『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
「ホームドア」は、 電車(でんしゃ) の 発着( はっちゃく) するプラットホームの 縁(ふち) に 柵(さく) を 付(つ) け、 電車(でんしゃ) の 出口位置(でぐちいち) につけたドアのことです。これによりプラットホームから 転落(てんらく) したり、 走行中(そうこうちゅう) の 電車(でんしゃ) に 接触(せっしょく) したりするような 事故(じこ) を 防(ふせ) ぐことができます。 運転士(うんてんし) の 乗(の) らない 自動運転(じどううんてん) の 新交通(しんこうつう) システムなどでは、 開業当初(かいぎょうとうしょ) からホームドアや 柵(さく) が 設(もう) けられていましたが、 一般(いっぱん) の 鉄道(てつどう) では 最近(さいきん) になって 整備(せいび) されるようになりました。10 年前(ねんまえ) は 全国(ぜんこく) でおよそ200 駅(えき) たらずでしたが、 今(いま) では564 駅(えき) (2013 年(ねん) 3 月末現在(がつまつげんざい) )もの 駅(えき) に 設置(せっち) され、さらに 多(おお) くの 駅(えき) で 工事(こうじ) や 計画(けいかく) が 進(すす) んでいます。 乗客(じょうきゃく) の 安全(あんぜん) を 守(まも) るために 効果(こうか) が 高(たか) いことから、 今(いま) では 法律(ほうりつ) によって 設置(せっち) が 義務付(ぎむづ) けられている 駅(えき) もあります。 ただし、 車両(しゃりょう) によって 出入(でい) り 口(ぐち) の 位置(いち) が 変(か) わったり、 編成(へんせい) の 長(なが) さの 違(ちが) う 列車(れっしゃ) が 走(はし) ったりするところもあります。そのため、 簡単(かんたん) には 設置(せっち) できない 駅(えき) もあり、 今後(こんご) もいろいろな 工夫(くふう) をしながら 研究(けんきゅう) を 進(すす) める 必要(ひつよう) があります。