美しきコラボレーション

撮影ポイント(1)

JR函館本線
落部(おとしべ)~野田生(のだおい)

大沼公園を走り抜け、森駅を出発すると、列車は噴火湾に沿うように一路札幌を目指す。機関車先頭側から向かってくる列車を撮影するのが定番だが、客車側から伸びやかに撮影するというのもブルートレインならではの撮影スタイル。

 寝台特急「あけぼの」が廃止となって、全国唯一のブルートレインとなった「北斗星」。「カシオペア」や「トワイライトエクスプレス」など夜行列車は存在するが、伝統の青い客車の寝台特急は北斗星のみとなってしまった。2016年3月予定の北海道新幹線開業にともない去就が気になるところだが、雄大な北海道を走り抜ける青い寝台特急をぜひ写真に記録したいものだ。
 「北斗星」は1日に早朝と夜の2回しか撮影できないので、日中は周辺の路線へ鉄道風景を撮影しに行ってみよう。北斗星が走るJR函館本線、室蘭本線はもちろん、山線と呼ばれる函館本線の長万部~小樽間、そして太平洋に沿って走るJR日高本線がおすすめだ。大沼公園、駒ヶ岳、噴火湾、羊蹄山(ようていざん)などとともに、撮影できるポイントが数多く存在している。ここではそのほんの一部しか紹介できないが、市販の撮影地ガイドやインターネット情報などを利用して、北海道の鉄道風景撮影を満喫してもらいたい。

レンタカーで巡ろう! オトナの撮り鉄スポットin北海道
撮影ポイント(2)

大沼公園を走り抜ける
鉄道絶景を俯瞰する

JR函館本線
大沼公園~赤井川

日暮山の山頂は、大沼公園を一望できる観光スポットで、車で気軽に登頂できる。美しき大沼公園を俯瞰しながら、ちょっとしたすきまに列車を入れて撮影することが可能だ。日の出が早い夏場ならば、「北斗星」も撮影可能。

撮影ポイント(3)

夕暮れの
シルエット撮影がおすすめ

JR日高本線
厚賀~大狩部

日高本線で最も有名な撮影地と言えば、この厚賀橋からの風景だろう。太平洋に沈む夕日を絡めてシルエット撮影するのが定番。夕日がもっとも美しくなる露出設定をしよう。川が凍ってしまう厳冬の風景もおすすめだ。

撮影ポイント(4)

羊蹄山に見守られる
ニセコ駅を俯瞰撮影

JR函館本線
ニセコ駅

函館本線の山線と呼ばれる、長万部~小樽間のランドマークは羊蹄山だ。なかなか山頂までクッキリと望むことができない名峰ゆえ、見えた時の感動はひとしおである。ニセコ駅近くのニセコ大橋からはお手軽に撮影できる。

シルエット撮影

 夕暮れ時などに、列車をシルエットとして表現したいと思ったことはないだろうか。シルエット撮影には大切な条件があるので紹介しよう。その条件とは、列車の背景が抜けているということだ。列車の背景に山などがあると、列車と山が同化してしまい列車の形を浮かび上がらせることができない。肉眼では見える風景でも、写真ではそのまま表現できないのだ。そこで、背景が何もない鉄橋や築堤がおすすめの撮影地となる。

1日目
●上野
↓ 東北新幹線
新青森
↓ JR特急「スーパー白鳥」
●函館泊

2日目
●函館
↓ 駅レンタカー
●撮影ポイント①
[JR函館本線 落部~野田生]
↓ 駅レンタカー
●撮影ポイント②
[JR函館本線 大沼公園~赤井川]
↓ 駅レンタカー
●撮影ポイント③
[JR日高本線 厚賀~大狩部]
↓ 駅レンタカー
●札幌泊
3日目
●札幌
↓ 駅レンタカー
●撮影ポイント④
[JR函館本線 ニセコ駅]
↓ 駅レンタカー
●函館
↓ JR特急「スーパー白鳥」
新青森
↓ 東北新幹線
●上野
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横浜市生まれ。大学卒業後、鉄道写真家・真島満秀氏に師事。青春18きっぷなどのJRポスターを撮影する他、『JR時刻表』では「ごちそう路線旅」を担当。「列車の音が聞こえてくるような作品」をモットーに日々鉄道を追いかけている。(公社)日本写真家協会会員、日本鉄道写真作家協会副会長。公式ホームページブログ(せんろばた日記)も更新中!
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写真・執筆:長根広和
※ 掲載されているデータは2014年7月現在のものです。
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