長崎と言えばカステラ。数多くある店はいずれ劣らぬ味わいですが、ダントツの人気がポルトガル人から製法を学び、寛永元年(1624)に創業した老舗中の老舗「福砂屋」です。
白身と黄身を分け最初に白身を泡立てる別立法で、丁寧な泡立て作業を経て砂糖と卵、小麦粉を混合・撹拌(かくはん)し、生地作りを行ない、木型に流して焼き上げられたカステラは見事にしっとりふっくらとして大変美味です。
むらのない茶色の表面と明るい黄色のカステラ生地に思わず喉が鳴りそうです。底に残るしゃりっとしたザラメ糖の食感も、このカステラの持ち味で、何度食べても、いつも変わらないふくよかな味は誰にも好まれます。