『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
列車(れっしゃ) は、レールや 枕木(まくらぎ) などから 構成(こうせい) される「 線路(せんろ) 」の 上(うえ) を 走(はし) ります。 列車(れっしゃ) の 車輪(しゃりん) は、レールに 導(みちび) かれ、 直線(ちょくせん) やカーブでもレールがつながっている 方向(ほうこう) に 進(すす) んでいきます。このしくみにより、 多(おお) くの 車両(しゃりょう) を 連結(れんけつ) した 列車(れっしゃ) として 運転(うんてん) ができ、さらには 安定(あんてい) した 高速運転(こうそくうんてん) もできるようになっているのです。 列車(れっしゃ) は 一方向(いちほうこう) に 進(すす) むだけでなく、 途中(とちゅう) で 進路(しんろ) を 変(か) えなければならないときもあります。 自動車(じどうしゃ) はハンドルを 操作(そうさ) すれば 進行方向(しんこうほうこう) を 変(か) えることができますが、 列車(れっしゃ) はあらかじめ 線路(せんろ) に 分(わ) かれ 道(みち) をつくっておき、そこで 進行方向(しんこうほうこう) を 操作(そうさ) します。この 線路(せんろ) の 分(わ) かれ 道(みち) のことを「 分岐器(ぶんきき) 」と 呼(よ) びます。 分岐器(ぶんきき) にはレールの 動(うご) く 部分(ぶぶん) があり、これを 操作(そうさ) することで 列車(れっしゃ) の 進路(しんろ) が 決(き) まります。この 動(うご) く 部分(ぶぶん) のことを「ポイント」または「スイッチ」と 呼(よ) びます。このことから、 一般(いっぱん) には 分岐器(ぶんきき) のことをポイントとも 呼(よ) ぶようになりました。