カレーピラフの上にメンチカツを6切れのせたカツ弁当で、付け合わせとして三色豆とサワークラウトを添えている。メンチカツは、神戸ビーフの優良産地として知られる黒田庄地区で肥育されている和牛のひき肉を丁寧に揚げたもので、ひと目で肉厚とわかるたたずまいが食欲をそそる。カレー風味の特製ソースを添付したアイデアも見事だ。
メンチカツの上にまんべんなく特製ソースをふりかけて準備完了。メンチカツにかぶりつくと、揚げたてだったらもっとうまいだろうなどとは思わせないほど、しっかり肉の味がする。カレー風味に慣れたところで、キャベツで作ったサワークラウトに手を伸ばす。キャベツでつくったザワークラウトは代表的なドイツ料理のひとつ。さわやかな酸味が舌をやさしく刺激し、満腹になりかけた食欲をラストスパートへとあおり立てる。余計なことを考えずに食べられる直球勝負の駅弁。ボリュームたっぷりなので、相当な大食いでも満足できるはずだ。