『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。

 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
 東京駅を出発しておよそ2時間50分で田沢湖駅に到着。モダンで開放的な駅舎は、1997年、秋田新幹線開業にあわせて造られた
いで湯は乳頭温泉郷の中で最も古く、寛永15年(1638)。秋田藩主の佐竹氏が湯治に訪れたという。それからおよそ370年、歴代の「湯守」によって大切に営まれてきた
              
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身体の芯からあったまって、あぁ癒される。居合わせたおばちゃん達とおしゃべりしたりして、なんだか家族みたい!?
              「白湯」のほか「黒湯」「中の湯」「滝の湯」と異なる源泉があるので、湯めぐりをしたい 
              
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山の芋のとろろと、“畑のキャビア”ことトンブリがのった冷たい「山の芋そば」(830円)。喉を潤すなら、「日本秘湯を守る会」の宿でしか味わえないという「秘湯ビール」(610円)を
              
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田沢湖ではその昔、永遠の美しさと若さを手に入れようと、村娘が田沢湖の主となった「たつこ姫伝説」が今も伝わる。最近は「美しくなれるパワースポット」として女子の間で人気だとか
              
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水深423.4m、日本一深い湖の畔に立つ「たつこ像」。湖の水を枯れるほど飲んで龍になってしまったという彼女。目線の先には、縁結びのご利益で知られる「浮木(うきき)神社」が
              
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農家の穫れたて野菜、その野菜を使った手作り惣菜や郷土菓子、地元の人が作った工芸品まで揃う「むらっこ物産館」。トイレ休憩&ちょこっとお買い物。いぶりがっこの試食もできる
              
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茅葺き屋根がこぢんまりとして、かわいらしいお屋敷。幕末に建てられたと推定される「松本家」には、下級武士が住んでいたそう。映画『たそがれ清兵衛』の撮影場所でもある
              
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内町のメインストリートを歩いて「青柳家」へ。突如現れた真っ白な蔵には、米や武道具を保管していた。屋根から白壁の中央まで続く突っ張りは「ほおづえ」といい、雪の重さから蔵を守る役目をしていたそう
              
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歴史散策のあとは、お買い物タイム!! 「メイド・イン・秋田のシャンパン飲んでってー」とお父さん(高橋岩次郎さん)。笑顔につられ、お米のシャンパンをひと口。
              米どころ秋田の銘酒が揃う「地酒処 君ちゃん」。店内でお手製いぶりがっこも勧められ、ほっこりいい感じ 
              
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秋田県北秋田市認証の郷土菓子「バター餅」を参加者にプレゼント。バターの味とお餅のコラボが楽しめる名物の一品!
駅前でツアーは解散。角館駅には秋田新幹線、JR田沢湖線、秋田内陸縦貫鉄道が乗り入れている。
              駅舎は武家屋敷風の造りで町に溶け込む 

角館の桜まつり、大曲の花火、「泣ぐ子はいねが」と家々を巡るなまはげ……。四季折々に懐かしいニッポンの原風景で魅せる秋田。県内東部中央の仙北(せんぼく)市では、田沢湖、角館といった東北有数の観光スポットが点在し、手軽でお洒落な着地型観光プラン「あきたTABIYORI」ツアーに注目が集まっている。今秋新たに、現地スタッフ選りすぐりの“秋のみちのく小京都の散策と乳頭温泉郷 早回りツアー(日帰り)”が発売されるとの情報をキャッチ! 気になるそのツアーをいち早く体験してみることにした。
東京方面から秋田へは秋田新幹線が便利。JR東京駅を7時36分に出発する「こまち3号」に乗れば、10時25分、田沢湖駅に到着。駅前ロータリーでは、今日一日お世話になる専用マイクロバスと運転手さんが待ってくれていた。「いぐ来てけだんしなぁ(よくお越しくださいました)」。いきなりの秋田弁の洗礼に思わず笑みがこぼれ、勢いよくバスに乗り込む。いよいよ乳頭温泉郷&角館を廻る『秋のみちのく小京都の散策と乳頭温泉郷 早回りツアー』に出発だ!
 このツアーでは一日、専用マイクロバスで名所を廻ることができるから便利。駅から少し離れた温泉地から角館の町まで、効率よく観光でき、タイミングが合えば美しい紅葉も眺められる。
                 ツアー前半は、乳頭温泉郷「鶴の湯」へ。さすが、温泉ファンからこぞって愛される秘湯の宿。思わず、“この道、どこに続いているの?”と運転手さんに尋ねてしまうほど山奥へと進んで、無事到着。入口からは茅葺き屋根が見え、なんともいえない“秘湯”感があふれてる!!  
ドキドキしながら、敷地奥の混浴露天風呂へ。憧れの乳白色の湯に浸かると、“とってもイイ!! ”。色鮮やかに紅葉した野山、近くを流れる小川のせせらぎ、虫の声……。まるで何百年も前にタイムトリップしたかのような、野趣あふれる露天風呂。“ふぅ、ニッポン人に生まれてよかったぁ”。昼食は「鶴の湯別館 山の宿」で。地元名産「山の芋鍋」を注文し、滋味あふれる郷土料理にお腹も満足。
次にバスに乗って、田沢湖へ。瑠璃色した湖の畔に佇む「たつこ像」は美しくて神秘的。美容と不老長寿を願って記念撮影。その後「むらっこ物産館」に立ち寄って、いぶりがっこ試食&おみやげをちょこっと買い。
そして旅の後半、角館へ。武家屋敷通りで歴史ガイドさんと合流し、そぞろ歩き。松本家、岩橋家などの武家屋敷を見学。「およそ四百年も前の住まいですが、今でいうオートロックや外の冷気を室内に取り入れるしくみもある。よ~く考えて造られているんですよ」。地元のガイドさんの解説は分かりやすく、往時の武士の暮らしに興味津々。あっという間に案内が終われば、角館の町に愛着が湧いているから不思議。歴史散策の後は、お待ちかねのお買い物タイム。
気付けば夕方、旅の締めくくりにバスは「安藤醸造北浦本館」へ。味噌や麹を用いた食品が豊富な店内。昔も今も、秋田の食卓を支える醸造文化に触れる。地元産のお米と大豆で作られた『家伝つぶみそ』の味噌汁やいぶりがっこを試食し、本日のおみやげをゲット。
 今回、一日で田沢湖・角館をぐるりと廻ったツアー。紅葉に温泉、歴史、郷土料理と、秋田の宝物をたくさん見せてもらい、大満足だ。バスは解散場所のJR角館駅前に到着。「へばな~(またね)」と覚えたての挨拶で運転手さんにお別れし、今回の旅はおしまい。地元スタッフいち押しの「TABIYORI」ツアーは、気づくと秋田をほっこり好きになってしまう、そんな穴場旅だった。
                 そういえば帰り道でもこんなことが。新幹線の車窓を眺めていたら、田んぼの畦道を走る高校生が突然、こちらに大きく手を振ってくれた。“ありがとう秋田。また来るよ”。ぽかぽかした気持ちで、東京へ帰った。 





JR田沢湖駅前 【集合】
日時●2014年10月12日(日)・13日(月)・18日(土)・19日(日)・25日(土)・26日(日)、11月1日(土)~3日(月・祝)
                    10:30~17:00(約6時間半)
                    定員●各日10名(最少催行人員5名)
                    集合場所●10:30 JR田沢湖駅前
                    食事●なし(「鶴の湯」別館山の宿での昼食はお客様負担となります)
                    おみやげ付き(バター餅)
                    添乗員●同行しません(現地スタッフがコーディネートします)
                    料金●お1人様3,500円(大人・こども同額)
| ※1 | 行程に記載されている時間は目安であり、交通事情、天候等により催行中止もしくは変更になる場合もございます。 | 
| ※2 | JR田沢湖駅までの往路およびJR角館駅からの復路交通費はお客様負担になります。 | 
| ※3 | 料金に含まれるものは、ツアー行程中のバス代、武家屋敷ガイド料、日帰り温泉入浴料、そのほか諸経費です。 | 
| ※4 | 料金に含まれないものは、個人的な諸費用です。 | 

| 内陸線アート | |||
|---|---|---|---|
| 10月5日 | 11:00~ 14:00 | 親子で “落ち葉” アート教室 | 場所:旧上桧木内(かみひのきない) 小学校 | 
| 10月26日 | 10:00~ 12:30 | 鉄道と 渓流のアート | 場所:秋田内陸線 羽後長戸呂(うごながとろ)駅~八津駅 | 
| アートdeまちあるき | |||
|---|---|---|---|
| 10月26日 | 9:00~ 10:30 | かくのだてまちなかミュージアム オープニングパレード | 場所:角館町 中心市街地 | 
| 11月1日 | 18:00~ 20:00 | かくのだてまちなかミュージアム 「蔵の音楽使」 | 場所: なかの太田家の蔵 | 
| 11月2日 | 18:00~ 20:00 | かくのだてまちなかミュージアム 「蔵の中の音楽会」 | 場所: なかの太田家の蔵 |