『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
タラバガニをふんだんに使った憧れの駅弁。プリプリしたタラバガニの棒肉は口の中でとろけるようで、思わずニンマリしてしまいます。主役はなんといってもカニですが、脂の乗ったサーモンやプチプチとはじけるイクラも特筆すべき味わいです。
鮮やかな桜色をしたカニは、日本海近海で揚がったベニズワイガニの棒肉をリンゴ酢で締めたもの。すし飯には伝統の米酢と石川県産のコシヒカリを使用しています。シンプルながらも飽きのこないこだわりの押し寿司です。
昭和27年の発売以来多くのファンから愛され続けている元祖かに寿し。地元で水揚げされるカニのみを使用しており、錦糸卵をはじめ、米、酢に至るまで材料は全てオリジナルというこだわりです。全国で初めて八角形の容器を採用した駅弁でもあります。
カニの押し寿司や中巻、ちらし寿司といった3種類のカニ寿司を味わえる弁当。身の締まった甘味のあるカニは格別で、但馬(たじま)産の米を使ったシャリとの相性も抜群です。質も量も文句なしのカニ好きにはたまらない満足駅弁。
カニのむき身は旨みがギュッと凝縮されており、カニのダシ汁で炊いたご飯も香ばしく食欲をそそります。ボリューム満点ながらも、付属のスプーンでほお張れば、あっという間に駅弁の容器が空になってしまいます。
※掲載されているデータは平成21年3月現在のものです。
次回は、「とりめし」を紹介します。