『トレたび』は、交通新聞社が企画・制作・運営する鉄道・旅行情報満載のウェブマガジンです。
大きな窓に広がる磐梯山と弥六沼を眺めながら、ホッと一息つけるティーラウンジ。
季節限定のスイーツやアルコールも楽しめる
宿泊者専用のライブラリーラウンジには、裏磐梯の自然やアート、建築、天体を中心とした約1,000冊の書籍が並ぶ。
読書やバードウォッチングをしながら優雅なティータイムを
開放感たっぷりの展望露天風呂。
63.4度の源泉に磐梯山の伏流水を加水したナトリウム・カルシウム-塩化物温泉で、四季折々に変化する景色を独り占めできる絶景露天風呂
ホテルの裏庭にある「弥六沼」の周囲には、ウッドチップを敷き詰めた遊歩道が。
木漏れ日を浴びながら散策すれば、気分もリフレッシュ
地元の有機野菜や東北・福島ブランドの食材を使った夕食の西洋料理。老舗ホテルでしか味わえない絶品の裏磐梯フレンチを。
写真は、特選黒毛和牛「福島牛」アントルコートのポワレ
日本料理マイスターの称号を持つ料理長が丹精こめて作る夕食の日本料理。旬の食材をふんだんに使った和食の神髄を味わえる。
写真は、香旬のお造り一式など
重厚感のある円形カウンターが贅沢な雰囲気の「BAR弥六」。
夕食後のひととき、美酒を手に大切な人とエグゼクティブなひとときを
清々しい高原の朝は、地元産のフレッシュな旬野菜から。アメリカンブレックファストと季節の和朝食膳からお好みでチョイスできる。
眼前に広がる高原の美景もメニューのひとつ
長い冬を抜けて雪解けが待ち遠しい早春の桧原湖(ひばらこ)。
純白の可憐な水芭蕉の花が咲き始める湖畔の散歩は早朝がおすすめ
裏磐梯高原とは異なる独自の植生の雄国沼(おぐにぬま)で木道をトレッキング。
レンゲツツジやニッコウキスゲの大群落が見事
磐梯山の噴火でできた湖沼群「五色沼」。
黄金やあかね色に染まる木々と、様々な色合いで輝く沼との色彩のコントラストは、秋限定の息を呑む美しさ
貴重な地質が残る自然公園として、「日本ジオパーク」に認定された磐梯山。裏磐梯高原ホテルは、この雄大な自然を抱えた磐梯高原最大の湖、桧原湖(ひばらこ)のほど近くに建つ。昭和33年(1956)の創業以来、皇室の方々もご宿泊された高級リゾートホテルだ。
「上質な滞在時間・空間」をモットーとして半世紀以上、本物志向のゲストたちにリゾートライフを演出し続けてきたこのホテルが、2014年4月25日に新たに生まれ変わった。今回のリニューアルの中心となったのがエントランス側の客室。夫婦、恋人、家族、仲間たち……どんなシーンにも対応する多彩な6種類の部屋からチョイスできる。一歩足を踏み入れたとたん、どの部屋でもせわしない日常から心が解き放たれ、高原を吹き抜ける風と四季折々に移ろう景色にゆったりと身をゆだねることができる。
チェックイン後は、新たに整備された緑豊かなプライベート空間の中庭を散策したり、ホテルの裏庭にある「弥六沼」の遊歩道を歩いたり。エメラルドグリーンやコバルトブルーに輝く神秘的な「五色沼」も近くにある。心地よい小鳥のさえずりに耳を傾け、高原の可憐な花の香りを楽しんでいるうちに、少しずつ夜の帳が下りてくる。
63.4度の源泉に磐梯山の伏流水を加水した源泉(加水)かけ流しの展望露天風呂「四季の湯」。温泉にゆったりと浸かり、身も心もすっかり“リゾートモード”になったら、ちょっとおしゃれをして夕食をいただく。地元の食材をたっぷりと使い、シェフや料理長が腕を奮ったオリジナル料理に舌鼓をうち、厳選されたワインや古くから銘酒の産地として知られる福島の日本酒に酔いしれる。
夕食後は、ゲストだけが使える「ライブラリーラウンジ」でコーヒーを飲みながら読書。天体望遠鏡も貸し出してくれるので、晴れた夜には星空観察もいい。「BAR弥六」で大切な人と今日の思い出を語り合い、もう少しだけ飲んでから柔らかなベッドに包まれる。リゾートならではの夢のような極上時間にいつしかまどろんで……。
翌朝は、いつもの朝ごはんとは、ひと味もふた味も違う高原の朝食。裏磐梯の絶景を眺めながら1日の活力を補い、再訪を誓って極上リゾートに別れを告げる。ホテルで教えてもらった周辺の観光スポットは、猪苗代、会津若松、喜多方……。さて、今日はどこに出かけようか。