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タカラ焼酎ハイボール片手に屋形船を楽しむ

夏の風物詩、屋形船。昼間の暑さから放たれて、穏やかな夜風の吹くなか、気のおけない仲間と飲む酒の旨さといったら……! 窓の向こうを行き過ぎるのは、ビル街のネオンの海、ならぬ、水上にドラマチックに光りそびえる工場群。今宵は、「タカラ焼酎ハイボール」片手に、海の上から“工場萌え”。

 ブームから今や定着した工場夜景観賞。京浜工業地帯の一角をなす川崎は、工場夜景の名所として名高い。それを屋形船に乗って水上から観賞、というオツな趣向が大人気というこのツアー。前々からねらっていたのを仲間も誘い、申し込めたのはラッキーだった。

 工場地帯に不思議なほど溶け込んだ船着場で乗船、靴を脱いで座敷に上がったそばから、早速「タカラ焼酎ハイボール」のプルトップを押し上げる。お酒好きには、この辛口さっぱりは受けがいい。かつ、アルコール分7%の飲みごたえで、仕入れたどのつまみとも実に合うんだなあ。
 船は、縦横する運河を進み、行き止まりの運河も往復して案内していく。川崎の主な工業は鉄鋼・石油化学など。こっちは畳の上で足を伸ばして宴会している向こうで、巨大ぬりかべ的な重量級タンク、おびただしいパイプを従えたプラントなどが次から次へと現れる。実物を間近に眺めるだけでも面白いが、同行のガイドさんがいい。
「今はJFEスチールとなった日本鋼管は、かつて川崎市の税金の1割を占めていました」「東扇島東公園は、首都圏の災害時に救援物資受け入れの基地になります」。「へえー」「ほー」と、解説のたびに船から感心の声。鉄の塊を取り巻く光のイルミネーションが、なんとも頼もしい姿に見えてきた。
 眺める工場夜景の中には、たった今この時も働いている人たちがいる。そういえば、そもそも焼酎ハイボールは、昔から下町の大衆酒場で愛されてきた歴史あるお酒なんだよ、なんて「タカラ焼酎ハイボール」を傾けつつ、ほろ酔い気分で仲間に薀蓄(うんちく)も披露。

 横浜ベイブリッジ付近まで進んで折り返し、再び屋形船は川崎へ戻ってきた。あっという間のようで、じっくり堪能した2時間の小さな旅。
 名残惜しく船着場を振り返りつつ、「タカラ焼酎ハイボール買って飲みなおしだー!」と盛り上がる。船から陸へと河岸を替え、宴会の夜は続く。

写真

  1. 出港まもない黄昏どきの“ブルーモーメント”は、工場の姿を最も美しく見せるひととき
  2. こちらのクルーズでは飲食物が持ち込み可能。集合場所のJR川崎駅周辺には、『BE』『アゼリア』『ラゾーナ』などのショッピング街が多く、つまみの調達には苦労なし。地元名物のせんべいやカツサンド、川崎といえばコリアンタウンということで韓国フードもぜひ
  3. 日が落ちて夜が深まるにつれ、船の軒先の提灯や船内を消灯する。工場夜景をより鮮やかに観賞するためだ
  4. 停泊中の大型船舶と邂逅。城の如き存在感
  5. 「職場の仲間です!」と盛り上がっていたグループ。土曜催行のツアーに来るなんて、いい職場だなあ。「タカラ焼酎ハイボール」は串モノとも相性抜群です!

もっと教えてガイドさん! ~川崎工場夜景のすばらしきトリビア~

“ジョーズ”が浮かんだことも
2005年10月、この屋形船の船着場にほど近い千鳥運河で、体長4.8mのホオジロザメの遺骸が発見されました。東扇島の川崎マリエンで、そのはく製が展示されています。

“K”は川崎、“○”は…
点灯している文字は信号。 “K”と“O”が同時に点いているときは、『川崎から出航してよし』の合図。隣の鶴見だと“T”の表示。 “X”は指示された船舶以外入出航禁止、の意味です。

火柱は石油精製時のガス
火柱を吹く排気塔は、浮島町に2つ、千鳥町に1つの合計3基。原油から石油製品をつくるときに出るガスで引火しますが、このとき不純物を極力燃やしてから排出されます。

楽しくってためになる! 一歩進んだ“産業観光”『川崎工場夜景 屋形船クルーズ』

釣り船・屋形船を営む「長八海運」が主催する、乗り合いの屋形船ツアー。飲食物は自由に持ち込みできる(ゴミは各自持ち帰り)。川崎の海に造詣の深いガイドさんによる解説付き。

催行日
毎月第2・第4土曜日(雨天決行)
平成22年7月分は募集終了、8月は14日(土)・28日(土)運行
募集人数
各日45名(最少催行人員20名、小学生以上)
※1名様から申し込み可
※小学生は保護者同伴が条件
※団体は別途相談
行程(約3時間 集合時間は季節により変動があります)
18時30分 JR川崎駅東口「川崎日航ホテル」前に集合。送迎バスに乗車
19時頃 船着場(川崎区塩浜)にて屋形船に乗船・出発、約2時間のクルーズ
21時頃 船着場(同)に帰船、送迎バスでJR川崎駅へ、解散
代金
大人4000円 小学生3000円
申し込み方法
翌月分の予約を毎月1日(1日が土・日曜の場合は翌月曜)の9時から、
電話にて先着順で受付(定員になり次第、締切)
申し込み先
川崎市観光協会連合会 TEL.044-544-8229(平日9~17時[12~13時除く])

京浜工業地帯を走るJR鶴見線と工場の見学ツアーなど、川崎市が力を入れている産業観光では今後もユニークなツアーを企画中!「スタディ・ツーリズムの勧め 川崎市の産業観光の魅力」

タカラ焼酎ハイボールとは?

世間は今、空前の「ハイボールブーム」。そんな中、酒好きの支持を静かに集めている「焼酎ハイボール」って、実際どんな飲み物なのだ?

「ドライ」は、下町で生まれた基本形の焼酎ハイボールを大切にした飽きの来ない味

『チューハイの元祖!』おなじみのチューハイとは、そもそも「焼酎ハイボール」の略。「ハイボール」は“ウィスキー・ジンなどをソーダ水などで薄めた飲料”(広辞苑より)。焼酎をソーダで割った応用版が「焼酎ハイボール」というわけだ。

『下町の大衆酒場で生まれた歴史の味!』「焼酎ハイボール」の誕生は昭和20年代後半。東京墨田区・葛飾区などの大衆酒場で、焼酎を飲みやすいよう店主らが工夫した飲み方だ。焼酎+炭酸+店独自のエキスのレシピが今も受け継がれており、「タカラ焼酎ハイボール」ではその味を追求。

『スッキリ、ドライな飲み口でどんな食事とも合う!』アルコール分7%の飲みごたえと辛口の味わいで、さまざまな食事にマッチする食中酒。もちろん甘味料ゼロ、糖質80%オフ。

「レモン」は、焼酎や炭酸との相性が最もいい柑橘類として、タカラが昔から大切にするフレーバーのひとつ。「グレープフルーツ」は、ほのかな苦み&甘みがスッキリした中にも印象的。根強いファン多し。焼酎ハイボールにはやっぱり柑橘類が合う! 風味豊かな「ライム」、清涼感が心地いい「シークァーサー」。

『タカラ焼酎ハイボール』飲みたくなったらClick!

タカラ酒造

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