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レールで海峡、めぐる夏

Vol. 2 白神山地や日本海、田んぼアートなど美景に触れる旅

北海道新幹線開業により、青森と道南間の津軽海峡は新幹線で結ばれ、ぐっと行き来しやすいエリアに。青函トンネルが結ぶ両エリアの夏の祭り、食、歴史・文化・自然美はなんとも色鮮やかで、訪れる人をひと旅、ふた旅と楽しませてくれます。今回は、奥羽(おうう)本線やローカル私鉄、風光明媚(めいび)な日本海沿いを走る五能線沿線の「津軽・西海岸エリア」を訪ねてみましょう!

リゾートしらかみ「ブナ」編成

風光明媚な日本海沿岸と
白神山地の麓を走る

風光明媚な日本海沿いを走り、白神山地探訪の足ともなる五能線に、平成28年7月、HB-E300系気動車の新型リゾートしらかみ「橅」編成がデビュー。排気や走行音などを低減した環境に配慮したハイブリッド車両で、外観はブナの木立をイメージ。内装には沿線のシンボルであるブナやスギなどの木材がふんだんに用いられている。

アクセス
奥羽本線青森駅、北海道・東北新幹線新青森駅〜秋田新幹線秋田駅

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弘前ねぷたまつり

勇壮な鏡絵と優美な
見送りが好対照

例年8月1〜7日、「ヤーヤドー」のかけ声とともに大小約80台のねぷたが城下町・弘前を練り歩く。人形型の「組ねぷた」も出るが、「扇ねぷた」が特徴的で、鏡絵(表)には『三国志』などを題材にした武者絵が、見送り絵(裏)には美人画が描かれている。なお、弘前駅からバスで15分の津軽藩ねぷた村では、高さ10メートルもの実物大のねぷたが展示され、通年見学できる。

アクセス
まつり会場:奥羽本線弘前駅徒歩10〜30分

津軽藩ねぷた村:奥羽本線弘前駅から弘南バス「ためのぶ号」15分のねぷた村下車すぐ

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田んぼアート

7色の苗が描き出す
繊細で緻密な絵画

田んぼに7色の苗を植え分けて巨大なアートを描き出す。今夏のテーマは第1田んぼアートが大河ドラマ『真田丸』より「石田三成と真田昌幸」(写真)、第2田んぼアートが映画『シン・ゴジラ』。ともにすぐ近くに絶好の展望所が設置されている。田んぼの周囲を歩きながら、田んぼアートの作り方や裏話などを解説する「いながだでの田舎(じゃいご)あるぎ」ガイドも利用できる(有料、要問い合わせ。田舎館村企画観光課 TEL.0172・58・2111)。

アクセス
第2田んぼアート:
奥羽本線弘前駅から弘南鉄道23分の田んぼアート駅下車、徒歩1分
第1田んぼアート:
第2田んぼアートから無料シャトルワゴン「たさあべ号」11分

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弘前 洋館めぐり

文明開花薫る
弘前のモダンな洋館群

明治以降、教育振興に力を入れ、外国人教師を多く受け入れてきたことから、教会や多くの洋館が建てられ、モダンな建造物が現在も残る。写真はカトリック弘前教会。また洋風文化が早くから根づいた影響で、弘前にはフレンチの名店やケーキのおいしい喫茶店も多い。ガイドツアー「ひろさき街歩き」にはタクシーで洋館とフランス料理店または喫茶店をめぐるプランがある。

アクセス
カトリック弘前教会:奥羽本線弘前駅から土手町循環バス15分の文化センター下車、徒歩5分

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大鰐おおわに温泉
もやしラーメン

門外不出の豆を温泉で
育てたモヤシがたっぷり

大鰐温泉もやしは、大鰐町に伝わる津軽伝統野菜のひとつ。門外不出の大豆品種・小八豆(こはちまめ)を、地熱と温泉のみを用いる独特の方法で栽培する。弘前三代藩主・津軽信義公が大鰐で湯治する際には必ず献上されたという。大鰐温泉もやしがたっぷりのったラーメンは、モヤシが醬油・味噌・塩のどの味のスープともよく合い、シャキッとした歯ごたえがクセになる旨さ。

提供店へのアクセス
奥羽本線大鰐温泉駅下車

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大鰐温泉郷

アルカリ性のとろみある
温泉が湧く、歴史の湯

津軽地方の南部に位置し、「津軽の奥座敷」と呼ばれる。弘前藩初代藩主・津軽為信(ためのぶ)が難治の眼病にかかり、大鰐に湧く温泉で目を洗えば治るという薬師如来のお告げにより発見された、と伝わる。町の中心を流れる平川の両岸には宿が建ち並ぶ。写真の「星野リゾート 界 津軽」など旅館・ホテル多数。

アクセス
奥羽本線大鰐温泉駅から徒歩または送迎バス

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鶴の舞橋

鶴舞う姿の、日本一
長い木造三連太鼓橋

岩木山を望む津軽富士見湖に架けられた全長300メートルの三連太鼓橋。丸太3000本、板材3000枚が用いられ、緩やかなアーチを描く姿はまさに鶴が空を舞うよう。橋を挟んで遊具やバーベキュー施設がある「富士見湖パーク」と、江戸時代にはタンチョウが飛来したという「丹頂鶴自然公園」がある。公園では現在、国の特別天然記念物に指定された9羽のタンチョウが飼育されている。橋を渡ると長生きできる、ともいわれる。

アクセス
五能線陸奥鶴田(むつつるだ)駅から連絡バスまたはタクシー10分(期間限定で鶴の舞橋行き連絡バス・特別料金タクシーの運行あり)

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白神山地

世界遺産登録地域や
神秘的な湖を縫って歩く

青森県と秋田県にまたがり、ブナの原生林が東アジア最大級の規模で広がる。弘前駅からバスでアクセスする「世界遺産の径(みち) ブナ林散策道」(写真)では、世界遺産登録地域を気軽に散策できる。鰺ヶ沢(あじがさわ)町の中心部から南へ車で約30分の「白神の森 遊山道」や、五能線十二湖駅から車で約10分の「十二湖」でも、白神山地やそのふもとの大自然が楽しめる。豊かな森の中に湖沼が点在する十二湖は神秘的な美しさを見せる。

アクセス
世界遺産の径 ブナ林散策道:奥羽本線弘前駅から弘南バス白神ライン1時間30分のアクアグリーンビレッジANMON下車、徒歩5分

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五所川原立佞武多たちねぷた

7階建てのビルに匹敵する
高さ約23mの立佞武多が圧巻

青森・弘前と並ぶ青森三大ねぶたのひとつ。大正時代には電線の普及により高さ4.5メートルほどに小型化が進んだが、電線を地中に埋め、平成10年に高さ20メートル強の立佞武多が復活。毎年8月4〜8日、高さ約23メートル、重さ約19トンの大型立佞武多3台と、町内会や学校・愛好会のねぷたと合わせて15台ほどが市内を練り歩き、圧倒的な迫力で見る人を魅了する。

アクセス
五能線五所川原駅から徒歩5分

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弘前市りんご公園

リンゴ収穫体験のほか
みやげ品も食もリンゴづくし

約65種1300本のリンゴの木が植栽されている公園。8月上旬〜11月下旬には収穫体験ができる。「りんごの家」にはリンゴについて学べる展示のほか、リンゴグッズの販売コーナー、オリジナルリンゴメニューが揃う軽食コーナーなどがある。移築された旧農家住宅内で「津軽昔語り」も行なわれている。

アクセス
奥羽本線弘前駅から弘南バス「ためのぶ号」40分のりんご公園下車すぐ

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ギャラリー森山
「ゆうれい展」

怖いけど見たい!
幽霊画&地獄絵図

茅葺き屋根の古民家を利用した素敵な「ギャラリー森山」。平成28年8月31日まではDC特別企画として「ゆうれい展」が開催される。弘前市内の個人や寺が所有する幽霊画や地獄絵図が一堂に会して展示される。円山応挙作と伝わる足のない幽霊画やテレビ生放送中に目が開いたと話題になった「断首図」など、おどろおどろしくも魅力的な作品が目白押し。写真は一舟筆『地獄太夫』。

アクセス
奥羽本線弘前駅からタクシー約15分

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太宰治だざいおさむ記念館
「斜陽館」

作中に登場する場所など
太宰ファン垂涎(すいぜん)

金融業を営んでいた太宰治の父親が店舗兼住宅として明治40年(1907)に竣工した豪邸で、国指定重要文化財。人手に渡り、旅館「斜陽館」として営まれたのち、金木町(かなぎまち)が買い取り、太宰治記念館となった。太宰が着用していたマントや直筆原稿、書簡、初版本などの展示のほか、『津軽』や『思ひ出』など作品に登場する館内も見どころ。

アクセス
五能線五所川原駅から徒歩1分の津軽鉄道津軽五所川原駅から20分の金木駅下車、徒歩10分

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黒石やきそば
黒石つゆやきそば

意外なおいしさ満点の
ご当地B級グルメ

モチモチの太い平麺に甘辛ソースが絡む「黒石やきそば」は戦後まもなく作られ、子どものおやつとして10円単位で売られていたという。昭和30年代後半に誕生した「黒石つゆやきそば」(写真)は、焼きそばにそばつゆやラーメンスープをかけたもので、全国でも類を見ない珍しい食べ物。意外なマッチングがたまらない。

提供店へのアクセス
奥羽本線弘前駅から弘南鉄道29分の黒石駅下車

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弘前 津軽三味線体験

迫力あるライブ演奏や
自分で演奏体験も!

バチを叩きつけるように弾く奏法と力強い音色が特徴的な津軽三味線。弘前市内には地酒や郷土料理を味わいながら、津軽三味線のライブ演奏を聴ける居酒屋が3軒ある。大型ねぷたなどを展示している「津軽藩ねぷた村」では津軽三味線の展示やライブ演奏を楽しめ、プロの指導のもと津軽三味線を弾く体験もできる。

アクセス
津軽藩ねぷた村:奥羽本線弘前駅から弘南バス「ためのぶ号」15分のねぷた村下車すぐ

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こみせ通り

庇(ひさし)を長くのばし
歩く人を守る優しい通り

日差しや吹雪から人々を守るアーケードが、藩政時代からほぼそのままの形で残る。黒石のこみせ通りには、国指定重要文化財の高橋家住宅や昔ながらの造り酒屋が建ち並ぶ。観光案内やみやげ物販売を行なう「津軽こみせ駅」では一日2回、津軽三味線生演奏も。通りに交差する理右衛門小路(りえもんこうじ)に設置された案内所には、土・日曜・祝日にボランティアガイドも待機。

アクセス
奥羽本線弘前駅から弘南鉄道29分の黒石駅下車、徒歩15分

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ひと旅 ふた旅、めぐる旅。青森⇄函館

青森県・函館デスティネーションキャンペーン

JRグループでは、北海道新幹線が開業して行き来が便利になった青森県と北海道・道南エリアで、大型観光キャンペーン「青森県・函館デスティネーションキャンペーン(DC)」を開催中!青函に秘められた新しい魅力発見の旅へ、北海道新幹線で出かけましょう。

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