『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
電車(でんしゃ) の 中(なか) にずらりと 並(なら) んでぶら 下(さ) がっている 丸(まる) や 三角(さんかく) の 輪(わ) っか。 体操(たいそう) の「 吊(つ) り 輪(わ) 」のように 見(み) えるけど、 電車(でんしゃ) のそれは「 吊(つ) り 手(て) 」というんだ。 これはぶら 下(さ) がって 遊(あそ) ぶためのものじゃないんだよ。 電車(でんしゃ) に 乗(の) っているとき、 電車(でんしゃ) が 揺(ゆ) れても 身体(からだ) が 倒(たお) れないように 支(ささ) える 大切(たいせつ) な 設備(せつび) なんだ。 手(て) でつかむところが 円形(えんけい) や 三角形(さんかくけい) になっているのは、 少(すこ) しでも 持(も) ちやすくするための 工夫(くふう) 。 吊(つ) り 部分(ぶぶん) の 長(なが) さや 取(と) り 付(つ) け 方(かた) も 使(つか) いやすいように 工夫(くふう) されているね。 昔(むかし) は 吊(つ) り 部分(ぶぶん) が 革(かわ) でできているため、「 吊(つ) り 革(かわ) 」と 呼(よ) んでいたこともあるんだよ。 なお、 新幹線(しんかんせん) や 特急(とっきゅう) では 座席(ざせき) に 座(すわ) って 乗(の) るのが 基本(きほん) 。そのため、これらの 電車(でんしゃ) には 吊(つ) り 手(て) は 備(そな) えてないんだ。