九州新幹線の全線開業を記念して2011年1月に発売された。百貨店の駅弁大会などイベントにも出品されているが、ものの数分で売り切れることもあるほど、人気が急上昇している。
この駅弁の特徴は、容器の形にある。新型車両N700系(愛称は「さくら」)の外観をイメージしたプラスチック製で、白地のボディに「KYUSYU WEST JAPAN」の文字。細部まで芸が細かい。フタを兼ねた車両の上部を持ち上げると、鶏のダシで炊いたかしわ飯が登場。その上にエビフライ、ハンバーグ、卵焼き、ウィンナーソーセージ、かまぼこなどが盛り付けてある。お子様ランチ風だが、おかずの味付けがしっかりしているため大人が食べても十分に満足できる。中でオススメは、噛んだ瞬間にさくっと心地よい音が響くエビフライ。中身もぷりぷりで、海の幸のおいしさを心ゆくまで味わえる。
九州新幹線は3月12日に全線開業。乗車の際にこの駅弁を持参すれば、旅がより楽しくなるはず。容器は、食べた後に弁当箱や筆箱として再利用するのにほどよいサイズだ。