九州新幹線鹿児島ルートの全線開通を記念して発売された新作駅弁。かごっま弁とは鹿児島弁のことで、その名称が示すとおり、鹿児島の特産品を詰め込んだ内容が早くも話題を呼んでいる。
長方形の発泡材容器にプラスチック製のフタをのせ、鹿児島弁とその標準語訳を掲載した掛け紙を巻いている。8つに仕切られた容器には、さつますもじ、豚角煮、きびなご南蛮漬、黒豚コロッケ、薩摩芋の甘露煮、さつま揚といった特産品が盛り込まれている。見た目にもゴージャスで、どこから手をつけたらよいのか迷ってしまう。さつますもじは、ほんのりと地酒の風味が香る郷土色豊かなちらし寿司で、シイタケなどの具材がアクセントを加えている。バラエティに富んだおかずの中では、黒豚コロッケが絶品。肉厚で噛み応えがあり、ご飯との相性も抜群だ。食事の締めは、「げたんは」と呼ばれる黒砂糖菓子。さくっとした食感が楽しく、後味もよい。