『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
いちご煮とは、ウニとアワビが入った潮汁のこと。八戸の郷土料理で、白い汁に浮かぶウニが野いちごのように見えることから命名されたそうです。この駅弁はウニの風味をそのままに炊いたウニ飯に、アワビ、ツブ貝、サザエ、イクラなどをトッピングしてあります。
八角形の小ぶりな容器に、こんもりと盛られた蒸しウニが印象的です。その味付けは控えめで、ウニの風味が失われていません。岩手県産ひとめぼれを使用した下地の茶飯、三陸産イクラ、錦糸卵、茎わかめ、山ゴボウの漬物など、脇役も優れもの揃いです。
新潟県が全国に誇る魚沼産コシヒカリ。その中でも、抜群のおいしさと評判の塩沢産コシヒカリを100%使用します。おかずは白飯と相性のよい、イクラの醤油漬け、たらこのほぐし身、甘辛い椎茸煮、きざみ海苔など。椎茸の煮汁が浸みたご飯が美味です。
ずっしりと重みのある美濃焼の陶器に、ウニの炊き込みご飯が盛られています。さらに、ご飯の上には秘伝のかえしで味付けたウニが盛られ、箸休めに、ゴボウの梅和え、いも茎の浅漬け、生姜の酢漬けが別の容器で添えてあります。3日前までの予約制。
北海道の人気食材・ウニとイクラが、四角い弁当箱の半分ずつを覆います。ウニは濃厚な味の蒸しウニ。イクラは北海道産を特製の醤油に漬けてありますが、塩辛さはなく食べ飽きません。下地の白飯は北海道産のたんとう米・ななつぼしを使用しています。
※掲載されているデータは平成21年11月現在のものです。
次回は、「限定駅弁」を紹介します。