『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
これは 鉄道用(てつどうよう) の 信号機(しんごうき) です。 人(ひと) や 自動車(じどうしゃ) は 道路(どうろ) にある 信号機(しんごうき) の 表示(ひょうじ) によって 進(すす) んだり 止(と) まったりしますが、 電車(でんしゃ) も 信号機(しんごうき) の 表示(ひょうじ) で 運転(うんてん) されています。 今(いま) の 鉄道(てつどう) でよく 使(つか) われている 信号機(しんごうき) は、 緑(みどり) 、 赤(あか) 、 黄(き) の 色(いろ) の 光(ひかり) によって 表示(ひょうじ) する 色灯式信号機(しきとうしきしんごうき) です。 基本的(きほんてき) には「 進(すす) め」を 示(しめ) す 緑(みどり) 、「 止(と) まれ」を 示(しめ) す 赤(あか) の2 灯(とう) で 表現(ひょうげん) できますが、 運転本数(うんてんほんすう) の 多(おお) い 都市部(としぶ) の 鉄道(てつどう) ではさらに 細(こま) かな 指示(しじ) も 必要(ひつよう) になってきます。そのため、 緑(みどり) 、 赤(あか) 、 黄(き) の3つの 色(いろ) を 組(く) み 合(あ) わせた4 灯(とう) や5 灯(とう) 、さらには6 灯(とう) の 信号機(しんごうき) もあります。 道路(どうろ) の 信号(しんごう) が 黄色(きいろ) になったとき、「 歩行者(ほこうしゃ) は 横断(おうだん) を 始(はじ) めてはいけない」「 自動車(じどうしゃ) は 停止位置(ていしいち) から 先(さき) に 進(すす) んではいけない」と 決(き) まっています。 鉄道(てつどう) の 場合(ばあい) 、 注意(ちゅうい) しながらゆっくり 走(はし) るといったような 指示(しじ) になっているのです。 また、 同(おな) じ 色(いろ) の 光(ひかり) を 並(なら) べて 表示(ひょうじ) する 信号機(しんごうき) もあります。これは 灯列式信号機(とうれつしきしんごうき) と 呼(よ) び、2 灯(とう) ないしは3 灯(とう) の 光(ひかり) で 表現(ひょうげん) します。このほかにもいろいろな 方式(ほうしき) の 信号機(しんごうき) があります。 電車(でんしゃ) に 乗(の) るとき、どんな 信号機(しんごうき) があるのか、 調(しら) べてみましょう。
腕木式信号機(うでぎしきしんごうき) 。 昔(むかし) はこういった 形(かたち) の 信号機(しんごうき) も 使(つか) われていたよ。