『トレたび』は、交通新聞社が企画･制作･運営する鉄道･旅行情報満載のウェブマガジンです。
福岡県在住。鉄道旅を夢見る子供たちを初めての長旅に連れ出す、30代自営業パパ。
夏休みに、中学生の子供たちを大阪に連れて行くことになりました。
予算もあるので運賃を知りたいのですが、どうやって調べたらよいのでしょうか？
新幹線や特急列車の運賃・特急料金については、『JR時刻表』の「運賃･特急料金早見表」（JRの営業案内、ピンク色のページ）に載っておるぞ。中学生は大人料金じゃ。
博多駅から新大阪駅までなら、速くて快適な新幹線を利用するのがよさそうじゃ。
早速、早見表で東海道･山陽新幹線をチェックしてみるぞ。「のぞみ」「ひかり」「こだま」があるが、今回は貴殿が前から乗ってみたかったという「ひかりレールスター」を調べてみるとしよう。
タテ列にある博多駅とヨコ列にある新大阪駅が合わさる部分が、その運賃・料金となる。 上段が運賃で、下段が特急料金。この場合は、運賃が9350円、特急料金が5240円になるぞ。ただし、この特急料金は通常期のもので、時期によって値段が変わるから注意なされ。
もし指定席に乗せた場合、指定席特急料金は時期によって変わるんだよ～と、
近所のお父さんが言っていたのですがどういうことでしょうか？
その通り。先ほども申した通り、指定席特急料金は繁忙期（JR九州線内利用の場合は設定はない）、閑散期、通常期によって、それぞれ料金が異なる。
繁忙期は、通常期の料金よりも200円増しとなり、閑散期は、通常期の料金から200円引きとなる。シーズン別の指定席特急料金については、「きっぷあれこれ」の特急券のページにカレンダーが載っているぞ。
夏休みの8月は、繁忙期。つまり、通常期の特急料金は1人プラス200円でござる。
できれば安く行きたいのですが、何かきっぷの割引のようなものはないでしょうか？
ござるござる。これもピンクページの「きっぷあれこれ」に載っておるぞ。次の割引乗車券を参考にしなされ。
乗換え検索では調べられないようなお得情報が満載でござる。
往復割引乗車券を利用する場合、片道の営業キロが601ｋｍ以上あれば、「ゆき」と「かえり」の運賃がそれぞれ1割引になるぞ。
※乗車区間に新下関～博多間を含む場合は特例があります。
利用区間の片道の営業キロが101km以上ある場合、運賃は2割引になる。ちなみに、往復割引乗車券についても、学生割引が適用になるぞ。割引を適用させるには学校が発行する「学生・生徒旅客運賃割引証」が必要でござる。
ありがとうございます、時刻表サムライ！
思っていたより安く行けそうだし、｢ひかりレールスター｣に乗れて子供たちもきっと喜びます。
ところで、時刻表サムライはどんな中学生だったんですか？
わんぱくながら正義感が強い鉄道少年であった…と言っておこう。
では、気を付けてな！ さらば！
※時刻表の画像は、2009年8月号のものです。最新の『JR時刻表』をご覧ください。
