『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
大井車両基地はずらりと並ぶ東海道新幹線が壮観で、「ドクターイエロー」も頻繁に停車している。大井ふ頭中央海浜公園とみなとが丘ふ頭公園を結ぶ一般道が車両基地をまたぐように陸橋になっており、道の両側の歩道どちらからも車両基地を眺められる。駅から少々遠いが、整然と並ぶ新幹線やドクターイエローは圧巻。一度は訪れておきたい“新幹線の聖地”だ。
東京都品川区八潮
JR山手線浜松町駅から東京モノレール8分の大井競馬場前駅下車、徒歩25分
本館の北向きの客室から盛岡駅に出入りする新幹線が一望のもと。秋田からやってくる「こまち」は盛岡駅構内で「はやぶさ」と連結するため、当ホテルからは連結部を開けた「こまち」を見ることができる。口をぽっかりと開けた「こまち」の姿は、かなりレア! 盛岡駅北側に立地するからこそのユニークな眺めを、客室に居ながらにして楽しめる。
岩手県盛岡市盛岡駅前通1-44
TEL.019-625-1211
東北新幹線盛岡駅から徒歩1分
普段は非公開だが、例年7月に「新幹線なるほど発見デー」が開催される。2014年は7月26日(土)・27日(日)に開催。今年は東海道新幹線開業50周年を記念し、ドクターイエローの車内を特別公開(事前申込み制)するほか、恒例の新幹線の「車体上げ・載せ作業実演」など、イベント盛りだくさん。詳細は、JR東海ホームページをチェックしよう!
静岡県浜松市中区南伊場町1-1
JR東海テレフォンセンターTEL.050-3772-3910
東海道新幹線浜松駅から無料シャトルバス15分(イベント期間のみ運行)
入場無料
東海道新幹線を中心に、在来線から超電導リニアまでを展示。懐かしい0系や100系・300系・700系、ドクターイエローなど新幹線の展示が充実。車両を触ったり、入ったりできるのもうれしい。今はなき新幹線の食堂車や、通常は入れないドクターイエローにも入ることができる。実物大の運転台を使った新幹線シミュレータ「N700」も人気(運転操作の体験は抽選・有料)。
愛知県名古屋市港区金城ふ頭3-2-2
JR東海テレフォンセンターTEL.050-3772-3910
10:00~17:30(入館は~17:00)、火曜(祝日の場合は翌日)および年末年始休
大人1000円、小中高生500円
東海道新幹線名古屋駅からあおなみ線24分の金城ふ頭駅下車、徒歩2分
並河駅は平成元年に北へ約120m移設され、旧駅舎の跡地が鉄道歴史公園として整備された。園内には新幹線0系の先頭車両運転台部のカットボディとDD51形ディーゼル機関車が展示保存されている。駅前の自治会事務所で鍵を借りれば、車内も見学できる。運転台部のみの姿は小さくてかわいらしく、鍵を開けて車内を見学するという体験も楽しい。
京都府亀岡市大井町並河1
JR山陰本線並河駅から徒歩1分
博多駅直結の商業施設「JR博多シティ」は屋上からも新幹線を望めるが、知る人ぞ知るスポットが9階の映画館「T・ジョイ博多」奥にある展望ラウンジ「トレインビュースポット」。映画のチケットがなくても入場可。両側に窓のような大きな鏡などが並んだ細長いスペースで、列車の車内のよう。落ち着いた空間で、駅を発着する新幹線をゆったりと眺められる。
福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1 JR博多シティ9階
TEL.092-413-5333
開館時間は映画上映スケジュールにより変動
山陽新幹線博多駅博多口からエレベーター利用
年に数回行なわれる鉄道各社の車両基地公開イベントはどこも大盛況。そんななか、九州新幹線の熊本総合車両所は、事前予約で8~40名の団体見学を定期的に行なっている貴重なスポット。DVDで新幹線について学んだあと、検車庫で新幹線の車両をすぐ近くで見学し、その大きさを実感することができる。友だちをたくさん誘ってぜひ参加しよう!
熊本県熊本市南区富合町田尻343
TEL.096-357-7272(毎月1~20日の平日9:30~12:00)
見学は火・水・木曜の10:00~12:00・14:00~16:00
予約は希望日の3ヵ月前の1日から前月20日まで、電話で受付
JR鹿児島本線富合(とみあい)駅から徒歩20分
文・写真:大友康子
写真協力:JR東海、しながわ観光協会(撮影:ロッキー)
※掲載されているデータは2014年5月現在のものです。