『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。

新年らしく贅沢に! 高級駅弁(2)

まるごとあわび弁当宮古駅(岩手県)

個数限定なので予約がベターです

アワビ好きは感涙の一品。ナント! 三陸産アワビの酒蒸しがまるごと1個入っています。厚目に切ったアワビは軟らかくも弾力があり、噛むほどに旨みが広がります。下地は酢飯で、イクラやカニのほぐし身なども盛ってあります。お椀型の容器は桂由美がデザイン。

  • ●価格:2100円
  • ●TEL:0193-63-1700(魚元)

飛騨牛ロースまぶし 名古屋駅(愛知県)

ジェイアール名古屋タカシマヤ地下1階で販売

岐阜県の新名物「飛騨牛まぶし」を駅弁化。食べ方は、最初はそのまま、次は薬味を乗せ、最後はお茶漬け(だし汁は別売り)で。牛肉は注文後に焼き始め、何度も付け焼きすることでタレの味を浸透させます。仕上げに散らすクルミとゴマもいい仕事をしています。

  • ●価格:2310円
  • ●TEL:0572-68-3388(みわ屋

近江牛勝負刻 米原駅(滋賀県)

販売は10時から。売り切れ御免です

日本三大和牛の1つ、近江牛のステーキがメインです。肉質は軟らかく、口に含めば脂肪がトロリ。醤油、レモン、わさびを添えて味わうのも格別です。ご飯は近江米、漬物は米原市産赤かぶら、果物は滋賀県産。箸休めを入れたぐい呑みは、信楽学園の生徒さんの手作りです。

  • ●価格:3500円
  • ●TEL:0749-52-0006(井筒屋

かに幕の内 鳥取駅(鳥取県)

おかずを希望するファンの声から誕生

「元祖かに寿し」の幕の内版。カニは工場近くの漁港で揚がったものをすぐに茹で、手作業で一本ずつ殻をむいた後、独自の甘酢につけます。酢飯は寿司用に配合した鳥取県産米を丸釜で炊き、特製の酢を合わせます。おかずは牛のしぐれ煮、赤魚の竜田揚げなど。

バスケットランチ 豊岡駅(兵庫県)

前日までの完全予約制です

兵庫県豊岡市はコリヤナギを編み込んで籠やカバンを作る「杞柳(きりゅう)細工」が有名です。その1つで、豆バスケットとも呼ばれる蓋付きの籠を使った駅弁がこれ。中身は手作りのミックスサンドウィッチに、ジュース、デザート、サラダが付きます。

  • ●価格:3500円
  • ●TEL:0796-23-2233(たで川

※掲載されているデータは平成22年1月現在のものです。

次回は、「エビ駅弁」を紹介予定です。

内田晃 プロフィール
日本ジャーナリスト専門学校を卒業、22歳で自転車にテントと寝袋を積んで日本一周。
街歩き、四国遍路、駅弁、アウトドア(自転車、カヌー)など体験取材を得意とするフリーライター。

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