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終着駅からはじまる旅

第3回大湊(大湊線)青森県むつ市
陸奥湾を左に望む“てっぺんの終着駅”

終着駅のその先へ。陸奥湾を左手に望み、野辺地~大湊間全長58.4kmの大湊線に揺られ揺られてたどり着いたのは、“てっぺんの終着駅”。まさかり形の下北半島、大湊駅はその刃の付け根の位置にあります。本州最北の終着駅では何が待っているのでしょうか……。

地図

[大湊]熱く勇壮な東北の祭り「大湊ネブタ」のアツイ町

JR大湊駅

JR大湊線の終着駅。本州最北端の駅は大湊駅より北に位置する下北駅ですが、本州最北端の“終着駅”として“てっぺんの終着駅”の看板がかかっています。平成14年には「東北の駅百選」に選定。恐山や薬研(やげん)温泉など下北半島の観光の拠点として利用されています。

大湊ネブタ

120年続く祭りで、毎年8月の第1金・土・日曜に開催される大湊ネブタ。各町内会、海上自衛隊などが丹精込めて作り上げた力作揃いのネブタが登場。太鼓の音とかけ声にあわせて町中を練り歩き、その出来栄えを競います。間近で見られる臨場感が魅力です。●むつ市商工観光課 TEL.0175-22-1111

[川内]渓流・温泉・緑……。ゆったり楽しむ大自然の腕の中

川内川渓谷

川内川沿いに約4.4kmの遊歩道が整備されている川内川渓谷はハイキングにぴったり。途中に架かる趣の違った3つの橋や、竜神が棲むといわれる大滝が見どころ。●大湊駅からバス約1時間

湯野川温泉

川内川を遡(さかのぼ)ってゆくとたどり着くのはひっそりと佇む温泉街「湯野川温泉」。写真は市営温泉の濃々園(じょうじょうえん)。ヒバ造りの内湯と露天の岩風呂が魅力。●入浴料350円/TEL.0175-42-5136/大湊駅からバス約1時間15分

[脇野沢]船で楽しむ、冒険心をくすぐる夏の海

夢の平成号

脇野沢を出港して、仏ヶ浦まで45分。30分間の仏ヶ浦上陸時間では沖から見た絶景のその中へ。乗船中は下北半島西岸の絶景の連続です。●往復3,800円/むつ市脇野沢庁舎 産業建設課 TEL.0175-44-2111/大湊駅からバス約1時間10分

鯛島

その名の通り鯛の姿に似ている島。初代征夷大将軍 坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)に恋をした乙女が悲恋の末に姿を変じたという伝説が残っています。

やっぱり“ご当地グルメ”でしょ 地の物・地の水・地の空気。これが味わえるのが旅の醍醐味

アンバター〔大湊〕

大湊吉田ベーカリーのアンバターは故郷の味。甘さを抑えたこしあんが優しい、なめらかな味わいです。●1個140円/TEL.0175-24-1128/大湊駅から徒歩すぐ

ひばっ子ラーメン〔川内〕

川内特産のヒバの葉と薬草をブレンドした美肝茶。その粉末が練りこまれた麺を使った醤油ラーメン。肝臓に優しい健康麺です。

焼干しラーメン〔脇野沢〕

煮干しの数倍ダシが出るという、脇野沢名産の高級食材“焼干しいわし”。その粉末を練りこんだカルシウム入りのヘルシーラーメン。

駅スポット 駅中や駅前のおすすめスポットを紹介します

モニュメント

駅前ロータリーの中心に、天に向かって立つモニュメントを発見。目をこらしてみるとネブタの様子を表したステンドグラスが。大湊ネブタの期間に、辺りが暗くなって明かりが灯ると……。

終着駅へは この列車で! キハ48形改造 観光用気動車快速〔きらきらみちのく下北〕

平成14年7月にデビューした「きらきらみちのく」。広々とした車内と大きな窓から見る風景は格別です。2両目には、畳敷の座面で「こぎん刺し」をイメージした絵柄の和風感溢れるボックスシート。展望ラウンジにある運転席後ろのシートに座れば運転士気分が味わえます。青森を快適に走る楽しい列車です。

キハ48形を改造した観光列車。
ワイドな窓からは陸奥湾の眺望も楽しめる
開放的な先頭部分の展望ラウンジは
車窓を楽しむ特等席

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JR時刻表


2011年3月に導入予定の新型高速新幹線「はやぶさ」

行くたび、あたらしい。青森 2010.12.4 東北新幹線 東京-新青森開業!

JR東日本では、2010年12月4日に東北新幹線八戸~新青森間の開業を予定しています。東京~新青森間15往復(最速3時間20分程度)のほか、仙台~新青森間1往復、盛岡~新青森間1往復を運転。また、翌2011年3月には新型高速新幹線車両「はやぶさ」も最高速度300km/hで営業運転を開始します。国内新幹線初となるファーストクラス「グランクラス」にも注目です。

注目のNEWS

写真=長根広和(マシマ・レイルウェイ・ピクチャーズ)
※JR時刻表「終着駅からはじまる旅」より転載・再構成

※掲載されているデータは平成22年6月現在のものです。

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