『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。

濃厚な冬の味わい ウニ・イクラ駅弁

いちご煮めし八戸駅(青森県)

試行錯誤を重ねたウニ飯が自慢です

いちご煮とは、ウニとアワビが入った潮汁のこと。八戸の郷土料理で、白い汁に浮かぶウニが野いちごのように見えることから命名されたそうです。この駅弁はウニの風味をそのままに炊いたウニ飯に、アワビ、ツブ貝、サザエ、イクラなどをトッピングしてあります。

  • ●価格:1100円
  • ●TEL:0178-27-4554(吉田屋

平泉うにごはん 一ノ関駅(岩手県)

お土産にも最適なサイズです

八角形の小ぶりな容器に、こんもりと盛られた蒸しウニが印象的です。その味付けは控えめで、ウニの風味が失われていません。岩手県産ひとめぼれを使用した下地の茶飯、三陸産イクラ、錦糸卵、茎わかめ、山ゴボウの漬物など、脇役も優れもの揃いです。

いくらたらこめし 越後湯沢駅(新潟県)

案山子を描いた掛け紙が目印

新潟県が全国に誇る魚沼産コシヒカリ。その中でも、抜群のおいしさと評判の塩沢産コシヒカリを100%使用します。おかずは白飯と相性のよい、イクラの醤油漬け、たらこのほぐし身、甘辛い椎茸煮、きざみ海苔など。椎茸の煮汁が浸みたご飯が美味です。

  • ●価格:1000円
  • ●TEL:0257-83-2004(川岳軒

うに壺 稚内駅(北海道)

食後、壺型の容器は小物入れに

ずっしりと重みのある美濃焼の陶器に、ウニの炊き込みご飯が盛られています。さらに、ご飯の上には秘伝のかえしで味付けたウニが盛られ、箸休めに、ゴボウの梅和え、いも茎の浅漬け、生姜の酢漬けが別の容器で添えてあります。3日前までの予約制。

うにいくら弁当 苫小牧駅(北海道)

旬のイクラとウニがたっぷり

北海道の人気食材・ウニとイクラが、四角い弁当箱の半分ずつを覆います。ウニは濃厚な味の蒸しウニ。イクラは北海道産を特製の醤油に漬けてありますが、塩辛さはなく食べ飽きません。下地の白飯は北海道産のたんとう米・ななつぼしを使用しています。

※掲載されているデータは平成21年11月現在のものです。

次回は、「限定駅弁」を紹介します。

内田晃 プロフィール
日本ジャーナリスト専門学校を卒業、22歳で自転車にテントと寝袋を積んで日本一周。
街歩き、四国遍路、駅弁、アウトドア(自転車、カヌー)など体験取材を得意とするフリーライター。

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