『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
話題の「黄ニラばら寿司」(写真上)や岡山の旬のフルーツを使ったパフェ(写真右下)が大人気。県の町並み保存地区の指定を受ける足守は太閤秀吉にゆかりのある陣屋町。蘭学者、緒方洪庵の生誕地であり、白壁の長屋門と土堀に囲まれた威厳ある武家屋敷など、風雅な家並みと生活様式に触れることができる。雛めぐり(写真左下)の期間は、軒先で目にする雛人形が彩りを添えて華やかだ。
和牛の産地で、良質のホルモンが手に入った津山では、昔から大人たちが酒のつまみにホルモン入りの焼きうどんを食べていた。昨今のB級グルメブームで一躍有名になった「津山ホルモンうどん」(写真上)、ぜひとも本場で賞味してみたい。さくらまつりが開催される津山城散策(写真右下)や、津山市と智頭(ちづ)町をつなぐディーゼル1両の貴重なローカル線・因美線(写真左下)の乗車もおすすめ。
龍馬ゆかりの地として盛り上がる福山市・鞆(とも)の浦。海援隊が操船する「いろは丸」が紀州藩の船と衝突・沈没し、交渉を始めた舞台である鞆の浦に「平成いろは丸」(写真上)が市営渡船として現代に蘇った。仙酔島に渡って「龍馬といろは丸展」を見学したあとはボランティアガイド・龍馬めぐりコースがおすすめ。土・日曜・祝日には、無料ツアーあり。「観光鯛網」(写真下)や鞆の浦温泉など併せて楽しむとよい。
江戸後期から紅色顔料ベンガラの生産で栄えた吹屋(写真上)は、現在も街道沿いにベンガラ格子に赤銅色の石州瓦、平入・妻入の町家が残り、山並みの緑に映えて美しい。また、備中松山城(写真左下)は国の重要文化財に指定されており、標高430mの臥牛山頂上に建つ天守は、現存天守を持つ山城としては日本で一番高いところにある。高梁市を代表する和菓子ゆべし(写真右下)も、市内の老舗で手に入れよう。
※掲載されているデータは平成22年3月現在のものです。