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日本全国駅弁の旅:うなぎ&あなご駅弁

抹茶ひつまぶし日本一弁当 名古屋駅(愛知県)

抹茶の香りがウナギの味を引き出す

ひつまぶしは細切りのうなぎ蒲焼きを白飯に混ぜ、お櫃に詰めたもの。最初はそのまま、次は薬味をのせて、最後にお茶漬けで味わいます。この名物料理を駅弁化。うなぎは一色町、お茶漬けに使う抹茶は西尾市、米と守口漬は愛知県産と、食材はすべて地元産です。

うな重 高松駅(香川県)

職人技が光るふっくらのうなぎ蒲焼き

7~8月の期間限定品。50年ほどの歴史を持ち、ほどよい甘さの特製うなぎダレは販売開始時のレシピを守ります。うなぎは大分県産を使用。同駅の名物「あなご飯」も手がける蒲焼きの名人が、香ばしくほっくりと焼き上げ、香川県産ひのひかりの白飯にのせます。

濱松うなぎ飯 浜松駅(静岡県)

高級うなぎをお手頃価格で提供

創業150年の老舗がつくる逸品。秘伝ダレに何度もくぐらせて焼き上げた国内産うなぎの蒲焼き1匹分が、錦糸卵に覆われたご飯の上にのります。箸休めはうなぎの肝(佃煮)、わさび漬け、香の物など。浜松駅近くの浜名湖はうなぎの養殖地として知られます。

  • ●価格:1600円
  • ●TEL:053-442-2121(自笑亭

あなご三昧 西明石駅(兵庫県)

3つのあなご料理を酢飯と味わう

あなごの寿司弁当。創業100有余年の調理法(詳細は秘密!)で仕上げた「焼く」「煮る」「蒸す」三つのあなご料理が味わえます。ご飯は兵庫県米を含む数種類のブレンド米を使用。ほどよく甘みが残る酢加減が絶妙で、あなごとの相性も文句なし。箸が止まりません。

  • ●価格:950円
  • ●TEL:078-431-1682(淡路屋

あなごめし 今治駅(愛媛県)

シンプルながら味わい深いあなごめし

あなごは香ばしく、ほっくりと手焼きで。食べ頃の大きさに刻み、タレの浸みた白飯を覆い隠すように、びっしりと敷き詰めます。容器の対角線上にのせた錦糸卵とのコントラストが美しく、味の組み合わせも◎。事前連絡すれば、列車乗車口での受け渡しも可能です。

  • ●価格:950円
  • ●TEL:0898-22-1859(二葉

※掲載されているデータは平成21年7月現在のものです。

次回は、「夏の新作駅弁」を紹介します。

内田晃 プロフィール
日本ジャーナリスト専門学校を卒業、22歳で自転車にテントと寝袋を積んで日本一周。
街歩き、四国遍路、駅弁、アウトドア(自転車、カヌー)など体験取材を得意とするフリーライター。

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