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『藤川優里の八戸ふるさと大使』 八戸観光コンペンション協会とトレたびのタイアップ企画。八戸生まれ、八戸育ち。港町八戸の魅力を知り尽くした八戸ふるさと大使の藤川優里さんが、知る人ぞ知るふるさとの魅力をたっぷりご紹介します。

第10回 八戸の宝が日本の宝へ 三陸復興国立公園「種差海岸」

漁港、工業港、そして自然の姿を残す海岸線。八戸の海には多彩な顔があります。
中でも、ウミネコの繁殖地である蕪島(かぶしま)から南12kmは「種差(たねさし)海岸」と呼ばれ、
100人以上の文化人がその素晴らしさに魅せられ、多くの作品に残しています。

 

また、危険な岩場や山道を登らないと見ることのできない高山植物など
600種類以上の植物が自生しています。それらを車の走る公道や
整備された遊歩道(バリアフリー部分もあり)から気軽に見ることができるので
幅広い年齢層の方々にお楽しみいただけるスポットといえます。

 

以前、ご紹介したウミネコの繁殖地「蕪島と蕪嶋神社」
太平洋を一望し、海の向こうに思いを馳せる「葦毛崎(あしげざき)展望台」。
草原の中に建ち、昔から多くの人々の心のよりどころである「鮫角(さめかど)灯台」。
北東北最大の砂浜であり、まっさらな気持ちで“鳴き砂”を歩くことができる「大須賀海岸」。
夏には市民の海水浴場として、市民の誰もがこの長い砂浜を歩きながら
恋人と過ごしたであろう「白浜海岸」。
樹齢80年以上の松並木に爽快感を感じる「淀の松原」。
人々を見守ってくれているとされる「弁天島と厳島神社」。
そして、種差海岸の最大のスポットともいえる「種差天然芝生地」。
ここでは、海岸線まで続く緑の絨毯のあまりの広大さに誰もが異国情緒を感じ、
波の音に時間を忘れます。
このほかにも、ゆうに20を超えるスポットが皆さんを迎えてくれるのです。

 

私のおすすめは、やはり太平洋から上がる美しい朝日の中の散歩です。
八戸の海では、太平洋側にありながら、美しい夕陽を見ることのできる場所もあります。
そんな種差海岸は2013年5月24日、「三陸復興国立公園」に指定され、
八戸市民の宝が、“日本の宝”になりました。

 

友達や家族、親や恋人と。また、失恋したときにひとりで……
どんな時も、訪れる人を優しく癒し、清々しくも穏やかな気持ちにさせてくれる……
八戸の母なる海・種差海岸にぜひ足をお運びください。

藤川優里
青森県八戸市生まれ。平成19年4月、27歳の若さで八戸市議選に立候補して当選。以来、医療・福祉・防災などの専門分野で活躍している。平成21年9月より「八戸ふるさと大使」として、八戸市の魅力を全国に発信。趣味は写真撮影・登山・釣り・DVD鑑賞。座右の銘は「花よりも花を咲かせる土になれ」。

旬な情報

「種差海岸スタンプラリー」抽選で1泊2食付ペア宿泊券や自慢のご当地特産品をプレゼント!

 2013年5月に種差海岸が「三陸復興国立公園」に指定されたのを記念して、11月10日(日)まで実施中のスタンプラリー。青森県立美術館や八戸市美術館をはじめ、種差海岸に関連する施設やイベントに出かけてスタンプを3つ集めると、抽選で「1泊2食付のホテルペア宿泊券」や「八戸せんべい汁+さば缶詰セット」、青森を代表する銘菓「チーズケーキ 朝の八甲田」などが当たります。「鮫角灯台一般開放」などスペシャルイベント盛りだくさん。藤川さんも愛してやまない種差を体感してみませんか!

「種差海岸スタンプラリー」の詳細はコチラ

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