『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
駅(えき) のホームで 電車(でんしゃ) に 乗(の) るとき、 車体(しゃたい) の 側面(そくめん) に 赤(あか) いランプがついているね。このランプはなんだろう? これは 電車(でんしゃ) のドアの 状態(じょうたい) を 示(しめ) す 表示灯(ひょうじとう) で、「 車側表示灯(しゃそくひょうじとう)」と 呼(よ) ばれています。 電車(でんしゃ) のドアが 開(ひら) くと 赤(あか) く 点灯(てんとう) し、ドアが 完全(かんぜん) に 閉(し) まると 消(き) えます。 車掌(しゃしょう) さんや 駅員(えきいん) さんは、この 車側表示灯(しゃそくひょうじとう) を 見(み) てドアが 閉(し) まっているかどうか、 確認(かくにん) しているのです。 電車(でんしゃ) が1 両(りょう) だけなら 車掌(しゃしょう) さんの 位置(いち) から 確認(かくにん) できるけど、 長(なが) い 列車(れっしゃ) では10 両以上(りょういじょう) 連結(れんけつ) している。こんな 列車(れっしゃ) でも 簡単(かんたん) に、そして 確実(かくじつ) に 確認(かくにん) するための 工夫(くふう) なのです。 車掌(しゃしょう) さんによっては、 出発(しゅっぱつ) する 前(まえ) に 指() をさしながら「側灯滅(そくとうめつ)!」と 叫(さけ) んでいますが、これは 車側表示灯(しゃそくひょうじとう) が 消(き) えていることを 声(こえ) に 出(だ) しながら 確認(かくにん) しているのです。 なお、 鉄道会社(てつどうがいしゃ) や 車両(しゃりょう) によっては、 故障(こしょう) を 知(し) らせるなどドアの 開閉以外(かいへいいがい) でも「 車側表示灯(しゃそくひょうじとう) 」を 使(つか) っているものもあります。