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“本物”の旬の食材で大洗の夏を感じる──1泊2日で楽しむ 常陸鍋の旅
「常陸鍋」シリーズ(1)ホッキ貝「常陸鍋」シリーズ(1)ホッキ貝「常陸鍋」シリーズ(2)春「鯛の梅つみれ鍋」「常陸鍋」シリーズ(3)秋「しらすの白波鍋」「常陸鍋」シリーズ(4)冬「あんこう鍋」「常陸鍋」と楽しみたい大洗散策!大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)「常陸鍋」と楽しみたい大洗散策!大洗磯前神社
「常陸鍋」と楽しみたい大洗散策!大洗リゾートアウトレット
「常陸鍋」と楽しみたい大洗散策!海賊遊覧船パイレーツ
「常陸鍋」と楽しみたい大洗散策!めんたいパーク
「常陸鍋」と楽しみたい大洗散策!めんたいパーク
01/11

「常陸鍋」シリーズ(1)
ホッキ貝

今回、紹介するのは、火を通すと先端が赤く変わるホッキ貝のしゃぶしゃぶ。生でも食べられる新鮮さ。

02/11

「常陸鍋」シリーズ(1)
ホッキ貝

殻付きのホッキ貝は手のひらサイズの大きさ。

03/11

「常陸鍋」シリーズ(2)
春「鯛の梅つみれ鍋」

鯛を梅肉入りのつみれにして旨味を凝縮。地場産の春野菜との相性も抜群!

04/11

「常陸鍋」シリーズ(3)
秋「しらすの白波鍋」

越冬のために脂分が多くなり美味しくなるシラスは「秋シラス」とも呼ばれ、春のシラスとまた違った味わいを堪能できる。

05/11

「常陸鍋」シリーズ(4)
冬「あんこう鍋」

常磐沖のアンコウは市場での評価も高く「西のフグ鍋、東のアンコウ鍋」と称されるほど。醤油ベース、味噌ベースの味を楽しもう。

06/11

「常陸鍋」と楽しみたい
大洗散策!
大洗磯前神社
(おおあらいいそさきじんじゃ)

神磯鳥居の神秘的な光景は早朝しか見られない。

07/11

「常陸鍋」と楽しみたい
大洗散策!
大洗磯前神社

境内にはアニメ『ガールズ&パンツァー』ファンが書いた絵馬がたくさん。

08/11

「常陸鍋」と楽しみたい
大洗散策!
大洗リゾートアウトレット

ビーチで遊んだ後に寄れる好立地。バンジートランポリンなどのアクティビティも充実。

09/11

「常陸鍋」と楽しみたい
大洗散策!
海賊遊覧船パイレーツ

青空を飛ぶカモメ達と仲良く冒険の旅へ。後方に写るのは北海道行きの長距離フェリー。

10/11

「常陸鍋」と楽しみたい
大洗散策!
めんたいパーク

普通自動車120台も収容できる広々とした駐車場。

10/11

「常陸鍋」と楽しみたい
大洗散策!
めんたいパーク

かねふくの商品が所狭しと並ぶ売店スペース。

大洗の新たな名物、「常陸鍋」をいただきま~す!「常陸鍋」と楽しみたい大洗散策ガイド

「常陸鍋」シリーズの「ほっき貝と地魚のしゃぶしゃぶ」は、6月1日?8月31日に登場


火を通すと先端が赤く変わるホッキ貝。生でも食べられるほどの新鮮さ

殻付きのホッキ貝は手のひらサイズの大きさ
四季折々の食材の“旨さ”を凝縮した大洗の「常陸鍋」シリーズ
冬から春にかけて旬を迎える鯛。特に桜の季節、産卵を前にした鯛は「桜鯛」と呼ばれ、1年で一番美味しいとされている。そんな鯛を梅肉入りのつみれにして旨味を凝縮。地場産の春野菜との相性も抜群!
夏が過ぎ、水温が下がってくると、越冬のために脂分が多くなり美味しくなるシラスは「秋シラス」とも呼ばれ、春のシラスとまた違った味わいを堪能できる。
プランクトンが豊富な常磐沖のアンコウは市場での評価も高く「西のフグ鍋、東のアンコウ鍋」と称されるほど。大洗では、醤油ベース、味噌ベースと各施設独自の味を楽しむことができる。
茨城県を盛り上げたい・・・そんな大きな想いが詰まった大洗鍋

 そもそも大洗の名物なのに、なぜ常陸(茨城県)という冠のついた鍋なのだろう? ご存知の通り、東日本大震災以後、茨城県の食材は風評被害にあい、大洗も一時期は、観光客の数が非常に少なくなったそうだ。そんな状況を打破しようと開発されたのが、「常陸鍋」だという。大洗だけではなく、茨城県全域に目を向ければ、いろいろな食材がある。各地域の食材と大洗の食材を合わせて鍋を作り、コラボレーションしていけば茨城県全体を活性化できるのではないか? また「常陸鍋」を各地域の特色を生かした食材で独自に開発すれば、茨城県の名物になるのではないか? 自分たちの町だけではなく、茨城県を盛り上げたい……そんな大きな想いが詰まっているのだ。

大洗の旅館に泊まり、さっそく「常陸鍋」をいただこう!

 今回、紹介するのは、「常陸鍋」シリーズの「ほっき貝と地魚のしゃぶしゃぶ」。開発メンバーである「大勘(だいかん)荘」の小野瀬和佑さんに作っていただいた。
「う~ん、いい匂い!」
 宿に入ると、カツオ節と昆布でとられた特製だしの香りに思わず、そんな言葉が漏れてしまう。そして、ご主人が運んできた貝を見て驚いた。普段、刺身などで見ているホッキ貝はピンク色のイメージだが、目の前に運ばれてきたものは、全体的にピカピカとした肌色でイメージと全く違う。お話を聞くと、ホッキ貝は火を通すと赤みが差すそうで、獲ったばかりのものは、このような色をしているという。
「ホッキ貝と言えば北海道が有名ですが、茨城の海でもよく獲れます。皆さんも色の違いに驚かれますが、朝、近くの漁港から仕入れているので、この状態で出せるのです。新鮮で、生でも食べられますよ」

「大洗でしか食べられない味を楽しんで欲しい」「常陸鍋」開発メンバー大勘荘 小野瀬和佑さん
郷土料理の研究から始まり、現在の「常陸鍋」に行きつくまで試行錯誤した。
「常陸鍋」を出す旅館の詳細は大洗観光協会ホームページ参照。
「今まで食べてきたホッキ貝は何だったの!?」甘みと旨味が口の中に広がる

 早速、プリプリとした貝を軽くしゃぶしゃぶ。ほんのり赤みが差したら食べ頃だ。湯気香る貝をポン酢につけて頂くと……。
「今まで食べてきたホッキ貝は何だったの!?」
 本当にそう思えるほど、甘みと旨味が口の中に広がる。食感もコリコリと心地よく、お酒を飲みたくなってしまう……。
「色が変わっていく様子も楽しんでほしいです。これが本当のホッキ貝なんだということをお客様に知っていただきたい」
 とご主人。確かに、鮮やかなピンク色に変わっていく様は目にも美味しい。また同じく朝、仕入れたという地魚(アイナメ)も、非常に美味!火を通すことで身がキュッと引き締まり、旨味が凝縮される印象だ。

泊まって食べる「常陸鍋」。宿ごとのこだわりの鍋を味わい、大洗観光へ

 現在、「ほっき貝と地魚のしゃぶしゃぶ」を味わえる宿泊施設は大洗で14カ所あるが、扱う食材は料理人がそれぞれ個別に仕入れに行くそうだ。シーズンごとに鍋のテーマは決まっているが、材料の調達から調理法、だしの種類まで、独自の経験と目利きを生かして作られるため、同じ味のものはひとつもない。あえて統一せずに競い合いながら、施設ごとに特色のある鍋を提供していく。これが「常陸鍋」の面白さなのだ!

 宿泊者限定の「常陸鍋」。宿ごとのこだわりを聞きながら鍋を食べ、翌日にはゆっくりと大洗観光。そんな週末の過ごし方はいかがだろう?

※地魚は時期によって異なります。

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